「フェイスリフトに興味があるけれど、自分の年齢で受けても大丈夫なのか」「何歳から受けるのがベストなのか」と悩んでいませんか?
フェイスリフトと聞くと、50代以降の方が受ける施術というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし実際には、20代や30代の方が予防的に受けたり、40代の方が本格的なエイジングケアとして選択したりと、年齢によって目的や効果は大きく異なります。
大切なのは、自分の肌状態や悩みに合わせた適切なタイミングで施術を受けることです。早すぎても遅すぎても、期待する効果が得られない可能性があります。
そこで本記事では、フェイスリフトに適した年齢について、年代別の効果と注意点を詳しく解説します。自分に合った施術のタイミングを見極めるためのセルフチェック項目や、年齢によって異なる施術の選び方、リスクやダウンタイムについても正確な情報をお届けします。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
フェイスリフトとは?基本的な仕組みを理解する

フェイスリフトとは、顔のたるみやしわを改善するために、皮膚や皮下組織(皮膚の下にある組織)を引き上げる美容外科手術です。加齢とともに下垂してしまった顔の組織を、物理的に持ち上げて固定することで、若々しい印象に近づけることが期待されます。
施術には大きく分けて「切開法」と「糸によるリフトアップ」の2種類があります。切開法は、耳の周辺などから皮膚を切開し、SMAS筋膜(顔の土台となる筋膜層)ごと引き上げる方法です。一方、糸リフトは特殊な医療用の糸を皮下に挿入して組織を引き上げる方法で、切開が不要なため体への負担が少ない特徴があります。
どちらの方法を選ぶかは、年齢や肌の状態、たるみの程度によって異なります。一般的に、若い世代や軽度のたるみには糸リフトが適しており、より進行したたるみには切開法が効果的とされています。
フェイスリフトで改善が期待できる悩み
フェイスリフトによって改善が期待できる主な悩みには、以下のようなものがあります。
- 頬のたるみによる顔の輪郭のぼやけ
- ほうれい線やマリオネットライン(口角から顎に伸びるしわ)の深まり
- フェイスラインのもたつき
- 首のたるみやしわ
- 目の下や目尻のたるみ
これらの悩みは、加齢に伴う皮膚の弾力低下や、顔を支えるリガメント(皮膚を支える靭帯)の緩みが原因で生じます。フェイスリフトは、これらの根本的な原因にアプローチする施術といえます。
フェイスリフトに適した年齢とは?

フェイスリフトには、法的に定められた年齢制限は特にありません。日本の成年年齢は18歳です。未成年の方(18歳未満)が施術を受ける場合は、保護者の同意が必要です。また、施術の適応については、医師が年齢だけでなく健康状態や肌の状態を総合的に判断します。
医学的な観点から見ると、フェイスリフトの効果が期待しやすいのは40代から60代といわれています。この年代は、たるみが本格的に進行する一方で、皮膚の回復力もまだ十分に残っているため、施術による改善効果と持続性のバランスが良好です。
しかし、20代や30代の若い世代でも、予防的な目的や軽度のたるみ改善のために施術を受けるケースが増えています。早期からケアを行うことで、将来的なたるみの進行を緩やかにできる可能性があります(個人差があります)。
年齢よりも重要なのは「肌の状態」
実は、年齢の数字よりも重要なのは、現在の肌の状態です。同じ40代でも、生活習慣や紫外線対策の有無、遺伝的な要因によって、肌の老化度合いは大きく異なります。
したがって、フェイスリフトを検討する際には、単純に「何歳だから」という判断ではなく、以下のような点を考慮することが大切です。
判断基準 | 確認ポイント |
---|---|
たるみの程度 | 鏡を見たときに気になる部位はどこか |
悩みの深刻度 | 日常生活で顔のたるみが気になる頻度 |
期待する効果 | 予防目的か、既存のたるみ改善か |
施術への理解度 | リスクやダウンタイムを受け入れられるか |
健康状態 | 手術に耐えられる体調か |
これらの要素を総合的に判断し、専門医とのカウンセリングを通じて、自分に適した施術時期を見極めることが重要です。
施術を受けるべきタイミングのセルフチェック

「自分は今、フェイスリフトを受けるべきなのか」と迷っている方のために、セルフチェック項目をご用意しました。以下の項目に当てはまる数が多いほど、施術を検討する価値があるといえます。
たるみの兆候チェックリスト
- 朝と夕方で顔の印象が明らかに変わる
- 頬の位置が以前より下がったと感じる
- ほうれい線が深くなり、メイクで隠しきれない
- フェイスラインがぼやけてきた
- 写真を撮ったときに、実年齢より老けて見える
- 横顔の印象が気になるようになった
- 首のしわやたるみが目立ってきた
- 目の下のたるみやくぼみが気になる
生活面での影響チェックリスト
- 顔のたるみが気になって、人前に出るのが億劫になった
- 写真を撮られることを避けるようになった
- 化粧品やマッサージでは改善を実感できなくなった
- 鏡を見たときに加齢による変化が気になる
- 周囲から疲れて見えると言われることが増えた
これらのチェック項目の多くに該当する場合、専門医に相談してみることをおすすめします。ただし、施術を急ぐ必要はありません。十分な情報収集と、医師との丁寧なカウンセリングを経て、納得した上で決断することが大切です。
年代別のフェイスリフト:効果と注意点

ここからは、年代別にフェイスリフトの効果や特徴、注意すべきポイントを詳しく解説します。自分の年代に該当する部分を参考に、施術のイメージを具体的に持っていただければと思います。
20代〜30代:予防的ケアと軽度のたるみ改善
20代や30代でフェイスリフトを受ける方は、主に予防目的や、遺伝的な要因による軽度のたるみ改善を目指すケースが多いです。この年代の肌は、まだ弾力性や回復力が高いため、糸リフトなど体への負担が少ない方法が適しています。
この年代で期待できる効果
若い世代でのフェイスリフトには、以下のようなメリットがあります。
- 軽度のたるみやフェイスラインのぼやけの改善
- 小顔効果
- 肌のハリや弾力の向上(糸によるコラーゲン産生を促す作用があると報告されています。個人差があります)
- 将来的なたるみ進行の予防の可能性(個人差があります)
糸リフトの場合、皮下に挿入された医療用の糸が刺激となり、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されることが報告されています。これにより、引き上げ効果だけでなく、肌質の改善も期待できる場合があります。
注意すべきポイント
20代〜30代でフェイスリフトを受ける際には、以下の点に注意が必要です。
まず、本当に施術が必要かどうかを慎重に判断することです。この年代のたるみの多くは、生活習慣の改善やスキンケアで対処できる場合もあります。医師とのカウンセリングで、他の方法との比較検討を十分に行いましょう。
また、若い肌は回復力が高い反面、過度な施術を繰り返すと将来的に肌への負担が蓄積する可能性があります。必要最小限の施術にとどめることが重要です。
さらに、効果の持続期間にも注意が必要です。糸リフトの効果持続期間は、一般的に1年から2年程度とされていますが、個人の生活習慣や皮膚の状態により異なります。定期的なメンテナンスが必要になることを理解しておきましょう。
40代:施術効果が期待しやすい年代
40代は、フェイスリフトの効果が実感しやすい年代といわれています。たるみが本格的に進行し始める一方で、皮膚の回復力もまだ十分に残っているため、施術による改善効果と持続性のバランスが優れています。
この年代で期待できる効果
40代のフェイスリフトでは、以下のような効果が期待できます。
- ほうれい線やマリオネットラインの改善
- 頬のたるみによる輪郭のぼやけの解消
- フェイスラインのシャープ化
- 首のしわやたるみの改善
- 見た目の印象が若々しくなることが期待できます(効果には個人差があります)
40代は、切開法でも糸リフトでも、どちらも選択肢となります。たるみの程度や希望する効果の大きさ、ダウンタイムの許容範囲などによって、適した方法を選ぶことが可能です。
施術方法の選択基準
たるみの程度 | 推奨される施術方法 | 特徴 |
---|---|---|
軽度〜中程度 | 糸リフト | ダウンタイムが短い、傷跡が目立たない |
中程度〜重度 | 切開法(ミニリフト) | 効果が期待でき持続期間が長い傾向 |
重度 | 切開法(フルフェイスリフト) | より高い効果が期待できる |
※効果や持続期間には個人差があります。
注意すべきポイント
40代でフェイスリフトを受ける際は、仕事や家庭の都合でダウンタイムの確保が難しい場合があります。切開法の場合、腫れや内出血が落ち着くまでに1週間から2週間程度かかることが一般的です。施術のタイミングは、長期休暇などを利用して計画的に設定することをおすすめします。
また、この年代から他の美容医療(ヒアルロン酸注入やボトックス注射など)を併用している方も多いでしょう。施術前のカウンセリングで、これまでに受けた施術の内容を正確に医師に伝えることが重要です。
50代以上:進行したたるみへの効果が期待できる年代
50代以上の方は、進行したたるみやしわに対して、フェイスリフトによる改善効果が期待できます。一方で、皮膚の回復力は若い世代と比べて低下しているため、術後のケアや経過観察がより重要になります。
この年代で期待できる効果
50代以上のフェイスリフトでは、以下のような効果が期待できます。
- 深いほうれい線やマリオネットラインの改善
- 顔全体のたるみの総合的な解消
- 首のたるみやしわの改善
- 見た目の印象の改善が期待できます(効果の程度には個人差があります)
- 顔の印象の根本的な改善
この年代では、たるみの程度が進行しているため、切開法(特にフルフェイスリフト)が選択されることが多くなります。SMAS筋膜からしっかりと引き上げる手術により、比較的長期間持続する効果が期待できます。
注意すべきポイント
50代以上の方がフェイスリフトを受ける際には、以下の点に特に注意が必要です。
まず、持病や服用中の薬がある場合は、必ず医師に申告してください。高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある場合、術前の体調管理や術後の経過に影響する可能性があります。
また、皮膚の回復力が若い世代より低下しているため、ダウンタイムが長引く可能性があります。腫れや内出血が完全に引くまでに、3週間から1ヶ月程度かかる場合もあることを理解しておきましょう。
さらに、手術への過度な期待は禁物です。フェイスリフトは若返りを助ける施術ですが、時間を巻き戻すものではありません。医師との丁寧なカウンセリングを通じて、現実的な仕上がりのイメージを共有することが大切です。
フェイスリフトの種類と年齢による選び方

フェイスリフトには、切開の範囲や引き上げる部位によって、いくつかの種類があります。年齢や肌の状態に応じて、適した方法を選ぶことが重要です。
糸リフト:20代〜40代前半に人気
糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮下に挿入して、たるんだ組織を引き上げる方法です。メスを使わないため、切開法と比べて体への負担が少なく、ダウンタイムも短いことが特徴です。
糸リフトが適している方
- 20代〜40代前半の方
- 軽度から中程度のたるみがある方
- ダウンタイムを最小限に抑えたい方
- まずは手軽に試してみたい方
糸リフトの効果持続期間は、一般的に1年から2年程度とされていますが、個人の生活習慣や皮膚の状態により異なります。定期的に施術を受けることで、効果を維持することが可能です。
当院では、腫れを抑える工夫を行った糸リフトを提供しており、施術翌日から日常生活に支障なく過ごせる方が多いです(個人差があります)。
※使用する医療機器の詳細(承認状況含む)については、カウンセリング時に医師が説明いたします。
ミニリフト:40代〜50代前半に適応
ミニリフトは、耳の周辺の限られた範囲を小さく切開し、頬やこめかみの部分的なたるみを引き上げる方法です。フルフェイスリフトと比べて侵襲(体への負担)が少なく、回復も早いことが利点です。
ミニリフトが適している方
- 40代〜50代前半の方
- 頬やこめかみのたるみが主な悩みの方
- ダウンタイムをある程度抑えたい方
- 切開法の効果を求めるが、大がかりな手術は避けたい方
ミニリフトの効果持続期間は、一般的に5年から8年程度とされていますが、個人の生活習慣や皮膚の状態により異なります。
フルフェイスリフト:50代以上や重度のたるみに最適
フルフェイスリフトは、顔全体のたるみを総合的に改善する方法です。耳の周辺から切開し、SMAS筋膜ごと広範囲に引き上げることで、高い効果が期待できます。
フルフェイスリフトが適している方
- 50代以上の方
- 顔全体の重度なたるみがある方
- 比較的長期間持続する効果を求める方
- ダウンタイムを十分に確保できる方
フルフェイスリフトは比較的長期間の効果が期待されますが、持続期間には個人差があります。ただし、ダウンタイムは2週間から1ヶ月程度必要です。
当院では、抜糸が不要となる切開リフト法を採用しており、患者様の負担を軽減する工夫をしています(術式により異なります)。
ダウンタイムと傷跡について正しく知る

フェイスリフトを検討する際、多くの方が気にされるのがダウンタイムと傷跡です。ここでは、施術方法別に、現実的な経過について解説します。
糸リフトのダウンタイム
糸リフトのダウンタイムは、比較的短いことが特徴です。
期間 | 主な症状 | 生活への影響 |
---|---|---|
当日〜3日目 | 軽度の腫れ、違和感 | マスク着用で外出可能 |
4日目〜1週間 | 腫れがほぼ引く | メイクで隠せる程度 |
2週間目以降 | ほぼ通常の状態 | 特に制限なし |
糸リフトの場合、針の刺入部に小さな赤みが残ることがありますが、数日でほぼ目立たなくなります。
※経過には個人差があります。
切開法(ミニリフト)のダウンタイム
ミニリフトのダウンタイムは、糸リフトより長めですが、フルフェイスリフトよりは短い傾向にあります。
期間 | 主な症状 | 生活への影響 |
---|---|---|
当日〜3日目 | 腫れ、内出血、軽度の痛み | 安静が望ましい |
4日目〜1週間 | 腫れが徐々に引く、内出血が黄色く変化 | 外出は可能だがマスク推奨 |
2週間目 | 腫れや内出血がほぼ解消 | メイクで違和感なし |
1ヶ月目以降 | ほぼ完成形 | 特に制限なし |
※経過には個人差があります。喫煙や抗凝固薬の服用、既往症などにより経過が変わる場合があります。
切開法(フルフェイスリフト)のダウンタイム
フルフェイスリフトは、高い効果が期待できる反面、ダウンタイムも長めです。
期間 | 主な症状 | 生活への影響 |
---|---|---|
当日〜1週間 | 腫れ、内出血、違和感 | 自宅での安静が望ましい |
2週間目 | 腫れや内出血が大幅に改善 | 外出可能、メイクで隠せる |
1ヶ月目 | 自然な仕上がりに近づく | ほぼ通常の生活 |
3ヶ月目以降 | 完成形 | 特に制限なし |
※経過には個人差があります。喫煙や抗凝固薬の服用、既往症などにより経過が変わる場合があります。個別の経過については医師が説明いたします。
傷跡について
切開法の傷跡は、耳の周辺や髪の生え際など、目立ちにくい部分に作られます。術後3ヶ月から6ヶ月程度で、傷跡は徐々に白く細い線になり、ほとんど目立たなくなることが一般的です。
ただし、傷跡の治り方には個人差があります。ケロイド体質の方や、傷の治りが遅い方は、事前に医師に相談することが重要です。
フェイスリフトのリスクと副作用を理解する

フェイスリフトは美容外科手術であり、一定のリスクや副作用が伴います。施術を検討する際には、これらを正しく理解し、納得した上で決断することが大切です。
一般的なリスクと副作用
感染症
すべての外科手術には、感染症のリスクがあります。ただし、適切な衛生管理と術後ケアを行うことで、リスクは大幅に低減できます。術後は、医師の指示に従った服薬と創部のケアが重要です。
内出血と腫れ
術後の内出血や腫れは、ほぼすべての患者様に見られる正常な反応です。多くの場合、2週間から1ヶ月程度で自然に解消します。個人差があります。
血腫
術後に血液が皮下に溜まることがあります。大きな血腫の場合は、除去処置が必要になることがあります。
神経損傷
まれに、顔面神経や知覚神経が一時的に影響を受け、表情の動きづらさやしびれが生じることがあります。ほとんどの場合、数週間から数ヶ月で回復しますが、永続的な症状が残る可能性も完全には否定できません。
左右差
手術後、顔の左右で仕上がりに若干の差が生じる可能性があります。多くの場合、腫れが引くことで目立たなくなりますが、気になる場合は医師に相談しましょう。
瘢痕・ケロイド
切開部に瘢痕が残ります。ケロイド体質の方は、瘢痕が目立ちやすくなる可能性があります。
皮膚壊死
まれに、皮膚の血流が悪くなり、一部の皮膚が壊死することがあります。
脱毛
切開部周辺(特に側頭部)で、一時的または永続的な脱毛が生じることがあります。
予期しない仕上がり
期待していた仕上がりと異なる結果になる可能性があります。これを防ぐためには、術前のカウンセリングで、医師と仕上がりのイメージを十分に共有することが重要です。
施術を受けられない方(禁忌事項)
以下に該当する方は、施術を受けられない場合があります。
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の出血傾向のある方
- コントロール不良の糖尿病や高血圧の方
- 活動性の感染症がある方
- ケロイド体質で瘢痕が懸念される方
- 喫煙者(術前後の禁煙が必要)
- 心理的に不安定な状態の方
※詳しくは医師にご相談ください。
リスクを最小限にするために
フェイスリフトのリスクを最小限に抑えるためには、以下の点が重要です。
- 経験豊富な医師を選ぶ: 施術件数が多く、経験豊富な医師に依頼することで、技術的なリスクを大幅に低減できます。
- カウンセリングを丁寧に受ける: 自分の希望や不安を正直に伝え、医師からリスクについて十分な説明を受けることが大切です。
- 術前の指示を守る: 喫煙や特定の薬の服用など、術前に避けるべき事項を守ることで、合併症のリスクが下がります。
- 術後のケアを徹底する: 医師の指示に従った服薬、創部のケア、定期的な経過観察を受けることが重要です。
当院では、医師主導のカウンセリングを実施しており、営業的な勧誘は一切行いません。患者様が納得いくまで説明を受けられる環境を整えています。
フェイスリフトの施術の流れ

フェイスリフトを受ける際の一般的な流れを、ステップごとに解説します。施術の全体像を把握することで、不安を軽減し、安心して臨むことができます。
ステップ1:カウンセリング
まず、専門医とのカウンセリングを受けます。この段階では、以下の内容を確認します。
- 現在の悩みや希望する仕上がり
- 肌の状態やたるみの程度の診察
- 適した施術方法の提案
- リスクや副作用の説明
- ダウンタイムや費用の確認
カウンセリングでは、疑問や不安に思うことを遠慮なく質問してください。納得できるまで説明を受けることが、満足のいく結果につながります。
ステップ2:術前検査と準備
施術が決定したら、必要に応じて術前検査(血液検査など)を行います。また、以下のような術前の注意事項を守ることが重要です。
- 喫煙している方は、術前2週間から禁煙
- 血液をサラサラにする薬やサプリメントの服用を控える
- 術前の体調管理(十分な睡眠、バランスの良い食事)
ステップ3:施術当日
施術当日は、以下のような流れで進みます。
- 麻酔(局所麻酔または静脈麻酔)
- 切開または糸の挿入
- 組織の引き上げと固定
- 縫合(切開法の場合)
- 包帯やテープでの固定
施術時間は、糸リフトで30分から1時間程度、切開法で2時間から4時間程度です。
ステップ4:術後の経過観察とケア
術後は、以下のようなスケジュールで経過観察を行います。
- 術後1週間以内:経過確認(切開法の場合)
- 術後2週間:腫れや内出血の確認
- 術後1ヶ月:仕上がりの確認
- 術後3ヶ月:最終的な仕上がりの確認
術後のケアとしては、患部を清潔に保つこと、激しい運動や飲酒を控えること、医師の指示に従った服薬を行うことが重要です。
よくある質問
フェイスリフトについて、患者様からよく寄せられる質問にお答えします。
Q1: 20代や30代でフェイスリフトを受けるのは早すぎますか?
早すぎるということはありません。軽度のたるみや、将来の予防を目的とした施術は、20代や30代でも効果的な場合があります。ただし、本当に施術が必要かどうかは、医師との相談で慎重に判断することをおすすめします。
Q2: 効果はどのくらい持続しますか?
施術方法や個人の生活習慣、皮膚の状態によって異なります。一般的な目安として、糸リフトは1年から2年程度、ミニリフトは5年から8年程度、フルフェイスリフトは比較的長期間の効果が期待されますが、いずれも個人差があります。臨床的な報告に基づく一般的な目安です。
Q3: 痛みはありますか?
施術中は麻酔を使用するため、痛みはほとんど感じません。術後は、腫れや違和感に伴う軽度の痛みがありますが、処方される鎮痛薬でコントロール可能です。
Q4: 周囲にバレることはありますか?
糸リフトの場合、ダウンタイムが短いため、マスク着用などで対応できます。切開法の場合、術後2週間程度は腫れや内出血が目立つ可能性がありますが、長期休暇などを利用すれば、周囲に気づかれずに済むことが多いです。
Q5: 他の美容医療との併用は可能ですか?
多くの場合、ヒアルロン酸注入やボトックス注射などとの併用が可能です。ただし、施術のタイミングや順序については、医師と相談して決める必要があります。
Q6: 何歳まで受けられますか?
年齢の上限は特にありませんが、全身の健康状態が良好であることが前提です。60代や70代でも、医師の診察で問題がなければ施術を受けることは可能です。
Q7: 費用はどのくらいかかりますか?
施術方法や範囲によって大きく異なります。詳細な費用については、カウンセリング時に丁寧にご説明いたします。術前検査、麻酔、内服薬、再診などの追加費用が発生する可能性もあります。当院では、高品質な治療を適正価格で提供することを心がけています。
まとめ:自分に合った施術のタイミングを見極めよう
フェイスリフトは、年齢によって適した方法や期待できる効果が大きく異なります。20代や30代では予防的なケアや軽度の改善を、40代では本格的なエイジングケアを、50代以上では進行したたるみの改善を目指すことが一般的です。
大切なのは、単純に「何歳だから」という判断ではなく、自分の肌の状態や悩みの深刻度、期待する効果、ライフスタイルなどを総合的に考慮して、最適なタイミングを見極めることです。
当院では、小顔脂肪吸引・リフトアップ専門クリニックとして、豊富な施術経験があります。腫れを抑える工夫を行った糸リフトや、抜糸が不要となる切開リフト法など、患者様の負担を軽減する技術を提供しています(個人差があります)。
また、医師主導のカウンセリングを徹底しており、営業的な勧誘は一切行いません。あなたの悩みや希望を丁寧にお聞きし、医学的な観点から最適な施術方法をご提案いたします。
フェイスリフトに興味をお持ちの方は、まずはカウンセリングでお気軽にご相談ください。施術の詳細、リスク、費用について十分にご説明いたします。あなたの美しさと自信を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医
本記事に関する重要な注意事項
- 本記事の内容は一般的な医学的情報を提供するものであり、個別の診断や治療を保証するものではありません
- 施術の効果、持続期間、ダウンタイムには個人差があります
- 施術には一定のリスクや副作用が伴います
- 実際の施術を検討される際は、必ず医師との対面でのカウンセリングを受け、十分に説明を聞いた上でご判断ください
- 使用する医療機器の詳細(承認状況を含む)、具体的な費用、追加費用の可能性については、カウンセリング時に医師が詳しくご説明いたします