鏡を見るたび、顎下のもたつきが気になっていませんか?写真を撮るとき、無意識に顎を引いて角度を調整してしまう。横顔に自信が持てず、フェイスラインが気になって髪を下ろすことが多くなった。そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
顎下のたるみは、年齢を重ねるにつれて多くの方が経験する変化のひとつですが、実は20代後半から症状が現れ始めることもあります。加齢だけでなく、日常の姿勢や生活習慣も大きく影響しているため、「まだ若いから大丈夫」と油断できない問題なのです。
そこで本記事では、顎下のたるみが起こる原因から、自宅でできるセルフケア、そして美容医療による効果的な治療方法まで、専門的な視点から分かりやすく解説していきます。あなたに合った改善方法を見つけ、理想のフェイスラインに近づくための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
顎下のたるみとは?見た目への影響とセルフチェック

顎下のたるみとは、顎の下から首にかけての部分に皮膚や脂肪がたるんで垂れ下がってしまう状態を指します。医学的には「二重顎(にじゅうあご)」や「顎下弛緩(がくかしかん)」と呼ばれることもあり、フェイスラインのシャープさが失われることで、顔全体の印象に大きな影響を与えます。
顎下にたるみがあると、実年齢よりも老けて見られやすくなったり、太っていないのに太った印象を与えてしまったりすることがあります。また、横顔や下から見上げられたときの印象が気になり、写真撮影に消極的になってしまう方も多いようです。このような見た目の変化が気になる場合は、専門医に相談することをおすすめします。
簡単にできるセルフチェック方法
ご自身の顎下の状態を確認するために、以下の簡単なチェックをしてみましょう。
鏡の前で正面を向き、顎を軽く引いた状態で顎下を触ってみてください。親指と人差し指でつまんだとき、2センチ以上の厚みがある場合は、脂肪の蓄積やたるみが進行している可能性があります。また、横顔を鏡で確認したとき、顎のラインから首にかけてのラインがなめらかな曲線を描いていない場合も、たるみのサインといえるでしょう。
さらに、顎を上に向けたときに首の皮膚がスムーズに伸びず、しわやたるみが目立つ場合も注意が必要です。日常的にこうしたチェックを行うことで、早期に変化に気づき、適切な対策を講じることができます。
顎下のたるみを引き起こす5つの主な原因

顎下のたるみは一つの原因だけで起こるわけではなく、複数の要因が複雑に絡み合って生じます。ここでは、特に影響が大きいとされる5つの原因について詳しく見ていきましょう。
加齢によるコラーゲンとエラスチンの減少
年齢を重ねると、皮膚の弾力を保つために重要な役割を果たしているコラーゲン(皮膚の主要な構造タンパク質)やエラスチン(皮膚に弾力性を与える繊維状のタンパク質)が減少していきます。これらの成分が不足すると、皮膚のハリが失われ、重力に逆らえずに下垂してしまうのです。
特に20代後半から30代にかけて、体内でのコラーゲン生成量は徐々に減少し始めます。この変化は顔全体に影響しますが、顎下は特に皮膚が薄く、筋肉による支えも少ないため、たるみが目立ちやすい部位となっています。
顎下や首周りの脂肪の蓄積
体重が増加すると、顔や顎下にも脂肪がつきやすくなります。特に顎下は脂肪が蓄積しやすい部位であり、一度ついてしまうと落としにくいという特徴があります。また、体重に大きな変化がなくても、加齢とともに脂肪の分布が変化し、顎下に脂肪が集まりやすくなることもあります。
さらに、急激な体重減少を繰り返すと、皮膚の伸縮が追いつかず、余った皮膚がたるみとして残ってしまうケースもあります。このため、体重管理は急激な変化を避け、適正体重を維持することが重要です。
表情筋や舌を支える筋肉の衰え
顔には表情を作るための表情筋(ひょうじょうきん)という小さな筋肉が数多く存在しており、これらの筋肉が皮膚や脂肪を支えています。また、舌を支える舌筋(ぜっきん)も、顎下のラインを保つ上で重要な役割を担っています。
日常的に無表情で過ごすことが多かったり、柔らかい食べ物ばかりを食べて咀嚼(そしゃく:食べ物を噛み砕くこと)回数が少なかったりすると、これらの筋肉が衰えてしまいます。筋肉が衰えると、皮膚や脂肪を支える力が弱まり、たるみが生じやすくなるのです。
姿勢の悪さとスマホ首
現代人に多く見られる姿勢の問題が、顎下のたるみを悪化させる大きな要因となっています。特に、スマートフォンやパソコンを長時間使用する際の前傾姿勢、いわゆる「スマホ首」は、顎下の皮膚を常に圧迫し、たるみを加速させてしまいます。
猫背の姿勢では、頭が前に突き出た状態が続くため、顎下の皮膚が折りたたまれるような形になります。この状態が長期間続くと、皮膚にしわの癖がつき、たるみとして定着してしまうのです。また、悪い姿勢は首や肩周りの血流やリンパの流れも悪化させ、むくみの原因にもなります。
むくみとリンパの滞り
顔や顎下のむくみは、体内の余分な水分や老廃物がうまく排出されずに溜まってしまうことで起こります。リンパ液(体内の老廃物を運ぶ液体)の流れが滞ると、顔全体がむくみ、特に顎下は重力の影響で水分が溜まりやすい部位です。
睡眠不足、塩分の過剰摂取、運動不足、アルコールの飲み過ぎなどは、むくみを引き起こす主な生活習慣です。また、ストレスや冷えもリンパの流れを悪化させる要因となります。一時的なむくみであれば改善可能ですが、慢性的なむくみが続くと、それが原因でたるみが定着してしまうこともあります。
自宅でできる顎下のたるみ改善セルフケア

美容医療による治療を検討する前に、まずは日常生活で取り組めるセルフケアから始めてみましょう。ここでは、自宅で手軽に実践できる効果的な方法をご紹介します。
表情筋と舌筋を鍛えるトレーニング
顎下の筋肉を鍛えることで、たるみの予防や改善が期待できます。特に効果的なのが、舌を動かすトレーニングです。
まず、口を閉じた状態で舌先を上顎(口の天井部分)につけ、できるだけ奥まで押し付けるように意識してみてください。この状態を10秒間キープし、これを1日3セット行います。この運動は、顎下の筋肉である顎舌骨筋(がくぜつこつきん:舌と顎をつなぐ筋肉)を鍛える効果があります。
次に、天井を見上げながら舌を上に向かって突き出し、5秒間キープする運動も効果的です。これを10回繰り返すことで、顎下から首にかけての筋肉を刺激できます。これらのトレーニングは、デスクワーク中や家事の合間など、いつでも手軽に行えるのが利点です。
リンパマッサージで老廃物を流す
顎下のむくみを解消し、すっきりとしたフェイスラインを作るには、リンパマッサージが有効です。ただし、強くこすりすぎると皮膚を傷めてしまうため、優しく行うことが大切です。
マッサージクリームやオイルを使用し、まず鎖骨のくぼみ(リンパの出口)を軽く押してほぐします。次に、顎先から耳の下に向かって、指の腹を使って優しく流すように動かします。耳の下から首筋を通って鎖骨へと、リンパ液を流すイメージでマッサージしましょう。
このマッサージは、入浴後など体が温まっているときに行うと、より効果的です。毎日続けることで、むくみの解消とともに、血行が促進されて顔色も良くなることが期待できます。
日常生活での姿勢改善
スマホやパソコンを使用する際は、画面の高さを目線と同じ位置にすることを意識しましょう。デスクワークでは、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、顎を軽く引いた姿勢を保つことが重要です。
また、歩くときは胸を張り、視線をまっすぐ前に向けることで、自然と正しい姿勢が保たれます。寝るときの枕の高さも重要で、高すぎる枕は顎を圧迫してたるみの原因となるため、首の自然なカーブを保てる高さの枕を選びましょう。
食事と生活習慣の見直し
たるみの改善には、内側からのケアも欠かせません。コラーゲンの生成を促すビタミンC(果物や野菜に多く含まれる栄養素)や、抗酸化作用のあるビタミンE(ナッツ類や植物油に含まれる栄養素)を積極的に摂取することで、肌の弾力を保つサポートができます。
また、塩分の過剰摂取はむくみの原因となるため、控えめにすることが大切です。カリウム(余分な塩分を排出する働きがある栄養素)を多く含むバナナやアボカドなどを食事に取り入れることで、むくみの予防にもつながります。
十分な睡眠時間を確保し、適度な運動を習慣化することも、たるみ改善には欠かせない要素です。
セルフケアの限界と美容医療を検討するタイミング

セルフケアは継続することで一定の効果が期待できますが、すでに進行してしまったたるみや、脂肪の蓄積が原因の場合は、自力での改善には限界があります。
特に、数ヶ月間セルフケアを続けても変化が実感できない場合や、結婚式や大切なイベントを控えていて短期間での改善を希望する場合、また加齢による皮膚の弾力低下が著しい場合は、美容医療による治療を検討する良いタイミングといえるでしょう。
美容医療では、セルフケアでは届かない深い層へアプローチすることで、改善効果が期待できる場合があります。ただし、効果には個人差があります。次のセクションでは、顎下のたるみに効果的な美容医療の治療方法について詳しく解説していきます。
美容医療による顎下のたるみ治療の選択肢

美容医療の分野では、顎下のたるみに対してさまざまな治療方法が開発されています。それぞれの治療には特徴があり、たるみの原因や程度、患者様のライフスタイルに合わせて最適な方法を選択することが重要です。
【重要】自由診療・未承認医療機器等のご案内
美容医療の治療は自由診療となり、公的医療保険は適用されません。また、一部の医療機器・医薬品は国内未承認のものを含みます。治療をご検討される際は、以下の点を必ずご確認ください。
未承認医療機器・医薬品について:
- HIFU機器は国内未承認医療機器です
- 脂肪溶解注射で使用する薬剤(デオキシコール酸製剤等)は国内未承認医薬品です
- これらは医師の判断により個人輸入手続きを行い導入しています
- 国内に同等の承認品はありません
公的救済制度について: 未承認医療機器・医薬品の使用は、医薬品副作用被害救済制度等の公的救済制度の対象外となります。万が一、健康被害が発生した場合、同制度による補償を受けることができません。
効果と安全性について: 効果や安全性については個人差があり、期待された効果が得られない可能性や、副作用・合併症が生じる可能性があります。治療のリスクとベネフィットについて十分にご理解いただいた上で、治療をお受けください。
詳細は各治療の説明をご確認いただくとともに、カウンセリング時に医師にご質問ください。
メスを使わない切らない治療
手術に抵抗がある方や、ダウンタイム(施術後の腫れや赤みなどが落ち着くまでの期間)を最小限に抑えたい方には、メスを使わない治療が適しています。
HIFU(ハイフ)による引き締め
HIFU(High Intensity Focused Ultrasound:高密度焦点式超音波)は、皮膚の奥深くにある筋膜層(皮膚を支える組織の層)に超音波エネルギーを届け、熱によって収縮させることで引き締め効果が期待される治療です。照射された部位では、熱刺激によってコラーゲンの生成が促進され、時間の経過とともに肌のハリの改善が見込まれる場合があります。
主なリスク・副作用: 熱傷、神経障害による一時的しびれ・表情筋麻痺、線状腫脹、疼痛、発赤、腫れ等が生じる可能性があります。施術中は多少の痛みを感じることがありますが、麻酔なしで受けられる程度です。施術直後から日常生活に戻れるため、仕事や予定への影響を最小限に抑えられます。効果は施術後1〜3ヶ月かけて徐々に現れ、一般的には半年から1年程度持続するとされていますが、個人差があります。
脂肪溶解注射で部分的にアプローチ
顎下の脂肪が気になる場合は、脂肪溶解注射という選択肢もあります。これは、脂肪を分解する薬剤を直接注入することで、気になる部分の脂肪を減らす治療です。
主なリスク・副作用: 腫脹、疼痛、硬結、発赤、内出血、アレルギー反応、左右差、しびれ等が生じる可能性があります。注射だけで完了するため、施術時間が短く、メスを使わないため傷跡の心配もありません。ただし、効果を実感するまでに数週間かかることや、複数回の施術が必要になることもあります。腫れやむくみが数日間続くことがあるため、大切な予定の直前は避けることをおすすめします。
糸リフトによる引き上げ治療
糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮膚の下に挿入し、物理的に組織を引き上げる治療です。糸には小さな突起(コグ)がついており、これが皮膚の内側で引っかかることで、たるみを持ち上げる効果があります。
この治療の大きな特徴は、即効性があることです。施術直後から引き上げ効果を実感でき、糸が挿入されている間は効果が持続します。また、糸の周りでコラーゲンが生成されることで、肌質の改善も期待できます。
福岡天神美容クリニックでは、特に顎下のたるみに効果的な糸リフトを提供しています。術後の腫れを抑えるための工夫(挿入角度の調整、適切な麻酔法、術後管理等)を行うことで、日常生活への影響を少なくすることを目指しています。ただし、腫れの程度には個人差があります。
主なリスク・副作用: 内出血、腫脹、疼痛、感染、糸の露出・触知、左右差、神経障害による一時的しびれ、引きつれ感等が生じる可能性があります。効果には個人差があります。
脂肪吸引による根本的な改善
顎下の脂肪が多い場合、脂肪吸引が効果的な選択肢となります。これは、カニューレ(脂肪を吸い出すための細い管)を使って、直接脂肪を除去する方法です。
脂肪吸引の大きなメリットは、一度除去した脂肪細胞は再生しにくい傾向があるという点です。ただし、残存する脂肪細胞が肥大化する可能性があるため、体重管理や生活習慣の維持が重要です。また、外科的な処置となるため、ダウンタイムがある程度必要になります。
福岡天神美容クリニックでは、症例により術後の固定バンドを省略できる設計の脂肪吸引を行っています。ただし、吸引量や部位、患者様の状態により医師の判断で固定バンドが必要となる場合もあります。術後管理については医師の指示に従ってください。
また、院長は2010年から2025年の間に小顔脂肪吸引4,500件以上、総手術件数8,500件以上の実績があります。経験豊富な医師が担当します。
主なリスク・副作用: 血腫、内出血、腫脹、疼痛、凹凸、感染、皮膚壊死、神経障害、輪郭の不整、左右差、色素沈着等が生じる可能性があります。ダウンタイムは1〜2週間程度必要です。効果には個人差があります。
切開リフトによる確実な効果
たるみが著しく進行している場合や、より長期的な効果を求める場合は、切開を伴うリフトアップ手術という選択肢もあります。これは、余分な皮膚を切除し、筋膜を引き上げることで、根本的なたるみ改善を図る方法です。
効果の持続期間は個人差がありますが、一般的には5年から10年程度とされています。ただし、加齢の進行、生活習慣、術後管理により前後します。ダウンタイムが比較的長く、費用も高額になるため、十分な検討と医師との相談が必要です。
福岡天神美容クリニックでは、症例により固定バンドの省略や吸収糸の使用(抜糸不要)が可能な切開リフトを実施しています。ただし、切開範囲や患者様の状態により医師の判断で固定バンドや抜糸が必要となる場合もあります。術後管理については医師の指示に従ってください。
主なリスク・副作用: 瘢痕、血腫、内出血、腫脹、疼痛、皮膚壊死、神経障害による一時的しびれ・表情筋麻痺、左右差、感染、脱毛等が生じる可能性があります。ダウンタイムは2〜4週間程度必要です。効果には個人差があります。
治療方法の比較と選び方

ここまでご紹介した治療方法について、それぞれの特徴を表にまとめました。ご自身の状況に合わせて、最適な治療を選ぶ参考にしてください。
治療方法 | ダウンタイム | 効果の実感 | 持続期間 | 適している人 |
---|---|---|---|---|
HIFU | ほとんどなし | 1〜3ヶ月後 | 半年〜1年(個人差あり) | 軽度のたるみ、手軽に始めたい方 |
脂肪溶解注射 | 数日程度 | 数週間後 | 個人差あり | 脂肪が気になる方、注射のみ希望の方 |
糸リフト | 数日〜1週間 | 直後から | 1〜2年(個人差あり) | 即効性を求める方、メスを使いたくない方 |
脂肪吸引 | 1〜2週間 | 1ヶ月後 | 長期的(体重管理次第) | 脂肪が多い方、長期的効果を求める方 |
切開リフト | 2〜4週間 | 1〜2ヶ月後 | 5〜10年(個人差あり) | 重度のたるみ、長期的効果を求める方 |
※効果の実感や持続期間には個人差があります。
複数の治療を組み合わせるコンビネーション治療
近年の美容医療では、一つの治療法だけでなく、複数の治療を組み合わせることで、より高い効果を目指す「コンビネーション治療」という考え方が主流になっています。
例えば、脂肪吸引で余分な脂肪を除去した後、HIFUで皮膚を引き締めることで、より美しいフェイスラインを作ることができます。また、糸リフトで物理的に引き上げながら、脂肪溶解注射で残った脂肪を減らすといった組み合わせも効果的です。
重要なのは、一つの治療法にこだわるのではなく、患者様の顎下のたるみの原因や程度に合わせて、最適な治療計画を立てることです。経験豊富な医師は、カウンセリングで患者様の状態を丁寧に診察し、最も効果的な治療の組み合わせを提案してくれます。
後悔しないためのクリニック選び5つのポイント

美容医療の治療を受ける際、クリニック選びは非常に重要です。同じ治療でも、医師の技術や経験によって結果が大きく異なることがあるためです。ここでは、安心して治療を受けられるクリニックを選ぶためのポイントをご紹介します。
丁寧なカウンセリングを行っているか
良いクリニックの条件として、まず挙げられるのが「丁寧なカウンセリング」です。患者様の悩みをしっかりと聞き、たるみの原因を正確に診断した上で、適切な治療法を提案してくれるクリニックを選びましょう。
福岡天神美容クリニックでは、医師主導のカウンセリングを実施しており、営業的な勧誘は一切行わないという方針を掲げています。患者様にとって本当に必要な治療を、医学的な見地から提案することを重視しているため、安心して相談できる環境が整っています。
また、カウンセリング時には、治療のメリットだけでなく、リスクや副作用、ダウンタイムについても詳しく説明してくれるクリニックを選ぶことが大切です。
医師の経験と実績を確認する
美容医療は医師の技術力が結果に直結する分野です。特に脂肪吸引や糸リフト、切開リフトなどの施術は、医師の経験と技術によって仕上がりに大きな差が出ます。
クリニックのウェブサイトで、医師の経歴や専門分野、症例数などを確認しましょう。福岡天神美容クリニックの院長である小林直樹医師は、2010年から2025年の間に小顔脂肪吸引4,500件以上、総手術件数8,500件以上の実績を持っており、小顔脂肪吸引とリフトアップを専門としています。
また、学会発表や論文執筆など、継続的に技術を研鑽している医師であるかどうかも、クリニック選びの重要な指標となります。
症例写真で仕上がりをイメージする
治療後の仕上がりをイメージするには、実際の症例写真を見ることが有効です。ただし、医療広告ガイドラインにより、ビフォーアフター写真の掲載には厳しい規制があるため、カウンセリング時に直接見せてもらうことをおすすめします。
症例写真を見る際は、自分と似た年代や、たるみの状態が近い症例を参考にすると、より具体的なイメージが持てるでしょう。また、不自然な仕上がりではなく、自然で美しいフェイスラインになっているかどうかも重要なチェックポイントです。
明確な料金体系とリスク説明
治療を受ける前に、費用の総額を明確に提示してくれるクリニックを選びましょう。追加料金の有無や、万が一の際の対応についても、事前に確認しておくことが大切です。
福岡天神美容クリニックでは、適正価格での高品質治療を提供することを方針としており、患者様が納得できる料金設定を心がけています。また、医療行為である以上、どのような治療にもリスクや副作用の可能性があることを正直に説明し、患者様が十分に理解した上で治療を受けられるよう配慮しています。
充実したアフターケア体制
美容医療の治療は、施術して終わりではありません。術後の経過観察や、万が一トラブルが起きた際の対応など、アフターケアの体制が整っているかどうかも重要です。
定期的な検診や、術後の不安に対する相談窓口があるか、緊急時の連絡先が明確かどうかなど、事前に確認しておきましょう。患者様が安心して治療を受けられる環境が整っているクリニックを選ぶことが、満足のいく結果につながります。
顎下のたるみ治療に関するよくある質問

ここでは、顎下のたるみ治療について、患者様からよく寄せられる質問にお答えします。
治療は痛いですか?
治療方法によって痛みの程度は異なります。HIFUや脂肪溶解注射は、多少の痛みを感じることがありますが、我慢できる範囲という方が多いです。糸リフトや脂肪吸引、切開リフトなどの処置では、麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんど感じません。
麻酔の方法も、局所麻酔(部分的に感覚をなくす麻酔)や笑気麻酔(吸入するタイプのリラックス効果のある麻酔)など、患者様の希望や治療内容に応じて選択できます。痛みに不安がある方は、カウンセリング時に医師に相談してみましょう。
ダウンタイム中の注意点は?
ダウンタイム中は、患部に刺激を与えないよう注意が必要です。激しい運動や長時間の入浴、飲酒は避け、安静に過ごすことが回復を早めます。
また、腫れやむくみを軽減するため、頭を高くして寝る、冷却パックで冷やす(医師の指示に従って)などの工夫も効果的です。処方された薬は指示通りに服用し、気になる症状があれば早めにクリニックに相談しましょう。
効果はどのくらい持続しますか?
治療方法によって持続期間は大きく異なります。HIFUや脂肪溶解注射は半年から1年程度、糸リフトは1〜2年程度とされています。脂肪吸引は、一度除去した脂肪細胞は再生しにくいため、体重管理をしっかり行えば長期的な効果が期待できます。切開リフトは一般的に5〜10年程度とされています。
ただし、いずれも個人差があり、加齢による変化は誰にでも起こるものですので、治療後も適切なスキンケアや生活習慣の維持が重要です。定期的なメンテナンス治療を受けることで、美しい状態を長く保つこともできます。
何歳から治療を受けられますか?
基本的には、18歳以上で本人の意思で治療を希望する場合に受けられます。ただし、未成年の場合は保護者の同意が必要となります。
顎下のたるみは20代後半から気になり始める方も多く、早めの対策が効果的なケースもあります。一方で、年齢を重ねてからでも適切な治療を選択すれば、十分な改善が期待できます。年齢に関わらず、まずは専門医に相談してみることをおすすめします。
治療後すぐに仕事に戻れますか?
ダウンタイムの短い治療であれば、翌日から通常の生活に戻れることが多いです。HIFUや脂肪溶解注射は比較的早く社会復帰できますが、糸リフトや脂肪吸引の場合は数日から1週間程度、切開リフトでは2週間程度の休暇を取ることをおすすめします。
大切な予定やイベントがある場合は、それを考慮してスケジュールを組むことが重要です。カウンセリング時に、ご自身のライフスタイルに合わせた治療計画を医師と相談しましょう。
治療を受けられない人はいますか?
以下に該当する方は治療を受けられない、または慎重な判断が必要となる場合があります。
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方、授乳中の方
- 皮膚疾患(感染症、炎症性疾患等)がある方
- 出血傾向のある方、抗凝固薬を服用中の方
- 自己免疫疾患をお持ちの方
- ケロイド体質の方
- 麻酔薬に対するアレルギーがある方
- 心臓ペースメーカーや埋め込み型除細動器を使用している方(HIFU等)
- その他、医師が不適切と判断した場合
持病や服用中の薬がある方、過去に美容医療でトラブルがあった方は、必ずカウンセリング時に医師にお伝えください。
治療費用はどのくらいかかりますか?
治療費用は施術内容、範囲、使用する機器・薬剤により異なります。当院では自由診療となり、保険適用外です。
詳細な費用については、カウンセリング時に患者様の状態を診察した上で、お見積もりをご提示いたします。施術費用のほか、麻酔費用、術後の検診費用、処方薬費用等が必要となる場合があります。
費用に関するご不明点がございましたら、遠慮なくスタッフにお尋ねください。明確な料金体系でご案内いたします。
まとめ:顎下のたるみは適切な治療で改善が期待できます
顎下のたるみは、加齢や生活習慣、筋肉の衰えなど、さまざまな要因が複雑に絡み合って生じます。軽度のたるみであれば、セルフケアで改善が見込めることもありますが、すでに進行してしまった場合や短期間での効果を求める場合は、美容医療による治療が効果的です。
美容医療には、HIFU、脂肪溶解注射、糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなど、さまざまな選択肢があります。それぞれの治療には特徴があり、たるみの原因や程度、患者様のライフスタイルや希望に合わせて、最適な方法を選択することが大切です。
福岡天神美容クリニックでは、小顔脂肪吸引とリフトアップを専門とする院長のもと、患者様の負担を軽減する治療を提供しています。豊富な実績と経験に基づき、医師主導のカウンセリングで、お一人おひとりに最適な治療計画をご提案しています。
顎下のたるみでお悩みの方は、まずは専門医に相談してみることをおすすめします。適切な診断と治療により、理想のフェイスラインに近づき、自信に満ちた毎日を送れるようサポートいたします。

記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医
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本記事についての重要な注意事項
本記事で紹介している美容医療の治療は、すべて自由診療(保険適用外)です。また、一部の医療機器・医薬品(HIFU機器、脂肪溶解注射の薬剤等)は国内未承認です。未承認医療機器・医薬品は医薬品副作用被害救済制度等の公的救済制度の対象外となります。治療の効果や安全性には個人差があり、期待された効果が得られない可能性や、副作用・合併症が生じる可能性があります。治療を検討される際は、必ずカウンセリングで医師から十分な説明を受け、リスクとベネフィットを理解した上でご判断ください。