マリオネットラインの原因と美容医療での治療法

鏡を見るたび、口元から顎にかけて伸びる縦のラインが気になっていませんか。笑顔の写真を見返すと、以前より口角が下がって見える、顔全体が疲れた印象になった、そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

このような口元から顎へと続く縦のシワは、マリオネットラインと呼ばれています。年齢とともに深くなりやすく、見た目年齢を大きく左右する要因の一つです。

マリオネットラインは、単なる表面的なシワではありません。皮膚の深層にある組織の変化や筋肉のバランス、骨格の変化など、複数の要因が組み合わさって形成されます。そのため、セルフケアだけで改善することは難しく、適切な美容医療での治療が効果的です。

そこで本記事では、マリオネットラインができる原因から、美容皮膚科で受けられる治療法、それぞれの特徴やダウンタイムまで、詳しく解説していきます。福岡天神美容クリニックでは、お一人お一人の症状や希望に合わせた最適な治療プランをご提案しています。

【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹

マリオネットラインとは

マリオネットラインとは、口角の外側から顎に向かって縦に走るシワやたるみのことを指します。この名前は、操り人形（マリオネット）の口元にある特徴的な線に似ていることから付けられました。

このラインができると、口角が下がって見え、不機嫌そうな印象や疲れた表情に見えてしまうことがあります。また、実年齢よりも老けて見られる原因にもなります。

マリオネットラインは、ほうれい線（鼻の両脇から口角に向かうシワ）とよく混同されますが、異なる部位に現れます。ほうれい線が鼻から口角に向かうのに対し、マリオネットラインは口角から顎に向かって伸びるという違いがあります。

20代後半から30代にかけて徐々に目立ち始め、40代以降になるとより深く刻まれていく傾向があります。ただし、個人差が大きく、生活習慣や骨格、遺伝的要因によって現れ方は異なります。

マリオネットラインができる主な原因

マリオネットラインは、複数の要因が重なり合って形成されます。主な原因を理解することで、予防や適切な治療法の選択につながります。

加齢による皮膚の変化

年齢を重ねると、皮膚の内部でコラーゲンやエラスチンといった、肌のハリや弾力を保つ成分が減少していきます。コラーゲンは皮膚の土台となるタンパク質で、エラスチンは弾力性を与える繊維です。

これらの成分が減少すると、皮膚は重力に抵抗する力を失い、下方向にたるんでいきます。特に口元は、話したり食事をしたりと頻繁に動く部位であるため、このたるみが溝となって現れやすいのです。

また、加齢とともに皮下脂肪の分布も変化します。頬の上部にあった脂肪が下垂し、口元や顎周辺に集まることで、マリオネットラインがより深く目立つようになります。

表情筋のバランスの崩れ

顔には30種類以上の表情筋があり、それぞれが連携して表情を作り出しています。マリオネットラインの形成に特に関係しているのが、口角下制筋（こうかくかせいきん）という筋肉です。

口角下制筋は、口角を下に引き下げる働きをする筋肉で、悲しい表情やへの字口を作るときに使われます。年齢とともにこの筋肉が発達したり、表情のクセで過度に使用したりすると、常に口角が下がった状態になり、マリオネットラインが深くなります。

また、頬を支える筋肉が衰えることで、顔全体のたるみが進行し、相対的にマリオネットラインが目立つようになることもあります。

骨格の変化と萎縮

意外に思われるかもしれませんが、加齢によって顔の骨格も変化します。特に顎の骨は年齢とともに少しずつ萎縮し、ボリュームが減少していきます。

骨格は皮膚や筋肉を支える土台の役割を果たしています。土台が小さくなると、その上にある組織を支えきれなくなり、たるみが生じます。これがマリオネットラインを深くする一因となります。

生活習慣や外的要因

紫外線は、皮膚の老化を加速させる大きな要因です。紫外線を浴びると、コラーゲンやエラスチンが破壊され、皮膚のハリが失われます。日々の紫外線対策が不十分だと、マリオネットラインが早く深くなる可能性があります。

また、スマートフォンやパソコンを長時間使用する際の下向き姿勢も、顔のたるみを助長します。下を向く時間が長いと、重力によって皮膚が引っ張られ、マリオネットラインが形成されやすくなります。

さらに、喫煙や睡眠不足、栄養バランスの偏った食生活なども、皮膚の老化を早める要因となります。

セルフケアの限界と美容医療の必要性

マリオネットラインの予防として、日々のスキンケアや表情筋トレーニング、生活習慣の改善は確かに重要です。保湿ケアや紫外線対策、バランスの良い食事、十分な睡眠は、皮膚の健康を保つ基本となります。

しかし、一度深く刻まれたマリオネットラインを、セルフケアだけで改善することは現実的に困難です。なぜなら、マリオネットラインは皮膚の表面だけでなく、真皮層（皮膚の深い部分）や皮下脂肪、筋肉、さらには骨格まで関係する複合的な変化だからです。

表情筋トレーニングについても注意が必要です。誤った方法で行うと、かえってシワを深くしてしまう可能性があります。特に、口角下制筋を刺激するような動きは、マリオネットラインを悪化させる恐れがあります。

すでに形成されたマリオネットラインの改善を目指す場合は、美容皮膚科での専門的な治療が選択肢の一つとなります。美容医療では、皮膚の深部にアプローチし、改善を目指すことが可能です。

ただし、すべての方に美容医療が必要というわけではありません。マリオネットラインが軽度の場合や、気にならない程度であれば、日々のスキンケアと生活習慣の改善で経過を見ることも一つの選択肢です。カウンセリングでは、治療の必要性について医師と十分に相談し、ご自身に合った方法を選択することが大切です。

美容皮膚科で受けられるマリオネットライン治療法

マリオネットラインの治療には、いくつかの選択肢があります。症状の程度や患者様のご希望、ライフスタイルに合わせて、最適な治療法を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な治療法をご紹介します。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、マリオネットライン治療において最も一般的な方法の一つです。ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在する保湿成分で、皮膚のハリや潤いを保つ働きをしています。

治療では、ジェル状になった医療用ヒアルロン酸を、マリオネットラインの溝に沿って注入します。これにより、くぼんだ部分をふっくらと持ち上げ、ラインを目立ちにくくすることを目指します（効果には個人差があります）。

施術時間は10分から15分程度と短く、麻酔クリームを使用するため痛みも最小限に抑えられます。施術直後から変化を感じられる方が多く、自然な仕上がりが期待できます（個人差があります）。

効果の持続期間は使用する製剤や注入部位、個人の代謝により異なりますが、多くの症例で6ヶ月から1年程度とされています。ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収されるため、定期的なメンテナンスが必要になります。

ボトックス注射

ボトックス注射は、ボツリヌストキシンという成分を筋肉に注入する治療法です。マリオネットラインの場合、口角を下に引っ張る口角下制筋に注射することで、筋肉の過剰な働きを和らげます。

口角下制筋の動きが抑制されると、口角が自然と上がりやすくなり、マリオネットラインが目立ちにくくなる効果が期待できます。また、表情全体が明るく見える変化を感じる方もいらっしゃいます（効果には個人差があります）。

施術は数分で終わり、効果は注射後2日から1週間程度で現れ始めます。効果の持続期間は3ヶ月から6ヶ月程度です。

ボトックス注射は、筋肉の動きが原因でマリオネットラインが目立つ方や、比較的初期の段階の方に適しています。

糸リフト（スレッドリフト）

糸リフトは、特殊な医療用の糸を皮下に挿入し、たるんだ組織を引き上げる治療法です。糸には小さな突起がついており、これが皮下組織に引っかかることで、物理的にリフトアップ効果をもたらします。

マリオネットラインの治療では、頬や顎のラインに沿って糸を挿入し、下垂した組織を引き上げることで、ラインを目立ちにくくすることを目指します（効果には個人差があります）。

糸リフトの大きな特徴は、リフトアップ効果だけでなく、糸の刺激によってコラーゲン生成が促進されることです。これにより、肌質の改善や長期的なハリの向上も期待できます。

福岡天神美容クリニックでは、腫れを最小限に抑える技術を採用しており、ダウンタイムが少ないことが特徴です。効果は1年から2年程度持続します。

HIFU（ハイフ）治療

HIFU（High Intensity Focused Ultrasound：高密度焦点式超音波）は、超音波エネルギーを皮膚の深部に照射する治療法です。メスを使わずに、皮下組織やSMAS層（表情筋を覆う筋膜）まで熱エネルギーを届けることができます。

熱エネルギーによって組織が収縮し、同時にコラーゲンの生成が促進されることが期待されます。これにより、たるみの引き締まりやマリオネットラインの改善が期待できます（効果には個人差があります）。

HIFUは、切開を伴わないため体への負担が少なく、ダウンタイムもほとんどありません。効果は施術直後から徐々に現れ、1ヶ月から3ヶ月かけて最大限に達します。持続期間は6ヶ月から1年程度です。

比較的軽度から中等度のたるみに適しており、自然な引き締め効果を求める方におすすめです。

脂肪注入

脂肪注入は、患者様ご自身の脂肪を採取し、マリオネットラインのくぼみに注入する治療法です。一般的に、腹部や太ももなど、脂肪が比較的多い部位から吸引した脂肪を精製して使用します。

自己の組織を使用するため、アレルギー反応のリスクが極めて低く、安全性の高い治療法です。定着した脂肪は長期にわたり効果が持続することがありますが、定着率や経過には個人差があります。

ただし、注入した脂肪のすべてが定着するわけではなく、約30%から50%程度が体内に吸収されます。そのため、希望する効果を得るまでに複数回の施術が必要になる場合もあります。

治療法の比較と選び方

マリオネットラインの治療法を選ぶ際には、それぞれの特徴を理解し、ご自身の状態や希望に合った方法を選択することが重要です。以下の表で、主な治療法を比較してみましょう。

治療法	効果の現れ方	持続期間	ダウンタイム	適した症状
ヒアルロン酸注入	即時	6ヶ月〜1年	少ない傾向（個人差あり。内出血・腫れが数日出る場合あり）	軽度〜中等度のライン
ボトックス注射	2日〜1週間後	3ヶ月〜6ヶ月	少ない傾向（個人差あり。内出血が出る場合あり）	筋肉の動きが原因の場合
糸リフト	即時〜徐々に	1年〜2年	軽度（数日〜1週間）	中等度〜重度のたるみ
HIFU	徐々に（1〜3ヶ月）	6ヶ月〜1年	少ない傾向（個人差あり。赤み・軽い腫れが数時間〜数日出る場合あり）	軽度〜中等度のたるみ
脂肪注入	即時（腫れが引いた後）	長期持続（個人差あり）	中程度（1〜2週間）	ボリューム不足が原因の場合

治療法を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。

まず、マリオネットラインの深さや原因を正確に把握することが大切です。軽度のラインであれば、ヒアルロン酸注入やHIFUで十分な効果が期待できます。一方、深く刻まれたラインや顕著なたるみには、糸リフトや複数の治療法を組み合わせたアプローチが効果的です。

次に、ダウンタイムの許容度を考慮します。仕事や予定があり、できるだけ早く日常生活に戻りたい方には、ダウンタイムの少ないヒアルロン酸注入やボトックス注射、HIFUが適しています。

また、効果の持続期間と通院頻度も重要な要素です。定期的なメンテナンスが可能な方は、効果が高く持続期間が短めの治療を選ぶこともできます。一方、できるだけ長期的な効果を求める方には、糸リフトや脂肪注入が向いています。

福岡天神美容クリニックでは、カウンセリングで患者様のお顔の状態を詳しく診察し、ご希望やライフスタイルに合わせた最適な治療プランをご提案しています。

治療のリスクと副作用について

美容医療の治療を受ける際には、効果だけでなく、起こりうるリスクや副作用についても十分に理解しておくことが大切です。

ヒアルロン酸注入のリスク

ヒアルロン酸注入は比較的安全性の高い治療ですが、注射部位に赤みや腫れ、内出血が生じることがあります。これらの症状は通常、数日から1週間程度で自然に治まります。

まれに、注入部位にしこりを感じたり、左右差が生じたりすることがあります。このような場合は、ヒアルロニダーゼという酵素を注射することで、ヒアルロン酸を分解して調整することが可能です。

また、ごく稀に血管内にヒアルロン酸が入り込み血管塞栓が起こると、皮膚壊死や視力障害（失明）などの重大な合併症が報告されています。施術中や施術後に異常な痛み・皮膚の色の変化・視力の変化などを感じた場合は、直ちにご連絡ください。当院では、ヒアルロン酸を分解する酵素（ヒアルロニダーゼ）を常備し、緊急時の対応体制を整えています。適切な知識と技術を持った医師による施術を受けることが重要です。

ボトックス注射のリスク

ボトックス注射では、注射部位の軽い痛みや内出血が起こることがあります。また、効果が強く出すぎると、表情が不自然になったり、口角の動きに左右差が生じたりする可能性があります。稀に、笑顔の違和感、嚥下や発音のしづらさなど、機能面での影響が生じることがあります。

ただし、ボトックスの効果は永続的ではなく、数ヶ月で元に戻るため、万が一不自然な状態になったとしても、時間の経過とともに改善します。

妊娠中や授乳中の方、神経筋疾患がある方は、ボトックス注射を受けることができません。

糸リフトのリスク

糸リフトでは、挿入部位の腫れや内出血、痛みが生じることがあります。多くの場合、1週間程度で落ち着きますが、個人差があります。

また、糸が皮膚の表面から透けて見えたり、触れたときに違和感を覚えたりすることがあります。稀に、感染、糸の露出・移動・破断、左右差、一時的なしびれが生じることがあります。挿入後の数週間は、大きく口を開けたり、激しい表情を作ったりすることを避ける必要があります。

福岡天神美容クリニックでは、腫れを最小限に抑える糸リフトの技術を採用しており、ダウンタイムの軽減に配慮しています。

HIFU治療のリスク

HIFU治療後には、赤みやほてり、軽い腫れが生じることがありますが、通常は数時間から数日で治まります。

照射時には、チクチクとした痛みや熱感を感じることがありますが、多くの方が我慢できる程度です。痛みに敏感な方には、麻酔クリームを使用することも可能です。

まれに、神経に沿った一時的なしびれや筋肉痛のような症状が現れることがありますが、これらは数日から数週間で自然に回復します。また、稀に熱傷（やけど）、一過性から稀に長引く神経障害、意図せぬ脂肪減少によるボリューム低下が生じることがあります。

脂肪注入のリスク

脂肪注入では、脂肪を採取する部位と注入する部位の両方に、腫れや内出血、痛みが生じます。ダウンタイムは他の治療に比べてやや長く、1週間から2週間程度かかることがあります。

注入した脂肪の一部は体内に吸収されるため、希望通りのボリュームが得られない場合があります。また、左右差やしこりが生じる可能性もあります。稀に、脂肪壊死、油瘤（脂肪の固まり）、感染、脂肪塞栓などの合併症が生じることがあります。

施術後は清潔を保ち、医師の指示に従ったケアが必要です。

治療後のケアと注意点

治療の効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えるためには、施術後の適切なケアが重要です。

施術直後の注意点

ヒアルロン酸注入やボトックス注射の後は、注射部位を強く押したり、マッサージしたりしないようにしてください。注入した製剤が意図しない場所に移動してしまう可能性があります。

施術当日は、激しい運動や長時間の入浴、飲酒など、血行を促進する行動は避けましょう。これらは腫れや内出血を悪化させる原因となります。

メイクは、ヒアルロン酸注入やボトックス注射の場合、施術数時間後から可能ですが、注射部位を優しく扱うよう注意してください。

糸リフト後のケア

糸リフト後の1ヶ月程度は、大きく口を開けたり、頬杖をついたり、うつぶせで寝たりすることを避けてください。糸が安定するまでの間、負荷をかけない生活を心がけることが大切です。

また、施術後2週間程度は、激しい運動や歯科治療など、顔に衝撃が加わる可能性のある行動は控えましょう。

長期的なケア

どの治療法を選んだ場合でも、日々のスキンケアと紫外線対策は継続して行うことが重要です。適切なケアを続けることで、治療効果を長く保つことができます。

保湿ケアでは、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された化粧品を使用し、肌の潤いを保ちましょう。紫外線対策では、年間を通じて日焼け止めを使用し、帽子や日傘も活用してください。

また、バランスの良い食事や十分な睡眠、適度な運動など、健康的な生活習慣を心がけることで、肌の老化を遅らせることができます。

よくあるご質問

治療の痛みはどの程度ですか？

ヒアルロン酸注入やボトックス注射では、注射針を刺す際にチクッとした痛みを感じますが、麻酔クリームを使用することで、痛みをほとんど感じない状態で施術を受けることができます。

糸リフトでは、局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射時に少し痛みを感じることがありますが、我慢できる程度です。

HIFU治療では、骨に近い部位を照射する際に、一時的な痛みや熱感を感じることがありますが、多くの方が麻酔なしで施術を受けられる程度です。

効果はいつから実感できますか？

ヒアルロン酸注入と糸リフトは、施術直後から効果を実感できます。ただし、腫れが完全に引くまでには数日から1週間程度かかるため、最終的な仕上がりはその後に確認できます。

ボトックス注射の効果は、2日から1週間程度で現れ始め、2週間程度で安定します。

HIFU治療の効果は徐々に現れます。施術直後に軽い引き締まりを感じることもありますが、コラーゲンの生成が進むにつれて、1ヶ月から3ヶ月かけて効果が最大限に達します。

治療は何回必要ですか？

必要な治療回数は、症状の程度や選択する治療法によって異なります。

ヒアルロン酸注入やボトックス注射は、1回の施術で効果を実感できますが、効果が持続する期間に限りがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

糸リフトは、基本的に1回の施術で効果が得られます。ただし、たるみの程度が強い場合は、追加で糸を挿入することもあります。

HIFU治療も1回の施術で効果が期待できますが、より高い効果を求める場合は、数ヶ月空けて複数回の施術を行うこともあります。

他の治療と組み合わせることはできますか？

はい、マリオネットラインの治療では、複数の方法を組み合わせることで、より高い効果が期待できる場合があります。

例えば、ヒアルロン酸注入で溝を埋めながら、ボトックス注射で口角下制筋の動きを抑制する、といった組み合わせが効果的です。また、糸リフトで全体を引き上げた後、気になる部分にヒアルロン酸を注入する方法もあります。

福岡天神美容クリニックでは、お一人お一人の状態に合わせて、最適な治療の組み合わせをご提案しています。

どのくらいの年齢から治療を受けられますか？

マリオネットラインの治療に明確な年齢制限はありません。ただし、20代から30代の比較的若い年齢層では、予防的な治療や軽度の症状に対する治療が中心となります。

40代以降になると、たるみがより顕著になるため、より積極的な治療が必要になることが多いです。

重要なのは、年齢ではなく、現在の症状と患者様のご希望です。気になり始めた段階で早めにご相談いただくことで、より効果的な治療計画を立てることができます。

未成年でも治療を受けられますか？

未成年の方が施術を受ける場合は、親権者の同意書が必要です。カウンセリングには、可能な限り親権者の方にも同席していただき、治療内容やリスクについて十分にご理解いただいた上で、同意書にご署名をお願いしています。

治療費用はどのくらいかかりますか？

治療費用は、選択する治療法や使用する製剤の量、施術範囲によって異なります。

福岡天神美容クリニックでは、カウンセリング時に患者様の状態を診察し、具体的な治療内容と費用についてご説明いたします。費用は下記の通り明示しており、カウンセリングでは治療の必要性・代替策・リスクについて丁寧にご説明し、患者様の意思決定を支援します。

ご予算やご希望に応じて、複数の治療プランをご提案することも可能ですので、お気軽にご相談ください。

福岡天神美容クリニックでの治療の特徴

福岡天神美容クリニックは、小顔脂肪吸引とリフトアップを専門とするクリニックです。院長の小林直樹医師は、これまでに小顔脂肪吸引4,500件以上、手術を含めた総施術件数8,500件以上の豊富な実績を持っています

当院では、腫れを抑えるための手技上の工夫を行っています。糸リフトにおいても、麻酔方法・カニューレ選択・出血管理などに配慮し、ダウンタイムの軽減に努めています（効果や経過には個人差があります）。また、固定バンド不要の脂肪吸引や、固定バンド・抜糸不要の切開リフトなど、患者様の負担を最小限に抑える治療を提供しています（ただし、症例により固定や抜糸が必要となる場合があります。医師が判断いたします）。

カウンセリングは医師が直接行い、患者様のお悩みやご希望を丁寧にお聞きします。治療の必要性・代替案・リスクをご説明し、患者様が納得して治療を選択できるよう支援しています。

また、費用については明確にお示しし、無理なく継続して通っていただける環境を整えています。

まとめ

マリオネットラインは、口角から顎にかけて現れる縦のシワやたるみで、見た目年齢を大きく左右する要因の一つです。加齢による皮膚の変化、表情筋のバランスの崩れ、骨格の萎縮、生活習慣など、複数の要因が重なって形成されます。

日々のスキンケアや生活習慣の改善は予防に役立ちますが、すでに深く刻まれたマリオネットラインの改善を目指す場合は、美容医療での専門的な治療が選択肢の一つとなります。

治療法には、ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、糸リフト、HIFU、脂肪注入など、さまざまな選択肢があります。それぞれの特徴や効果、ダウンタイムを理解し、ご自身の症状や希望に合った方法を選ぶことが大切です。

福岡天神美容クリニックでは、お一人お一人のお悩みに寄り添い、豊富な経験と確かな技術で、最適な治療をご提案しています。マリオネットラインが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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参考文献：
・厚生労働省「医療広告ガイドライン」：https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html
・日本美容外科学会（JSAPS）：https://www.jsaps.com/
・日本美容皮膚科学会：https://www.aesthet-derm.org/