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切開リフトと脂肪吸引の同時施術とは?メリット・ダウンタイム・糸リフトとの違いを美容外科医が解説

明るい室内で横顔を見せて微笑む日本人女性
目次

糸リフトやハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)を何度か受けても、数ヶ月から1年ほどで元の状態に戻ってしまい、「また同じことの繰り返しになるのではないか」と感じている方は少なくありません。頬のもたつき、フェイスラインの崩れ、マリオネットラインが気になり始めると、手軽な治療を繰り返すべきか、一度しっかりと外科的に対処すべきか、悩みが深くなります。

そもそも糸リフトやハイフだけでは、なぜ効果が長続きしないのでしょうか。答えは、顔のたるみが「皮膚」「皮下脂肪」「SMAS(スマス)」という三層構造の問題であり、非切開治療ではSMAS層へ物理的にアプローチしにくいという解剖学的事実にあります。

さらに、頬に脂肪の厚みがある方の場合、引き上げだけでは輪郭がすっきりと見えにくいケースもあります。ここで選択肢となるのが、切開リフトと顔の脂肪吸引を同一手術内で同時に行うという方法です。

そこで本記事では、切開リフトと脂肪吸引を同時に行う意義、解剖学的な根拠、糸リフトとの比較、向いている方、ダウンタイム、リスク、クリニック選びのポイントまでを、小顔脂肪吸引・リフトアップを専門とする福岡天神美容クリニックの視点から整理して解説します。

【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹

たるみの正体と「なぜ糸リフトでは戻ってしまうのか」

白衣姿でタブレットを確認する女性医師

頬やフェイスラインのたるみを論理的に理解するには、まず顔の層構造を知ることが近道です。非切開治療だけでは届きにくい層があることが、戻りやすさの構造的な理由となります。

顔は「皮膚・皮下脂肪・SMAS」の三層構造でたるむ

顔の組織は、表面から順に皮膚・皮下脂肪・SMAS(表在性筋膜群:皮膚と表情筋の間にある薄い膜状の組織で、顔全体を包むように広がっています)・表情筋という層構造を持っています。加齢や重力、紫外線、繰り返す表情運動により、これらの層はそれぞれ下方向へ移動したり、容量を失ったりします。

特に重要なのがSMASと、SMASを骨に固定しているリガメント(靭帯:皮膚や筋膜を骨格に結びつけている線維組織)です。リガメントが緩むことでSMASが下垂し、その結果として表層の皮膚や皮下脂肪も引きずられるように下がります。つまり、たるみの「土台」はSMAS層にあり、表層だけを引き上げても十分な解決にならないケースが多いのです。

糸リフトは「皮下脂肪層」までしか物理的に届きにくい

糸リフトは、コグ(返し)のついた糸を皮下脂肪層に挿入し、組織を引き上げる治療です。即時的にフェイスラインを引き上げる効果があり、ダウンタイムも比較的短い点が支持されています。

一方で、糸が主にアプローチするのは皮下脂肪層であり、SMAS層を直接引き上げるわけではありません。下垂しているSMAS層自体の位置は変わらないため、糸が体内で吸収されたり、組織の再配列が進んだりすると、もとの状態へ戻りやすいという特性があります。これは糸リフトの技術的な欠点ではなく、構造上の役割範囲による限界と捉えるべき性質です。

ハイフの熱収縮は「一時的な引き締め」としての位置づけ

ハイフは超音波の熱エネルギーをSMAS層付近に到達させ、熱変性による肌の引き締め効果を狙う治療です。切らない施術として人気があり、肌質の改善や軽度のたるみに対する予防的メンテナンスとしては一定の役割があります。しかし、熱による収縮は永続するものではなく、持続期間の目安として数ヶ月~半年程度と案内されることが多いですが、感じ方には個人差があります。また、重度のたるみや脂肪の厚みがある方には、効果の実感が乏しい場合があります。

ハイフも糸リフトと同様、メンテナンス目的としては意義のある治療です。しかし、SMAS層に物理的にアプローチして位置を調整し、固定するという外科的操作はできないため、土台そのものの位置関係を変えたい方にとっては別の治療を検討する必要がある、というのが臨床の実感です。

糸リフトやハイフを否定するわけではなく、治療目的と適応範囲が異なるという点を正しく理解することが、次の選択肢を考えるうえで重要です。

切開リフトと脂肪吸引の同時施術とは

診察室のカウンターに腰かけて微笑む男性医師

ここからは、切開リフトと顔の脂肪吸引という二つの治療を同一手術で行う意味を整理します。

切開リフトは「SMAS」を直接操作する方法

切開リフトは、耳周囲や頭髪の生え際といった目立ちにくい部位を切開し、SMAS層まで到達したうえで、SMASそのものを引き上げ・固定する施術です。表層の皮膚だけでなく、たるみの土台となる層にも働きかけるという意味で、非切開治療とは作用機序が異なります。

福岡天神美容クリニックでは、固定バンド不要・抜糸不要の切開リフトを採用しており、術後の管理負担を抑えた術式が選択されています。SMASを安定的に固定することで、時間経過によって元の位置に戻ろうとする力に対して抵抗しやすくなりますが、効果の感じ方や持続期間には個人差があります。

顔の脂肪吸引は「余剰脂肪」を物理的に除去する

頬の下部(ジョールファット付近)・顎下・頬骨下などの余剰脂肪を、カニューレ(極細の吸引管)を用いて除去する施術が顔の脂肪吸引です。吸引層の選択や吸引量のコントロールなど、部位ごとの解剖に応じた繊細な技術が求められます。

脂肪吸引を単独で行うと、脂肪量が減ることで皮膚側のボリュームが相対的に余り、たるみが目立って見える場合があります。脂肪の厚みがある方や中等度以上のたるみがある方では、引き上げと組み合わせることで仕上がりのバランスが取りやすくなる場合があります。なお、エラ張りには咬筋に対するボトックス注射、頬のこけには脂肪注入やヒアルロン酸注入などの選択肢もあり、状態に応じて複数の治療を組み合わせることも検討対象となります。

「同時に行う」ことに意義がある理由

切開リフトと脂肪吸引を別々の日程で行うことも可能ですが、同時施術には医学的合理性があります。

第一に、脂肪吸引で顔全体のボリュームバランスを整えた後にSMASを引き上げることで、最終的なフェイスラインの完成度を一度の手術で設計できます。第二に、麻酔・ダウンタイム・通院が一度で完結するため、身体的負担と生活への影響が二度に分散されません。第三に、術後の組織変化が同じタイムラインで進むため、仕上がりの予測が立てやすくなります。

ただし、頬の皮膚が極端に薄い方や、SMASのたるみはあるが脂肪がほぼない方など、同時施術が適応にならないケースもあります。適応判断は、医師によるカウンセリングで慎重に行う必要があります。

切開リフトと脂肪吸引を同時施術する3つのメリット

自宅のソファに座りタブレットを見る女性

二つの治療を同時に行うことには、仕上がり・生活への負担・長期的なコストの3つの観点でメリットがあります。

メリット1:引き上げと減量の同時設計でフェイスラインを最適化

頬の脂肪が多い方が切開リフトのみを受けると、SMASは上がるもののボリューム感が残り、シャープさが出にくい仕上がりになることがあります。逆に、脂肪吸引のみを受けると、フェイスラインは細くなるものの、残った皮膚がたるみとして目立つケースも少なくありません。

同時施術では、脂肪量と皮膚・SMASの張りを同一手術中にバランスを確認しながら調整できます。これは別日程での段階治療では得にくい、設計上の優位性です。

メリット2:ダウンタイム・通院・麻酔負担の一元化

切開リフトと脂肪吸引は、いずれもダウンタイムを伴う外科的処置です。別日程で行う場合、ダウンタイムを二度経験することになり、スケジュールへの影響が累積します。同時施術にすることで、腫れ・内出血・圧迫固定などが重なる期間を一度に集約できます。

また、全身麻酔または静脈麻酔を二度受けるよりも、一度で完結する方が身体的負担は軽減されます。ただし、手術時間が長くなることによる別のリスクもあるため、総合的な判断は医師の裁量となります。

メリット3:長期で見たときのトータルコスト

治療選択において見落とされがちなのが、「10年単位での総費用」という視点です。

糸リフトは1回あたりの費用を抑えやすいものの、効果持続の目安は一般的に1~2年程度とされており、同じ状態を維持するには繰り返し施術が必要になります。1.5年ごとに糸リフトを受けた場合、10年間で約6~7回分の費用・ダウンタイム・通院時間が発生する計算になります。

一方、切開リフトは一回あたりの費用はまとまった金額となりますが、効果の感じ方や持続期間には個人差があるものの、比較的長期にわたって変化を感じる方もいます。脂肪吸引についても、一般的に成人の脂肪細胞数は大きく変化しにくいとされており、体重の大幅な増加がない限り結果が比較的維持されやすいという報告がありますが、個人差があります。

1回あたりの費用だけでなく、生涯にわたって「同じ若々しい輪郭を維持するためにいくらかかるか」という視点で比較することが、合理的な治療選択につながります。具体的な料金は施設や術式によって変動するため、カウンセリング時に見積もりをご確認ください。

同時施術が向いている方と向いていない方

頭蓋骨モデルを使って説明する男性医師と患者の女性

同時施術には適応があり、万人に推奨される治療ではありません。以下に代表的な適応・非適応を整理します。

同時施術の適応となる方の特徴

頬から顎下にかけて脂肪の厚みがあり、なおかつフェイスラインに明確なたるみ(もたつき、二重顎、マリオネットライン)がある方は、同時施術を選択することで輪郭の変化を一度の手術でまとめて目指せる場合があります。糸リフトを複数回受けてきたものの効果の持続に限界を感じている方、ハイフを定期的に受けていても十分な変化を感じないと感じている方も、適応となる可能性があります。

また、「一度の治療でしっかり変化をつけたい」「今後は通院頻度を減らしたい」「定期メンテナンスから卒業したい」というニーズのある方にも、検討する価値のある選択肢となります。

同時施術を避けた方がよい方

皮膚が極端に薄い方、全身麻酔や静脈麻酔が困難な基礎疾患をお持ちの方、重度の血液凝固異常・糖尿病コントロール不良などの方は、同時施術の適応から外れる場合があります。また、妊娠中・授乳中の方は施術の時期を改めて検討することが一般的です。

脂肪量が少なく、たるみのみが主訴の方は、脂肪吸引は不要で切開リフト単独が適していることもあります。逆に、たるみが軽度で脂肪の厚みが主な原因の方は、脂肪吸引単独で十分な場合もあります。

また、目元・目尻・鼻・あご下・フェイスライン全体のバランス改善を希望される方は、美容外科・美容皮膚科の領域にまたがる複数の施術メニューを併用することで、全体としての輪郭改善が目指せる場合があります。

たとえば、目尻のたるみには別の術式、あご下のもたつきには脂肪吸引や小顔整形、鼻筋の印象変化にはヒアルロン酸注入など、悩みに応じた治療の紹介を受けることが可能です。

カウンセリングで確認すべき4つのポイント

同時施術を検討する際、カウンセリングで以下の項目を必ず確認してください。

まず、自分のたるみが「皮膚の問題」「脂肪の問題」「SMASの問題」のどの比率で構成されているかを医師に説明してもらうことが重要です。

次に、同時施術による手術時間・麻酔方法・入院の有無を確認します。

三つ目に、術後の固定方法・通院スケジュール・抜糸の有無について説明を受けます。最後に、起こり得るリスクと緊急時の対応体制について、遠慮なく質問してください。

医師が診察を行うクリニックであれば、医学的な観点から適応・非適応や治療選択肢について説明を受けることができます。

切開リフトと脂肪吸引同時施術の流れ

受付で奥を案内する女性スタッフと書類を持つ男性医師

実際の施術の流れを理解しておくことで、当日の行動予定や術後の生活設計が立てやすくなります。

カウンセリングから手術までの流れ

初回カウンセリングでは、現在の悩み・既往歴・服用中の薬剤・過去の美容医療歴を詳しく問診します。

そのうえで医師が視診・触診を行い、たるみの原因が皮膚・脂肪・SMASのどこにあるかを評価します。適応ありと判断された場合、手術計画・費用・ダウンタイム・リスクの説明を受け、患者様ご自身で検討する時間を設けます。

手術日が決まると、術前検査(採血・心電図など)が行われ、手術当日までに必要な準備と注意事項(禁酒・禁煙・一部薬剤の調整など)が指示されます。

施術当日の流れ

当日は、医師による最終確認・デザイン(切開ラインや吸引範囲のマーキング)・麻酔導入の後、手術が開始されます。手術時間は切開範囲・吸引量・症例によって異なりますが、同時施術の場合は一般的に数時間程度を想定します。

術後は、腫れを抑えるための圧迫固定が行われ、一定時間のリカバリールーム滞在を経て帰宅となります。福岡天神美容クリニックでは固定バンド不要・抜糸不要の術式を採用しており、術後の管理負担を抑えた設計がなされています。

術後から経過観察までのスケジュール

術後数日は強い腫れや内出血が出ることが一般的で、多くの方は1~2週間程度で外出が可能な状態になります。メイクでカバーできる程度まで落ち着くタイミングは個人差がありますが、術後2週間前後が一つの目安です。

完全な仕上がりが安定するまでは、3~6ヶ月程度かかる場合があります。この期間中は経過観察の通院が必要となり、アフターケアの質がクリニック選びの重要な基準となります。

ダウンタイムと術後経過の目安

自宅の窓辺でマグカップを両手に持ち外を見つめる女性

ダウンタイム中の過ごし方と経過の目安を、時系列で整理します。個人差はありますが、多くの症例で共通する傾向を示します。

時期主な症状生活上の目安
術直後~3日強い腫れ・内出血・圧迫感自宅安静、激しい動作は避ける
4日~1週間腫れのピーク、徐々に軽減在宅作業レベルの活動が可能
2週間前後腫れが落ち着き、メイクで目立ちにくい状態に出勤・外出が可能になる方が多い
1ヶ月前後内出血はほぼ消退、輪郭の変化が見え始める運動・入浴は医師の指示に従う
3ヶ月前後皮膚や組織が馴染み、仕上がりが見えてくるほぼ通常生活、経過観察継続
6ヶ月前後仕上がりの安定、最終的な評価が可能通常通りの生活

上記はあくまで一般的な目安であり、手術範囲・体質・年齢によって経過は変動します。

腫れ・内出血への対応

術後初期の腫れや内出血は、頭部を高く保つ就寝姿勢、処方された内服薬の服用、圧迫固定の継続によって早期軽減が期待できます。指示された期間はアルコール、長時間の入浴、激しい運動を避け、組織の安定を優先させます。

日常生活復帰の目安

デスクワーク中心の方は、1~2週間程度で復職するケースが多く見られます。接客業や対面コミュニケーションの多い方は、腫れ・内出血の程度を見ながら2~3週間の休暇設定が現実的です。スポーツや他の美容施術は、医師の許可が出るまで再開を控えます。

ダウンタイム中のケアで気をつけること

術後はSMASの固定が安定するまでの期間、頬を強く押さない、うつぶせ寝を避ける、首を急激に捻らないといった日常動作への配慮が必要です。スキンケアは刺激の少ない製品を選び、切開創部への直接的な摩擦を避けます。気になる症状があれば、自己判断せず早めにクリニックへ相談することが大切です。

リスク・副作用について知っておくべきこと

顔の解剖模型を見つめる眼鏡をかけた男性医師

切開リフトと脂肪吸引の同時施術には、一定のリスクと副作用が伴います。医学的に公正な情報を提示します。

切開リフトに伴うリスク

考えられるリスクとして、腫れ・内出血・感染・血腫・神経損傷・左右差・瘢痕(傷跡)・切開部付近の一時的な脱毛が挙げられます。神経損傷は一時的なものが多いとされていますが、まれに長期化するケースがあるため、経験豊富な医師による繊細な剥離操作が重要です。

瘢痕については、切開ラインが耳周囲や生え際に沿って設計されるため、髪の毛や耳の陰で目立ちにくい位置に配置されます。ただし、体質や術後のケアによって瘢痕の治癒経過には個人差が生じます。

脂肪吸引に伴うリスク

脂肪吸引では、腫れ・内出血・硬縮(術後に組織が硬くなる現象)・凹凸・感染が主なリスクです。硬縮は術後1~3ヶ月ほどのピークを経て徐々に軽減していく経過が一般的で、マッサージやアフターケアで早期軽快を目指します。

凹凸の予防には、吸引層の選択、カニューレの走行方向、吸引量のコントロールが鍵となります。顔面は血管・神経が密集した領域であるため、解剖学的知識と豊富な経験が求められます。

同時施術で特に注意すべき点

二つの処置を同時に行うことで、手術時間が延長する、麻酔負荷が増える、ダウンタイム症状が重なるといった点に留意が必要です。とりわけ、全身状態・基礎疾患・服用薬の情報は漏れなく医師へ伝えることが、安全のための前提となります。

術後の腫れや違和感が通常の経過を超える場合、感染や血腫の初期徴候である可能性もあるため、短時間で連絡が取れる体制のあるクリニックを選ぶことが重要です。

医療広告ガイドラインと正しい情報選択

美容医療を検討する際は、厚生労働省の医療広告ガイドラインを遵守している情報源かどうかを見極めることも大切です。過度に効果を強調する表現、根拠のないランキング表示、比較優良表現などは適正な情報提供とは言えません。客観的なリスク提示と、個人差の説明が含まれた情報源を選びましょう。

糸リフトと切開リフトの比較

カフェのテーブルでノートに書き込みをする女性

治療選択の判断材料として、二つの治療を複数の観点で整理します。

比較項目糸リフト切開リフト
アプローチ層主に皮下脂肪層SMAS層まで直接操作
切開の有無なし(針穴のみ)あり(耳周囲・生え際)
ダウンタイム数日~1週間程度2週間前後
効果持続の目安1~2年程度(個人差あり)比較的長期(個人差あり)
1回あたり費用比較的抑えやすいまとまった金額
修正・再施術の自由度高い慎重な検討が必要
適している方軽度のたるみ・メンテナンス目的中等度以上のたるみで長期的な変化を目指す方

効果持続の違いを生む構造的理由

糸リフトはコグ付きの糸による物理的な引き上げと、糸周囲の線維化によるコラーゲン増生という二つの効果で成り立ちます。しかし、糸は溶けるタイプであれば数ヶ月から1年半ほどで体内に吸収され、溶けないタイプでも組織の再配列によって徐々に効果が減弱します。

切開リフトは、SMASを移動させ、安定した位置で固定する操作が可能です。再配置されたSMASは、加齢による組織変化の影響は受けるものの、糸が吸収されるような「素材としての寿命」がない点で、効果の減弱メカニズムが糸リフトとは異なります。ただし、持続期間には個人差があります。

ダウンタイムをどう捉えるか

ダウンタイムの長さは、糸リフトが短く、切開リフトが長いことは事実です。ただし、糸リフトを繰り返す場合は、その都度ダウンタイムが発生します。5回繰り返せば5回分のダウンタイムと通院が累積することになります。

一方、切開リフトは一回のダウンタイムで比較的長期的な変化を目指す構造です。短期的なダウンタイムの短さを優先するか、生涯トータルでのダウンタイム累計を優先するかが、判断の分かれ目となります。

10年単位でのトータルコストの考え方

具体的な金額はクリニックによって異なるため明示しませんが、論理的な比較の枠組みは以下のとおりです。

糸リフトを1.5年ごとに受けると仮定した場合、10年間で約6~7回の施術を受ける計算になります(あくまで一例であり、実際の周期には個人差があります)。切開リフトは一度の施術で比較的長期的な変化を感じる方が多いとされるため、総費用だけでなく、通院時間・ダウンタイム・精神的負担の累計においても差が生じる可能性があります。ご自身のライフプランに沿って、どちらの選択が適しているかを検討してください。

クリニック選びで失敗しないためのポイント

クリニック受付で書類を受け取る女性と渡すスタッフ

切開リフトと脂肪吸引の同時施術は、医師の技術・経験・体制に仕上がりが大きく左右される治療です。

医師の執刀実績と専門性

まず確認すべきは、その医師が顔の解剖に精通しているか、切開リフト・脂肪吸引を専門領域としているか、という点です。顔面神経・表情筋・SMASの走行に関する深い知識と、長年の執刀経験は一朝一夕には得られません。

福岡天神美容クリニックでは、院長の累計執刀実績として小顔脂肪吸引4,500件以上、オペ合計8,500件以上の症例経験を有する院長が、すべての手術を担当しています。複数医師による分担ではなく、一人の医師が一貫して診療にあたる体制は、術前の評価から術中の判断、術後のケアまでの医学的な一貫性を担保します。

一貫したカウンセリング・手術・アフターケア体制

カウンセリングを医師が行っているか、カウンセラーが行っているかは、受けられる説明内容が異なるため確認しておきたいポイントです。医師が診察を行うクリニックであれば、医学的な観点から適応・非適応が判断されます。

また、手術を担当する医師がアフターケアまで担当することで、術後経過の評価と必要な処置の判断が一貫します。術前から術後まで一人の医師が責任を持つ体制は、患者様の安心感にも直結します。

一日の手術件数と丁寧な施術

流れ作業のように一日に多数の手術を行う体制では、一件あたりに割ける集中力と時間に限界があります。切開リフトと脂肪吸引の同時施術のような高難度手術においては、一日の手術件数を限定している医師のもとで受けることが、仕上がりの質と安全性の観点から望ましいと言えます。

アフターケア体制の充実度

術後の腫れ・硬縮・違和感に対して、いつでも相談できる窓口があるかは重要なチェックポイントです。術後数ヶ月にわたる経過観察が必要な治療であるため、遠方のクリニックを選ぶ場合は通院のしやすさも加味する必要があります。

福岡天神美容クリニックの切開リフト・脂肪吸引同時施術

福岡天神美容クリニックのエントランス看板

当院では、切開リフトと顔の脂肪吸引を専門領域として位置付け、患者様一人ひとりに合わせた治療設計を行っています。

院長による一貫した診療体制

カウンセリングから手術、術後のアフターケアまで、院長の小林直樹が一貫して担当いたします。医師が直接診察を行い、治療内容・リスク・費用について丁寧にご説明します。現在のお悩みが切開リフトや脂肪吸引によって解決できるものなのか、あるいは別の治療のほうが適しているのか、医学的な判断をもとにお伝えします。

固定バンド不要・抜糸不要の切開リフト

当院が採用している切開リフトは、術後の固定バンド装着および抜糸を必要としない術式設計になっています。固定バンドによる皮膚への負担や、抜糸のための再来院といった負担を軽減できるため、術後の生活への影響を抑えた治療選択が可能です。

切開リフトの詳細については、以下の当院の切開リフト専用ページをご参照ください。

豊富な実績に基づく技術力

院長の累計執刀実績として、小顔脂肪吸引4,500件以上、オペ合計8,500件以上の症例経験があります。顔面の解剖に基づいた繊細な脂肪吸引と、SMASを安定的に引き上げる切開リフトの技術を、同一手術内で組み合わせて行うことができます。

顔の脂肪吸引に関する詳細は、以下の当院の脂肪吸引専用ページからご確認いただけます。

一日の手術件数を限定した丁寧な施術

当院では、一日あたりの手術件数を限定しております。これは、一件の手術に対して十分な集中力と時間を確保するための方針です。特に切開リフトと脂肪吸引の同時施術のような高難度の治療においては、丁寧なデザイン・操作・縫合が仕上がりに直結します。

ご予約・カウンセリングのお問い合わせは、福岡天神美容クリニック公式サイトよりご案内しております。

よくある質問

診察室で患者に向かって微笑みながら説明する女性医師

実際のカウンセリングで頻繁にいただく質問を整理します。

Q1. 同時施術は本当に安全に行えますか?

A. 適応が合致していれば、同時施術が選択肢となる場合があります。一回の麻酔・一度のダウンタイムで完結することによる身体的負担の軽減もあります。ただし、基礎疾患のある方や全身麻酔のリスクが高い方には適応外となる場合があるため、術前検査と医師の判断が不可欠です。

Q2. 糸リフトを複数回受けていますが、切開リフトは可能ですか?

A. 可能な場合もありますが、過去に使用した糸の種類・本数・位置、癒着の有無、皮膚の状態などによって適応の判断が異なります。カウンセリングでの診察と評価を経たうえで、個別に手術計画を検討していきます。糸リフトで効果の持続に限界を感じている方が、切開リフトの適応となることもあります。

Q3. 職場復帰までどのくらいかかりますか?

A. 業種によりますが、デスクワーク中心であれば1~2週間程度、対面の多い業務では2~3週間程度の休暇設定が目安です。腫れや内出血の程度には個人差があるため、余裕を持ったスケジュール設計をおすすめします。

Q4. 効果はどのくらい持続しますか?

A. 切開リフトはSMASを物理的に再配置するため、比較的長期的な変化を感じる方が多いとされていますが、持続期間や感じ方には個人差があります。また、加齢による組織変化は誰にでも起こるため、「永久に変化しない」という意味ではありません。脂肪吸引で除去した脂肪細胞は基本的に再生しないため、体重が大きく変わらない限り、輪郭の変化は比較的維持されやすいとされていますが、こちらも個人差があります。

Q5. 痛みはどの程度ありますか?

A. 手術中は麻酔を使用し、痛みを感じにくいよう管理します。術後は内服の鎮痛薬でコントロールできる程度の痛みが数日続くことが一般的ですが、痛みの感じ方には個人差があります。強い痛みが長期化する場合は感染などの可能性があるため、早めにクリニックへご連絡ください。

Q6. 傷跡は目立ちますか?

A. 切開ラインは耳の前後や生え際など、髪や耳で隠れる位置に設計されます。初期の傷跡は赤みがありますが、数ヶ月から半年かけて目立ちにくく変化していくことが一般的です。ただし、瘢痕の治癒には体質差があるため、個別の経過は医師と相談しながら管理します。

Q7. カウンセリングだけの相談は可能ですか?

A. 可能です。カウンセリングでは、他の治療選択肢も含めて医学的観点からご提案します。契約を急かすことはありませんので、じっくりとご検討ください。

まとめ:継続的な変化を目指すなら同時施術という選択肢

屋外のベンチで遠くを見つめて穏やかに微笑む女性

糸リフトやハイフは、美容医療において有用な治療の選択肢です。しかし、それらが皮膚と皮下脂肪層中心のアプローチであるのに対し、たるみの土台はSMAS層にあるという解剖学的事実が、効果持続の個人差を生む一因となっています。美容整形・美容外科の領域で「たるみに対してより深い層へアプローチしたい」と考える際は、この解剖学的な構造に基づいた治療選択が一つの考え方となります。

切開リフトと脂肪吸引の同時施術は、SMAS層を直接操作できる切開リフトと、余剰脂肪を物理的に除去する脂肪吸引を組み合わせることで、フェイスラインの土台とボリュームを一度に設計する治療です。ダウンタイムや手術としての負担はありますが、10年単位で見たときの総コスト、通院の累計、ダウンタイム累計という観点では、検討する価値のある選択肢となる場合があります。

治療選択は、目先のダウンタイムや1回あたりの費用だけでなく、ご自身のライフプランに沿った生涯コストの視点で考えることが重要です。福岡天神美容クリニックでは、院長によるカウンセリング・手術・アフターケアの一貫体制のもと、一人ひとりのたるみの原因を解剖学的に評価し、必要な治療をご提案しています。

切開リフトと脂肪吸引の同時施術を検討されている方は、まず医師による診察で、ご自身の顔の状態を正確に把握するところから始めていただければと思います。

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参考情報(外部サイト)


※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
※効果・ダウンタイム・リスクには個人差があります。
※本施術(切開リフト・顔の脂肪吸引)は自由診療のため、公的医療保険は適用されません。
※費用は施術範囲・麻酔方法・併用施術の有無によって異なります。具体的な治療適応・費用については、医師によるカウンセリングで個別にご確認ください。

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