糸リフトやハイフを繰り返し受けてきたものの、「効果が半年程度で戻ってしまう」「年々たるみが深くなっている」と感じていませんか。注入や非切開治療を何度試しても、フェイスラインのもたつきや深いほうれい線への手応えが得にくい――そう実感している方は少なくありません。
なぜ糸やハイフでは効果に限界を感じる場合があるのか。その理由のひとつは、たるみの原因が「皮膚」だけではなく、その奥にある「SMAS(表在性筋膜:皮膚と筋肉の間にある薄い膜状の組織)」という深い層にもあるためです。SMAS層へ外科的にアプローチできる手術が「切開リフト(フェイスリフト)」であり、現在その技術は複数の種類に分かれ、進化を続けています。なお、すべての方にとって糸リフトやハイフが無効というわけではなく、たるみの進行度や目的によっては非切開治療が適している場合もあります。
そこで本記事では、フェイスリフトの代表的な種類であるSMAS法・MACS法・ディーププレーンリフトの違いを解剖学的観点から整理し、切開範囲による分類や非切開治療との比較、種類別の効果持続期間やコスト、そして自分に合った術式の選び方までを徹底解説します。長期的なたるみ改善を検討している方が、納得して選択するための判断材料をお届けします。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
フェイスリフトとは何か|種類を理解する前に知っておきたい基礎知識

フェイスリフトの種類を比較する前に、まず「なぜ顔がたるむのか」「フェイスリフトという治療が何をしているのか」という前提を整理しておく必要があります。たるみの仕組みを理解することで、各術式が「顔のどの層に」「どのように作用するのか」が明確になり、自分に必要な治療の方向性が見えてきます。
たるみが生じる解剖学的なメカニズム
顔のたるみは、皮膚だけの問題ではありません。顔は外側から「皮膚」「皮下脂肪」「SMAS(表在性筋膜)」「表情筋」「骨」という複数の層で構成されており、加齢とともにこれらすべての組織がゆるみ、下方へ垂れ下がっていきます。とくに皮膚と骨をつないでいる「リガメント(靭帯:皮膚を骨に固定している線維組織)」がゆるむと、頬の脂肪が下に落ち、ほうれい線やマリオネットラインが目立つようになります。
つまり、たるみは「皮膚・脂肪・SMAS・リガメント」が複合的に下垂した結果であり、皮膚表面だけにアプローチしても十分な改善が得にくい場合があります。種類選びの本質は「どの層に、どこまで深くアプローチできるか」にあります。
フェイスリフトの目的と期待できる効果
フェイスリフトは、ゆるんだ皮膚や筋膜(SMAS層)を外科的に引き上げ、たるみを長期的に改善することを目指すリフトアップ手術の総称です。ほうれい線、マリオネットライン、ジョール(口横のたるみ)、フェイスラインのもたつき、首のたるみなど、加齢に伴う輪郭の崩れに対して、外科的な選択肢として用いられます。
注入治療や糸リフトでは届きにくいSMAS層へ直接処理を加えるため、後戻りが比較的少なく、効果の持続期間が長い傾向があるとされます。ただし効果には個人差があり、肌質・骨格・たるみの進行度によって仕上がりは異なります。また術後も加齢による変化は続くため、効果が永続するわけではありません。
なぜ「種類」を理解することが重要なのか
フェイスリフトと一口に言っても、「どの層を引き上げるか」「どこを切開するか」「どこまで剥離するか」によって、術式は大きく分かれます。SMAS法、MACS法、ディーププレーンリフトなど、技術的な違いがダウンタイム・持続期間・仕上がりの自然さに直結するため、適切な種類を選ぶことが満足度を左右します。
種類を理解せずに「安いから」「ダウンタイムが短いから」という理由だけで選ぶと、期待した効果が得られなかったり、後戻りが早かったりするケースもあります。だからこそ、各術式の特徴を正しく把握することが重要です。
フェイスリフトの大分類|切開と非切開

フェイスリフトを大きく分けると、「切開を伴う外科的リフト(切開リフト)」と「皮膚を切らない非切開リフト」の2系統に分類されます。両者は作用機序がまったく異なり、効果の出方や持続期間にも大きな差が生じます。ここではその根本的な違いを整理します。
切開リフト(外科的フェイスリフト)の特徴
切開リフトは、耳の前や生え際を小さく切開し、皮膚をはがした上でSMAS層を引き上げ、余分な皮膚を切除して縫合する外科手術です。皮膚と筋膜の両方を引き上げるため、ほうれい線・マリオネットライン・フェイスラインのたるみに対して、より深い層から改善を目指すことができる点が特徴です。
ダウンタイムを伴いますが、効果は数年単位で持続するとされ、後戻りが比較的遅いことが利点です。「一度でしっかり手応えを得たい」「糸リフトの効果に満足できなかった」という方に検討される治療といえます。
非切開リフト(糸リフト・ハイフ等)の特徴
非切開リフトは、皮膚を切らずに行うリフトアップ治療の総称で、糸リフト(スレッドリフト)、ハイフ(HIFU)、高周波(RF)、注入治療(ヒアルロン酸・ボトックス)などが含まれます。皮下に糸を挿入したり、超音波や高周波で皮下組織を熱凝固させたりすることで、たるみを引き締めるアプローチです。
ダウンタイムが短く比較的気軽に受けられる一方、効果はおおむね半年から1〜2年程度とされており、繰り返し受ける必要があります。深いたるみへの対応には適応の限界がある場合もあり、初期のたるみや軽度の症状向きとされます。
切開と非切開の作用機序の根本的な違い
両者の根本的な違いは「アプローチする層の深さ」にあります。非切開リフトの多くは皮膚〜皮下脂肪層が主な作用範囲で、SMAS層へ直接的に外科的処置を加えることはできません。一方、切開リフトはSMAS層を直接縫縮・引き上げできるため、深い層から引き上げる効果が期待できます。
「皮膚を引っ張る」のではなく「深い層を含めて持ち上げる」という違いが、効果の深さと持続性の差につながります。糸リフトやハイフを繰り返しても十分な手応えが得にくいと感じる場合、この作用層の違いが一因と考えられます。
切開リフトの主な種類|SMAS法・MACS法・ディープリフトの違い

切開リフトの中にも複数の術式があり、SMAS層の処理方法によって大きく分類されます。代表的なのが「SMAS法(SMASリフト)」「MACS法(MACSリフト)」「ディーププレーンリフト」の3種類です。それぞれ剥離する範囲や引き上げる方向が異なり、適応や仕上がりにも違いがあります。
SMAS法(SMASリフト)の特徴と適応
SMAS法は、皮膚を剥離した後にSMAS層を一部切開・縫縮することで、皮膚と筋膜を別々に引き上げる、広く行われている代表的な切開リフトの一つです。SMASを独立して操作するため、皮膚への過剰な張力をかけずに自然な引き上げが可能となり、不自然な「引きつれ感」を回避しやすいという利点があります。
中等度から進行したたるみまで幅広く対応でき、ほうれい線・マリオネットライン・フェイスラインのたるみが気になる方に適しています。多くの美容外科で採用されている、信頼性の高い基本術式です。
MACS法(MACSリフト)の特徴と適応
MACS法(Minimal Access Cranial Suspension lift)は、耳前部の切開を最小限にとどめ、SMAS層を縫合糸で吊り上げる比較的低侵襲な切開リフトです。剥離範囲が狭いため腫れや内出血が少なく、回復が早い傾向があります。
ただし、剥離範囲が限られるため、深いたるみや広範囲の改善には不向きとされ、軽度から中等度のたるみが適応の中心となります。「フェイスラインの軽い緩みを早めに改善したい」「ダウンタイムを抑えたい」という方に向く術式です。
ディーププレーンリフトの特徴と適応
ディーププレーンリフト(Deep Plane Lift)は、SMAS層よりさらに深い層(SMAS下、表情筋の上)まで剥離し、皮膚とSMASを一体として深部から引き上げる術式です。深い層のリガメント(靭帯)まで処理できるため、強い引き上げ効果と長期の持続性が期待できます。
ただし剥離範囲が広く、神経への配慮が必要となるため、高い解剖学的知識と技術が求められます。重度のたるみや、過去にリフトアップ治療を受けても十分な効果を得られなかった方に検討される、より高度な術式です。
3種類の主な違いを比較
各術式の特徴を整理すると、以下のように比較できます。
| 項目 | SMAS法 | MACS法 | ディーププレーンリフト |
|---|---|---|---|
| 剥離の深さ | 皮膚下・SMAS層 | 皮膚下のみ(限定的) | SMAS下層まで |
| 引き上げ範囲 | 中〜広範囲 | 限定的(中顔面中心) | 広範囲・深部 |
| ダウンタイム | 中程度 | 比較的短め | やや長め |
| 持続期間の目安 | 長期 | 中期 | 長期 |
| 適応 | 中〜進行したたるみ | 軽度〜中等度 | 重度・複雑なたるみ |
| 技術的難易度 | 標準的 | 中程度 | 高い |
※持続期間や効果の出方には個人差があり、たるみの進行度・肌質・年齢などによって異なります。
切開範囲による分類|部位別フェイスリフトの種類

フェイスリフトはSMASの処理方法だけでなく、「どこを切開し、どの部位を引き上げるか」によっても種類が分かれます。改善したい部位によって最適な切開範囲が異なるため、部位別の特徴を理解しておくことも重要です。
ミニリフト・ミドルフェイスリフト
ミニリフトは、耳前部のごく小さな切開で行う、比較的切開範囲を抑えた部分的フェイスリフトです。主にフェイスラインや軽度のほうれい線を改善する目的で行われ、ダウンタイムが比較的短い点が特徴です。
ミドルフェイスリフト(中顔面リフト)は、頬から目元にかけての中顔面のたるみに特化した術式で、目の下のたるみや頬のこけ感、ほうれい線の改善に効果的とされます。軽度から中等度のたるみが適応の中心となります。
フルフェイスリフト
フルフェイスリフトは、こめかみから耳の周囲、生え際にかけて広範囲を切開し、顔の上部から下部まで全体を引き上げる術式です。SMAS層の広範な処理が可能となり、ほうれい線・マリオネットライン・フェイスライン全体・首の上部までを一度にしっかり改善できます。
進行したたるみや、複数部位のたるみが同時に気になる方に適応されます。引き上げ効果は大きい一方、剥離範囲が広いためダウンタイムも長めになります。
こめかみリフト・前額リフト
こめかみリフト(テンプルリフト)は、こめかみ部分を切開して目尻や眉尻を引き上げる術式で、目元の下垂や眉のたるみが気になる方に適しています。目元の若々しさを回復したい方に選ばれます。
前額リフト(フォアヘッドリフト)は、生え際付近を切開し、額のシワや眉の下垂を改善する術式です。表情筋の動きによるシワや、加齢による眉下垂が顕著な方に検討されます。
ネックリフト
ネックリフトは、首から顎下にかけてのたるみを改善する術式で、二重あごや首の縦線(プラティスマバンド)が気になる方に適応されます。フェイスリフトと組み合わせて行うことで、顔と首のラインを一体的に整える効果が期待できます。
首のたるみは加齢のサインとして目立ちやすい部位であり、フェイスリフト単独では改善しきれない場合に組み合わせ手術として選択されることがあります。
非切開リフトの種類|糸リフト・ハイフ・注入治療

切開リフトと並行して理解しておきたいのが、非切開リフトの種類とその位置づけです。非切開治療は単独で完結することもあれば、切開リフトとの組み合わせで効果を高める役割も持ちます。
糸リフト(スレッドリフト)
糸リフトは、医療用の溶ける糸(または非吸収性の糸)を皮下に挿入し、組織を引き上げる治療です。施術時間が短くダウンタイムも比較的少ない一方、糸が作用するのは主に皮下脂肪層であり、SMAS層を直接操作することはできません。
そのため効果は半年〜1〜2年程度が目安とされ、定期的な追加施術が必要となります。初期のたるみや、切開を避けたい方に向く治療です。当院でも頭皮から引き上げるFTBリフトとして提供しています。
ハイフ(HIFU)
ハイフは高密度焦点式超音波を皮下の特定の深さに集中させ、熱エネルギーで組織を引き締める治療です。SMAS層に近い深さまで熱を到達させる機種もありますが、外科的にSMASを縫縮するわけではないため、効果の出方や持続性には限界があります。
ダウンタイムがほとんどなく日常生活への影響が少ない点が利点ですが、効果は半年程度とされ、進行したたるみへの対応には適応の限界があるとされます。
ヒアルロン酸・ボトックス等の注入治療
ヒアルロン酸注入は、ボリュームロスにより落ちくぼんだ部分を補い、リフトアップ効果を間接的に得る治療です。ボトックス注射は、表情筋の過剰な収縮を抑えてシワを目立たなくする治療で、エラ張りや口角下垂などにも応用されます。
いずれもたるみの「原因」を取り除くというより、「見え方」を整える補助的アプローチであり、切開リフトとは目的が異なります。組み合わせて使うことで、より自然な仕上がりを目指す場合もあります。
種類別の効果持続期間とコスト比較

フェイスリフトの種類を選ぶ際、「初期費用の安さ」だけで判断すると、長期的にはかえって高くつくことがあります。ここでは、持続期間・累計コスト・ダウンタイムを総合的に比較する視点を整理します。
持続期間で見る各種類の違い
各治療の持続期間の目安は、おおむね以下のとおりです。あくまで一般的な目安であり、個人差があります。
| 治療種類 | 持続期間の目安 |
|---|---|
| 切開リフト(SMAS法・ディーププレーンリフト) | 数年単位(長期) |
| 切開リフト(MACS法) | 中期 |
| 糸リフト | 半年〜1〜2年程度 |
| ハイフ | 半年程度 |
| ヒアルロン酸注入 | 数ヶ月〜1年程度 |
| ボトックス注射 | 3〜6ヶ月程度 |
切開リフトは初期負担は大きいものの、効果の持続期間が圧倒的に長く、後戻りの遅さも特徴です。
10年間のトータルコストで考える
「1回あたりの費用」だけでなく、「10年間の累計コスト」で考えると、各治療の本質的なコストパフォーマンスが見えてきます。たとえば糸リフトを1〜2年ごとに繰り返し、ハイフを半年ごとに併用するケースでは、10年間の累計費用は決して小さくありません。
一方、切開リフトは一度の費用負担は大きいものの、効果が数年単位で続くため、条件によっては長期的に見て1年あたりのコストが抑えられる場合もあります。「同じ治療を繰り返す手間や費用を見直したい」という方には、トータルコストの視点が一つの判断材料となります。ただし最終的な費用感は治療内容・通院頻度・個人差により異なります。
※費用は施術内容・医療機関により異なり、自由診療(自費)です。最新の料金は料金ページをご確認ください。
ダウンタイム・通院回数の累計比較
非切開治療は1回あたりのダウンタイムは短いものの、繰り返し受けることでダウンタイムや通院回数が累積していきます。10年間で繰り返す回数を考えると、切開リフト1回のダウンタイムと、累積された非切開治療のダウンタイムが同程度になるケースもあります。
「短期的な手軽さ」と「長期的な効率性」のどちらを優先するかは、ライフスタイルや価値観によって異なります。年齢や仕事の状況、家族計画なども踏まえて検討することが大切です。
自分に合ったフェイスリフトの種類の選び方

種類が多いほど迷いやすいのがフェイスリフトです。ここでは、自分に合った術式を選ぶための判断軸を整理します。最終的には医師による診察が不可欠ですが、事前に判断軸を持っておくとカウンセリングがスムーズになります。
たるみの進行度で判断する
軽度のたるみであれば、糸リフトやハイフなどの非切開治療で対応できるケースもあります。中等度のたるみが進行している場合は、SMAS法やMACS法の切開リフトが選択肢となります。重度のたるみや、過去のリフトアップ治療で満足できなかった場合は、ディーププレーンリフトや広範囲の切開リフトが検討されます。
自己判断は難しいため、鏡で頬の脂肪の落ち方、ほうれい線の深さ、フェイスラインの輪郭、首のたるみなどを総合的に確認し、医師の客観的な評価を受けることが重要です。
年齢・肌質による選び方
30代後半〜40代前半は、軽度〜中等度のたるみが中心となる時期で、MACS法やミニリフトのような低侵襲な切開リフト、もしくは非切開治療との組み合わせが選択肢になります。40代後半〜60代では、SMAS法のしっかりした引き上げや、ディーププレーンリフトが検討されることが多くなります。
ただし年齢は目安に過ぎず、たるみの進行度や肌質、骨格による個人差が大きいため、「○歳ならこの術式」と一律には言えません。肌のハリや弾力、皮下脂肪の量、骨格的な特徴も含めて総合判断します。
医師選びと信頼できるクリニックの見極め方
フェイスリフトは医師の技術差が結果に大きく影響する手術です。SMASやリガメントの構造を熟知し、解剖学的に精密な処理ができる医師を選ぶことが、満足度と安全性の鍵となります。
確認すべきポイントとしては、執刀医の経験症例数、症例写真の質、カウンセリングの丁寧さ(営業的ではないか)、リスク説明の透明性、術後のフォロー体制などが挙げられます。「カウンセリングから手術、アフターケアまで同じ医師が一貫して担当するか」も、信頼性を判断する重要な要素です。当院の院長プロフィールもご参考ください。
福岡天神美容クリニックのFTB式SMASフェイスリフト

ここまでフェイスリフトの種類を整理してきましたが、当院・福岡天神美容クリニックでは、独自の術式「FTB式SMASフェイスリフト」を提供しています。SMAS層へのしっかりとしたアプローチと、患者様の負担軽減を両立した術式です。
抜糸不要・固定バンド不要の独自術式
当院のフェイスリフト(切開リフト)は、固定バンドやドレーンを使用しない独自の方法で行うため、術後の圧迫感や痛みといった不快感の軽減を目指しており、洗顔やメイクなどの日常生活にも早く戻りやすいよう工夫しています。また独自の剥離方法と術式を用いることで、組織への負担をできるだけ抑え、腫れや内出血の軽減を目指す設計としています。ただし腫れ・内出血・痛みの出方には個人差があります。
抜糸のための通院は不要ですが、術後の状態確認のため、1週間後・1ヶ月後・2ヶ月後を目安に経過観察のご来院をお願いしています。シャワー・洗顔・化粧は当日からOK、美容院は2週間後からOKです。SMAS層へアプローチすることで、比較的長期のリフトアップ効果が期待されるとされています(効果の出方や持続期間には個人差があり、加齢による変化も続きます)。
院長執刀による一貫したサポート体制
当院ではカウンセラー制度を導入せず、医師による丁寧なカウンセリングを心がけています。これまで数千件以上の小顔・リフトアップ手術を担当してきた院長が、診察・カウンセリングから手術、術後の経過観察まで一貫して担当します。
術後は1週間後、1ヶ月後、2ヶ月後に経過観察のご来院をお願いしており、個々の経過に応じたフォローを行います。一人ひとりの骨格や脂肪のつき方に合わせた丁寧なデザインを心がけ、自然で美しい仕上がりを追求しています。
選べる2つの切開幅(ロング・エクストラロング)
当院では、患者様のお悩みの状態やご要望を踏まえ、2つの切開範囲からお選びいただけます。ロング(耳珠軟骨まで)は、目元から顔の中央までのたるみが対象範囲です。エクストラロング(耳下まで)は、目元からほうれい線、口元(マリオネットライン)までのたるみに対応します。
お顔は特にデリケートな部位ですので、施術後の仕上がりと効果のバランスを重視し、医師が適切な範囲を丁寧にご説明させていただきます。施術内容や仕上がりイメージは症例写真でもご確認いただけます。
フェイスリフトのリスク・副作用と注意点

フェイスリフトは効果が大きい治療ですが、外科手術である以上、リスクと副作用への正しい理解が欠かせません。ここでは種類ごとのリスクと、施術前に確認すべきポイントを整理します。
切開リフトのリスクと回復期間
切開リフトでは、腫れ・内出血・痛み・傷跡・左右差・引きつれ・感覚鈍麻・血腫・縫合部感染・瘢痕肥厚(傷跡が盛り上がる状態)・神経損傷などのリスクが報告されています。また、仕上がりに納得が得られない場合や合併症への対応として、再手術や修正手術が必要となる可能性もあります。重篤な合併症は稀ですが、可能性としてはゼロではありません。
当院のFTB式SMASフェイスリフトの場合、腫れは比較的軽度で、術後2〜4週間でより自然な状態に近づき、最終的な完成は術後2,3〜6ヶ月後とされています。痛みや頭皮のつっぱり感が1〜2週間程度生じることがあり、必要に応じて痛み止めを使用します。痛みの程度や期間には個人差があります。内出血は術後2〜3日後から黄色いものが生じることがあり、2〜3週間程度で落ち着いていく傾向があります。傷跡の完成は半年後を目安としており、1ヶ月後以降は赤みが徐々に引いていきます。紫外線にあたると傷跡が色素沈着しやすいため、紫外線対策の徹底が重要です。なお、これらの経過には個人差があります。
非切開リフトのリスク
糸リフトでは、糸の露出、引きつれ、左右差、感染、糸切れなどのリスクがあります。ハイフでは、軽度の熱傷、神経損傷、脂肪萎縮などが報告されており、機種や操作によって安全性に差が出ます。
注入治療も、内出血や血管塞栓、アレルギー反応などのリスクがあり、「手軽だから安全」とは限りません。どの治療も適切な医師選びとリスク管理が前提です。
施術前に確認すべきポイント
施術前には、(1)執刀医の経験と専門性、(2)リスク・副作用の十分な説明、(3)アフターケアの体制、(4)料金の明朗性、(5)症例写真や口コミの確認、を必ず行いましょう。複数のクリニックでカウンセリングを受け、納得した上で判断することが望まれます。
また、フェイスリフトは保険適用外の自由診療(自費治療)であり、効果には個人差があります。期待しすぎず、医師と現実的なゴールを共有することが満足度につながります。なお、医療広告の表現については厚生労働省の医療広告ガイドラインも参考になります。
施術を受けられない場合がある条件・注意事項
以下に該当する方は、施術をお受けいただけない場合や、慎重な検討が必要となる場合があります。妊娠中・授乳中の方、コントロール不良の糖尿病や心疾患などの基礎疾患をお持ちの方、抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方、ケロイド体質や過去に傷跡が盛り上がりやすかった方、皮膚に活動性の感染症がある方などが該当します。また、喫煙は創傷治癒を遅らせる要因となるため、術前後の禁煙が推奨されます。これらは一般的な目安であり、最終的な可否は医師の診察により判断されます。必ず事前に既往歴・服用中の薬剤・アレルギー等を医師にお伝えください。
なお、未成年の方が施術をご検討される場合は、原則として保護者の同意が必要です。
まとめ|フェイスリフトの種類を理解して長期的なたるみ改善へ

フェイスリフトには、SMAS法・MACS法・ディーププレーンリフトなど切開リフトの中でも複数の種類があり、さらに切開範囲による分類(ミニリフト・フルリフト・ネックリフト等)や、非切開治療(糸リフト・ハイフ・注入治療)まで含めると、選択肢は多岐にわたります。重要なのは、各種類が「どの層に、どこまで深くアプローチできるか」という解剖学的な違いを理解した上で、自分のたるみの進行度・年齢・ライフスタイルに合った術式を選ぶことです。
糸リフトやハイフを繰り返してきたものの十分な手応えを得にくいと感じる方にとって、SMAS層へ外科的にアプローチできる切開リフトは、長期的な効果と累計コストの観点から検討する価値のある選択肢の一つです。とはいえ、外科手術である以上、術式選びとクリニック選びが結果を大きく左右します。経験豊富な医師による丁寧な診察と、納得できる説明を受けた上で、ご自身に最適な種類を選んでください。
福岡天神美容クリニックでは、独自のFTB式SMASフェイスリフトにより、抜糸・固定バンド不要で患者様の負担軽減を目指しつつ、SMAS層へアプローチする施術を提供しています。種類選びや適応について迷われている方は、まずは医師による丁寧なカウンセリングをご利用ください。
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医








