「クマ取りをしたのに変化がなかった」「目の下が凹んでしまった」「思った結果にならなかった」——インターネット上では、クマ取り治療を受けて満足のいく結果が得られなかったという声を目にすることがあります。目元の印象を大きく左右するクマ取り治療だからこそ、施術を検討している方にとって、このような結果は大きな不安要素ではないでしょうか。
実際、クマ取りは「簡単な施術」というイメージを持たれがちですが、医師の診断力と技術力が結果に影響する繊細な治療です。クマの種類を正しく見極め、一人ひとりの目元の構造に合った治療法を選択できるかどうかが、満足のいく結果を得るための重要なポイントとなります。
そこで本記事では、クマ取り治療でよくある失敗例とその原因を詳しく解説するとともに、納得のいく結果を得るためのクリニック選び5つのポイントをご紹介します。これからクマ取りを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
クマ取り治療とは?まず知っておきたい基礎知識

クマ取り治療を検討する際、まず理解しておきたいのが「クマの種類」と「治療法の違い」です。クマには複数の種類があり、それぞれ原因が異なるため、効果的な治療法も変わってきます。自分のクマがどのタイプなのかを正しく把握することが、満足のいく結果を得るための第一歩です。
目の下のクマの種類と原因
目の下のクマは、大きく分けて「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」「赤クマ」の4種類に分類されます。それぞれの特徴と原因を理解しておきましょう。
青クマは、目の下の皮膚を通して毛細血管が透けて見えている状態です。目元の皮膚は顔の他の部分と比べて約3分の1程度の薄さしかないため、血行不良によって暗い色に変化した血液が透けやすくなります。睡眠不足やストレス、冷え性、長時間のデスクワークなどが主な原因として挙げられます。年齢に関係なく起こりやすく、色白の方や皮膚が薄い方に多く見られます。
茶クマは、目元の色素沈着によって茶色くくすんで見える状態です。紫外線によるダメージ、目をこする習慣、メイクの落とし残しなどが原因で、皮膚にメラニン色素が蓄積することで発生します。クマの中でも改善が難しいタイプとされており、ターンオーバーの正常化や美白ケアが必要になります。
黒クマは、目の下のたるみや眼窩脂肪(がんかしぼう:眼球を支えるクッションの役割をする脂肪組織)の突出によってできる影が、クマのように見える状態です。加齢によって皮膚のハリが低下し、目元の靭帯や筋肉が緩むことで眼窩脂肪が前方に押し出されます。目の下のクマの中でも、黒クマは非常に多いとされています。40代以降に多く見られますが、20代・30代でも骨格や体質によっては生じることがあります。
赤クマは、目の下にある眼輪筋(がんりんきん:まぶたを閉じる筋肉)が透けて見えている状態です。眼窩脂肪が前に押し出され、眼輪筋を圧迫することで赤みが目立つようになります。黒クマと併発していることも多く、脂肪の突出が根本的な原因となっています。
自分のクマがどのタイプなのかを見分ける簡単な方法があります。目の下を軽く引っ張ってクマが薄くなる場合は青クマや赤クマの可能性が高く、引っ張っても色が変わらない場合は茶クマの可能性があります。また、顔を上に向けて鏡を見たときにクマが目立たなくなる場合は、黒クマである可能性が高いと考えられます。ただし、複数のクマが混在しているケースも多いため、正確な診断は専門医に相談することをおすすめします。
代表的なクマ取り治療の種類
クマ取り治療にはさまざまな方法があり、クマの種類や症状の程度によって適切な治療法が異なります。代表的な治療法を確認しておきましょう。
経結膜脱脂術(けいけつまくだっしじゅつ)は、下まぶたの裏側(結膜側)から切開し、突出した眼窩脂肪を取り除く方法です。「切らないクマ取り」とも呼ばれ、皮膚の表面に傷が残らないことが特徴です。主に目の下の膨らみが原因となっている黒クマや赤クマに対して行われます。ダウンタイムは比較的短く、多くの場合1〜2週間程度で腫れが落ち着きます(※個人差があります)。
ハムラ法は、目の下の膨らんでいる部分から凹んでいる部分へ眼窩脂肪を移動させることで、目元の凹凸を整える方法です。表ハムラ法は下まつ毛のキワから皮膚を切開し、裏ハムラ法は結膜側から切開します。脂肪を除去するだけでなく移動させるため、凹みができにくく自然な仕上がりが期待できます。たるみが強い場合や、脱脂だけでは改善が難しい場合に選択されることが多い治療法です。
脂肪注入は、自身の体から採取した脂肪を目の下の凹んでいる部分に注入し、ボリュームを補う方法です。経結膜脱脂術と併用されることも多く、膨らみと凹みの両方を同時に改善することが期待できます。自己組織を使用するため定着すれば効果の持続が期待できますが、定着率には個人差があり、注入技術によってはしこりができるリスクもあります。
ヒアルロン酸注入は、目の下の凹みやくぼみにヒアルロン酸を注入してボリュームを補う方法です。手軽に受けられる治療ですが、効果の持続期間は数ヶ月〜1年程度と限定的です。また、注入量や部位を誤ると不自然な仕上がりになるリスクがあります。
クマ取りでよくある失敗例とその原因

クマ取り治療は、正しい診断と適切な施術が行われれば、比較的高い満足度が期待できる治療の一つです(※結果には個人差があります)。しかし、さまざまな要因によって「思った結果が得られなかった」と感じるケースもあります。ここでは、よくある失敗例とその原因を詳しく見ていきましょう。
効果を実感できなかった
クマ取りでよく聞かれる不満の声が「効果を実感できなかった」というものです。費用をかけて施術を受けたにもかかわらず、クマが残ったまま、あるいはほとんど変化がないという状態は、精神的にも負担となります。
この原因として最も多いのが、クマの種類の誤診断です。たとえば、血行不良による青クマに対して脂肪除去を行っても、根本的な原因にアプローチできていないため改善は期待できません。同様に、色素沈着による茶クマに対して脱脂術を行っても、クマは解消されないのです。
また、脂肪の取り残しが原因となるケースもあります。経結膜脱脂術では、眼窩脂肪は内側・中央・外側の3つの区画に分かれており、それぞれを適切な量だけ除去する必要があります。取り残しがあると膨らみが残り、十分な効果を得られません。
目の下に凹みやくぼみができた
「クマは取れたけれど、目の下がくぼんでしまった」という結果も報告されています。目の下に凹みができると、かえって老けた印象になったり、疲れた印象に見えたりしてしまいます。
この原因は、眼窩脂肪の取りすぎです。膨らみを解消しようとするあまり、必要以上に脂肪を除去してしまうと、目の下がくぼんでしまいます。特に40代以降は皮膚のハリが低下しているため、脂肪を取りすぎると凹みが目立ちやすくなります。
また、眼窩脂肪を均一に除去できず、取りムラが生じることで凸凹した仕上がりになるケースもあります。これは施術の技術的な問題であり、目元の構造を十分に理解した上での丁寧な施術が求められます。
小ジワやたるみが目立つようになった
脂肪を除去したことで、かえって目の下の小ジワやたるみが目立つようになったというケースもあります。これは、膨らみによって張っていた皮膚が、脂肪除去後に余ってしまうことで生じます。
特に皮膚のハリが低下している方や、もともとたるみがある方は、脱脂術だけでは十分な改善が得られないことがあります。このような場合は、皮膚の切除を伴う切開ハムラ法や、脂肪注入による皮膚のハリ改善など、追加の処置が必要になることもあります。
術前のカウンセリングで、自分の皮膚の状態や起こりうるリスクについて十分な説明を受けることが大切です。
左右差が生じた
左右の仕上がりに差が出てしまうことも、クマ取りでよくある失敗の一つです。片側だけへこんでいる、片側の膨らみが残っている、左右で目元の印象が異なるといった状態は、鏡を見るたびに気になってしまいます。
もともと人間の顔は左右非対称であり、眼窩脂肪の量や皮膚のたるみ具合も左右で異なることが多いです。そのため、左右の状態を正確に把握し、それぞれに合わせた調整を行う技術が求められます。症例経験が豊富な医師であれば、術前に左右差を確認し、バランスを考慮した施術計画を立てることが期待できます。
不自然な仕上がりになった
脂肪注入やヒアルロン酸注入を併用した場合、注入量や注入部位が適切でないと、目の下が膨らみすぎて不自然な仕上がりになることがあります。また、脂肪が定着せずにしこりができてしまうケースや、注入した部分がボコボコとした質感になってしまうケースもあります。
脂肪注入は塊で注入するとしこりになりやすいため、ごく少量ずつ細かく注入する技術が必要です。また、使用する脂肪の質(不純物を取り除いた良質な脂肪かどうか)も、仕上がりや定着率に影響します。
クマ取りで満足のいく結果が得られなかった方の共通点

クマ取りで思った結果が得られなかった方には、いくつかの共通点があります。これらを事前に知っておくことで、同じ経験を避けるための対策を立てることができます。
クマの種類を正しく理解していなかった
自分のクマがどのタイプなのかを正しく理解しないまま施術を受けてしまうと、期待した効果が得られないリスクが高まります。前述のとおり、クマには複数の種類があり、それぞれ適切な治療法が異なります。
インターネット上では「クマ取り=脱脂」というイメージが広がっていますが、脱脂術が適応となるのは主に眼窩脂肪の突出による黒クマや赤クマです。青クマや茶クマに対して脱脂術を行っても、根本的な改善は望めません。むしろ、脂肪を取ることでクマが悪化するリスクすらあります。
まずは専門医の診察を受け、自分のクマの種類と原因を正確に把握することが、納得のいく結果への第一歩です。
価格の安さだけでクリニックを選んだ
「料金が安い」「キャンペーン中だから」という理由だけでクリニックを選んでしまうことも、満足のいく結果が得られにくい要因です。クマ取りはシンプルに見えて、実は繊細な施術です。膨らみだけでなく、凹み、皮膚のたるみ、眼窩脂肪の位置など、さまざまな要素を総合的に判断する力が医師に求められます。
価格が安いクリニックが必ずしも問題があるわけではありませんが、なぜその価格なのかを考える必要があります。経験の浅い医師が担当する、カウンセリング時間が短い、アフターフォローが不十分といった理由で価格を抑えている可能性もあるからです。
クマ取りは一度思った結果が得られないと修正が難しく、修正手術は初回よりも難易度が高くなります。最初から納得できる医師を選ぶことが、結果的に満足度の高い治療につながります。
カウンセリングで十分な説明を受けなかった
「カウンセラーの説明だけで医師と話せなかった」「質問する時間がなかった」「説明が不十分なまま施術を受けてしまった」といったケースも、満足のいく結果が得られにくいパターンです。
クマ取りで納得のいく結果を得るためには、術前のカウンセリングで医師と十分にコミュニケーションを取ることが欠かせません。自分のクマの状態、適切な治療法、期待できる効果、起こりうるリスク、ダウンタイムの経過など、疑問点をすべて解消した上で施術を受けることが大切です。
医師が丁寧に説明してくれるか、質問に対して分かりやすく答えてくれるかどうかは、信頼できる医師かどうかを見極める重要なポイントになります。
納得のいく結果を得るためのクリニック選び5つのポイント

クマ取りで納得のいく結果を得るためには、クリニック選び、そして医師選びが何より重要です。ここでは、自分に合ったクリニックを見極めるための5つのポイントをご紹介します。
ポイント①:正確な診断を行う医師を選ぶ
クマ取りの成功は、正確な診断から始まります。見た目の変化だけでなく「なぜそう見えるのか」を構造的に診断できる医師を選ぶことが重要です。
クマの原因は、脂肪の膨らみだけでなく、凹み、皮膚のたるみ、筋肉や骨格の影響、血行不良、色素沈着など、複雑な要素が絡み合っています。これらを総合的に判断し、一人ひとりに最適な治療を提案できる診断力が求められます。
診断力のある医師は、カウンセリングで「あなたのクマはこのタイプで、この原因で生じています。だからこの治療法が適しています」と、論理的に説明してくれます。反対に、十分な診察もせずに「とりあえず脱脂しましょう」と一つの治療法だけを勧めてくる場合は注意が必要です。
ポイント②:症例実績や経験年数を確認する
クマ取りは医師の技術力が結果に影響する施術です。症例数が多く、クマ取りに関する実績を持つ医師は、さまざまなケースに対応するノウハウを蓄積しています。
症例写真を確認する際は、以下のポイントに注目しましょう。
- 両目がしっかり写っているか
- 術前術後で角度や照明条件が同じか
- 数ヶ月後の経過写真まで掲載されているか
- 強いライトを当てて影を消していないか
- 自分の状態に似た症例があるか
症例写真に加工が施されていたり、ライトを強く当てて影を消していたりする場合は、実際の技術力を正確に判断できません。できるだけノーメイク・ノーライトで撮影された症例を参考にすることをおすすめします。
ポイント③:複数の治療法を提案できるクリニックを選ぶ
前述のとおり、クマの種類や症状によって適切な治療法は異なります。脱脂術だけでなく、ハムラ法、脂肪注入、ヒアルロン酸注入など、複数の治療オプションを持つクリニックを選ぶことで、自分に最適な治療を受けられる可能性が高まります。
クリニックや医師によっては、脱脂術しか行っていない(ハムラ法や脂肪注入ができない)場合もあります。その場合、たとえ脱脂術が適さない症例であっても、脱脂術を勧められてしまうリスクがあります。
複数の選択肢から自分に合った治療法を選べることは、納得感にもつながります。「この治療法がベストです」と言われたときに、なぜ他の方法ではなくその治療法なのかを説明してもらい、理解した上で決定することが大切です。
ポイント④:カウンセリングで丁寧に説明してくれるか確認する
信頼できる医師は、カウンセリングで丁寧な説明を行い、患者の疑問や不安にしっかり向き合ってくれます。十分な説明なしに施術に誘導しようとする医師は避けた方が無難です。
カウンセリングでは、以下の点を確認しましょう。
- 自分のクマの種類と原因を説明してくれるか
- なぜその治療法を勧めるのか理由を説明してくれるか
- 期待できる効果と限界を正直に伝えてくれるか
- 起こりうるリスクやダウンタイムを説明してくれるか
- 質問に対して分かりやすく答えてくれるか
- 不要な治療を無理に勧めてこないか
「営業トークではなく、本当に自分のことを考えてくれている」と感じられる医師を選ぶことが、納得のいく結果につながります。
ポイント⑤:術後のアフターフォロー体制を確認する
クマ取り治療は、施術を受けて終わりではありません。術後の経過観察やアフターケアが充実しているかどうかも、クリニック選びの重要なポイントです。
術後に腫れや内出血が長引いたり、思わぬ症状が出たりした場合に、すぐに相談できる体制が整っているか確認しましょう。また、万が一修正が必要になった場合の対応についても、事前に聞いておくと安心です。
アフターフォローがしっかりしているクリニックは、患者との長期的な信頼関係を大切にしている証拠とも言えます。
クマ取り治療の主なリスク・副作用

クマ取り治療を検討する際は、起こりうるリスクや副作用について理解しておくことが大切です。以下に、代表的なリスク・副作用をまとめました。
経結膜脱脂術・ハムラ法の主なリスク
- 腫れ・内出血・むくみ(通常1〜2週間程度で軽減、個人差あり)
- 目の下の凹み(脂肪の取りすぎが原因)
- 左右差
- 小ジワ・たるみの悪化(皮膚のハリが低下している場合)
- 結膜浮腫(白目のむくみ)
- 感染・血腫(まれ)
- 下眼瞼外反(下まぶたが外側にめくれる状態、まれ)
- 視力への影響(極めてまれ)
脂肪注入・ヒアルロン酸注入の主なリスク
- 腫れ・内出血(通常1〜2週間程度で軽減、個人差あり)
- しこり(脂肪が塊で注入された場合など)
- 膨らみすぎ・不自然な仕上がり
- 左右差
- 脂肪の定着率の個人差
- 感染(まれ)
治療が受けられない場合・注意が必要な場合
以下に該当する方は、治療を受けられない場合や、事前に医師への相談が必要な場合があります。
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の全身疾患がある方
- 血液が固まりにくい体質の方、抗凝固薬を服用中の方
- コントロールが不十分な糖尿病の方
- 目の疾患がある方
- ケロイド体質の方
- 未成年の方(保護者の同意が必要)
これらのリスクの有無や頻度、対処法は、施術内容や個々の状態によって異なります。必ずカウンセリング時に医師から十分な説明を受け、ご納得のうえで治療をご検討ください。
クマ取り治療で満足のいく結果が得られなかった場合の対処法

万が一クマ取りで思うような結果が得られなかった場合、修正治療という選択肢があります。ただし、修正は初回の施術よりも難易度が高く、費用やダウンタイムも増えることを理解しておく必要があります。
凹みができた場合の修正方法
脂肪の取りすぎによって目の下に凹みができてしまった場合は、脂肪注入やヒアルロン酸注入によってボリュームを補う修正が行われます。自己脂肪を使用した脂肪注入は、定着すれば長期的な効果が期待できますが、定着率には個人差があります。
ヒアルロン酸注入は手軽に受けられる方法ですが、効果は一時的であり、定期的な再注入が必要になります。どちらの方法が適しているかは、凹みの程度や患者の希望によって異なります。
効果が不十分だった場合の対処法
脂肪の取り残しによって膨らみが残っている場合は、再度脱脂術を行うことで改善できる可能性があります。ただし、2回目以降の手術は組織が癒着しているため難易度が上がります。
また、そもそもクマの種類の診断が誤っていた場合は、根本的な原因に対する別のアプローチが必要です。青クマであれば血行促進や脂肪注入、茶クマであればレーザー治療や美白ケアなど、適切な治療法を改めて検討することになります。
修正治療を検討する際は、初回の施術を行ったクリニックとは別のクリニックでセカンドオピニオンを受けることも一つの選択肢です。客観的な意見を聞くことで、自分にとって最善の方法を見つけやすくなります。
クマ取り治療に関するよくある質問

クマ取り治療を検討している方からよく寄せられる質問にお答えします。
クマ取りのダウンタイムはどのくらい?
ダウンタイムは施術内容や個人差によって異なりますが、一般的な目安をお伝えします。経結膜脱脂術の場合、術後2〜3日目に腫れや内出血のピークを迎え、1〜2週間程度で落ち着くことが多いです。メイクは通常、術後1週間程度から可能になります。完全な仕上がりを確認できるのは術後2〜3ヶ月後です。
ハムラ法の場合は、脱脂術よりもダウンタイムがやや長くなる傾向があります。特に表ハムラ法は皮膚を切開するため、傷が落ち着くまでに時間がかかります。抜糸は術後1週間程度で行われることが多いです。
ダウンタイム中は、患部をこすらない、冷やしすぎない、激しい運動や飲酒を避けるなど、医師の指示に従ってケアを行うことが大切です。
クマ取りの効果はどのくらい持続する?
経結膜脱脂術やハムラ法で眼窩脂肪を除去または移動した場合、長期的な効果が期待できるとされていますが、加齢や体質などにより個人差があります。一度取り除いた脂肪は再生しないため、施術前と全く同じ状態に戻ることは少ないとされていますが、加齢変化によって新たなたるみや影が生じる可能性はあります。
ヒアルロン酸注入の場合は、効果の持続期間は数ヶ月〜1年程度です。体内に吸収される素材のため、効果を維持するには定期的な再注入が必要になります。
失明などの重大なリスクはある?
クマ取り手術において、失明のリスクは極めてまれですが、ゼロではありません。眼窩内には重要な血管や神経が存在するため、万が一出血が起こった場合に眼球を圧迫するリスクがあります。その他、視力低下や複視(物が二重に見える)などのリスクも報告されています。
ただし、日本で適切な医療機関において経験豊富な医師が行う施術では、このような重大な合併症が起こることは非常にまれです。リスクを最小限に抑えるためにも、実績のある医師を選ぶことが重要です。
術前にリスクについて不安がある場合は、遠慮なく医師に質問し、納得した上で施術を受けるようにしましょう。
まとめ:クマ取りで納得のいく結果を得るために大切なこと
クマ取り治療は、正しい診断と適切な施術を受ければ、目元の印象改善が期待できる治療法の一つです(効果には個人差があります)。しかし、クマの種類を見誤ったり、自分に合わない施術を受けたりすると、期待した効果が得られないだけでなく、新たな悩みを抱えることにもなりかねません。
納得のいくクマ取りのために、ぜひ以下の点を意識してください。
まず、自分のクマの種類と原因を正しく理解すること。そのためには、診断力のある専門医に相談することが大切です。次に、価格だけでなく、医師の実績や症例写真、カウンセリングの丁寧さなどを総合的に判断してクリニックを選ぶこと。そして、カウンセリングでは遠慮せずに質問し、リスクも含めて納得した上で施術を受けること。
目元は顔の印象を大きく左右する大切な部分です。大切な目元の治療だからこそ、「自分が納得できるかどうか」という視点で医師を選び、満足のいく選択をしていただければと思います。治療を受けるかどうかは、あくまでご本人の希望や価値観によって決まるものです。
福岡天神美容クリニックでは、クマ取りをご検討の方に対して、まず正確な診断を行い、一人ひとりの状態に合った治療法をご提案しています。不要な施術をお勧めすることはなく、患者様が納得した上で治療に臨んでいただけるよう、丁寧なカウンセリングを心がけております。クマにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医

