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PRPと切開リフトの併用治療|再生医療と外科リフトによるたるみ改善へのアプローチ

自宅の洗面コーナーで鏡を見ながら頬に手を添える40代後半の日本人女性
目次

「ヒアルロン酸を繰り返し注入してきたが、年々ボリュームでは補いきれないたるみが気になってきた」「糸リフトを定期的に受けているが、フェイスラインの戻りが早くなってきた」——美容医療を続けてきた30代後半から60代の方の中には、注入治療や非外科的リフトの限界を感じ、より外科的なアプローチを検討する段階に入る方が少なくありません。

その一方で、「切開を伴うフェイスリフト手術を受けるなら、同時に肌の質感も整えたい」「外科手術後の回復をできるだけスムーズにしたい」というニーズも高まっています。こうした背景から注目されているのが、外科的なリフト手術と再生医療を組み合わせる「PRPと切開リフトの併用治療」です。

切開リフトは、皮膚の下にあるSMAS層という土台にアプローチし、フェイスラインのたるみを引き上げることを目的とした美容外科手術です。一方PRP(多血小板血漿:自分の血液から血小板を高濃度に抽出した成分)は、肌や組織が本来持つ回復力を引き出すことを目的とした再生医療であり、皮膚の質感そのものに働きかけます。両者は作用機序がまったく異なるため、組み合わせることで「土台のたるみへの引き上げ」と「肌の質感へのアプローチ」という2軸からの設計が可能になります。

そこで本記事では、PRPと切開リフト併用治療の仕組みやメリット、適応となる悩みや部位、施術の流れ、費用感、リスク・副作用、ダウンタイムまでを医師の視点で解説します。注入治療を続けてきた方が「次の選択肢」を検討するうえで役立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。当院のPRP治療の詳細はこちらからご確認いただけます。

【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹

PRPと切開リフトは「役割」が異なる治療|併用が選ばれる理由

リビングのソファでスマートフォンを見て情報を調べる50代前半の日本人女性

PRPと切開リフトはいずれも「たるみ・若々しさへのアプローチ」に用いられますが、作用するレイヤーも目的も大きく異なる治療です。両者がどのように役割を分担しているのかを理解することで、なぜ併用が選択肢となるのかが見えてきます。ここではまず、それぞれの治療の性質を整理したうえで、組み合わせが意味を持つ理由を見ていきましょう。

切開リフトは「土台のたるみ」を引き上げる外科手術

切開リフトとは、耳の前から耳の後ろにかけて切開を加え、皮膚の下にあるSMAS(表在性筋膜:表情筋を覆う薄い筋膜層)まで処理することで、フェイスラインのたるみに対してSMAS層から引き上げを図る外科手術です。皮膚だけを引っ張る方法とは異なり、SMAS層からリフトすることで自然な表情を保ちながら、長期的な引き上げ効果が期待できる点が特徴です。

FTB式SMASフェイスリフトは、抜糸の要らないSMAS切開リフトと腫れが少ないFTBリフトとを組み合わせたセットメニューで、固定バンドやドレーンを使用しない独自の方法で行うため、術後の圧迫感や痛みといった不快感が少ない設計になっています。SMAS層までしっかり処理することで、フェイスラインや頬、ほうれい線、マリオネットラインといった「下垂が進行した組織」に対して、構造的な改善を目指せる治療です。

ただし、切開リフトはあくまで「下垂した組織を引き上げる」治療であり、皮膚そのもののハリや小じわ、肌の質感を直接改善する治療ではありません。ここに、再生医療であるPRPと組み合わせる意味があります。

PRP治療は「肌や組織の質」を整える再生医療

PRP治療は、ご自身の血液を採取し、血小板を多く含む成分(PRP)を抽出して、気になる部位に注入する治療法です。血小板は本来、ケガや炎症が起きた際に組織の修復を促す役割を担っており、その働きを美容医療に応用したのがPRP治療です。注入されたPRPからは、PDGF(血小板由来成長因子:細胞の増殖や修復を促すタンパク質)、TGF-β、VEGF、EGFといった成長因子が段階的に放出されます。

これらの成長因子は、真皮(表皮の下にある層で、コラーゲンやエラスチンが存在する肌の土台)に存在する線維芽細胞(コラーゲンやエラスチンを作り出す、肌のハリを支える細胞)に働きかけるとされ、コラーゲン・エラスチンの産生を促すことが期待されています。その結果として、皮膚そのもののハリ感やなめらかさの変化を感じる方もいますが、効果の出方には個人差があります。

ヒアルロン酸やボトックスのように「形を作る」「動きを止める」治療とは異なり、PRP治療は肌や組織が本来持っている回復力を引き出すことを目的とした再生医療です。自己血液由来の成分のみを使用するため、異物反応やアレルギーのリスクが低いことも特徴です。ただし、リスクがまったく起こらないというわけではなく、注入による腫れ・内出血・赤み・しこり等の可能性は残ります。

作用機序の違いが異なる悩みへの同時アプローチを可能にする

切開リフトとPRPの作用機序を整理すると、両者の関係性がより明確になります。

比較項目切開リフトPRP治療
治療の分類外科手術再生医療
作用するレイヤーSMAS層・皮下組織真皮層・皮内
アプローチ対象下垂した組織肌のハリ・質感
主な効果フェイスラインの構造的引き上げコラーゲン産生・肌の再生
効果発現術後すぐ〜数週間2週間〜3か月かけて徐々に
持続期間の目安数年単位個人差があり、部位や肌状態により異なる
使用するもの切開・縫合・SMASの処理自己血液由来の成分

このように、切開リフトは「下垂した組織を物理的に上げる治療」、PRPは「肌や組織の質を整える再生医療」と、まったく異なる方向からたるみ・年齢変化にアプローチします。同じ部位に対して異なる層から働きかけるため、互いの効果を打ち消すことなく、それぞれの強みを生かせる組み合わせとなっています。

PRPと切開リフト併用のメリット|複数の悩みに多角的にアプローチする設計

カフェのテラス席で並んで会話する30代後半と40代前半の日本人女性二人

PRPと切開リフトを組み合わせる意義は、「たるみ」と「肌質」という異なる対象に対して、同じタイミングで設計を組める点にあります。ここでは、併用ならではのメリットを4つの観点から整理します。なお、効果の感じ方には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。

物理的なリフトと肌質改善を同時に実現できる

切開リフト単独でフェイスラインを引き上げても、皮膚の表面に小じわや凹凸、質感の低下が残っていると、「輪郭は若返ったのに肌の状態が追いついていない」という印象になることがあります。一方、PRP単独では真皮層の質改善は期待できますが、すでに下垂が進んだ組織を引き上げる作用はありません。

両者を併用することで、フェイスラインへの引き上げ設計と、皮膚そのもののハリ感・なめらかさへのアプローチを同じタイミングで進められます。たるみと肌質の両方の悩みをお持ちの方ほど、併用治療を検討する意義は大きくなる傾向があります。一方で、いずれの治療も効果の感じ方には個人差があるため、診察での適応判断が前提となります。

切開リフトでは届かない「肌の質感」にアプローチできる

切開リフトはSMAS層に働きかける手術であり、皮膚表面の小じわ・ニキビ跡・肌のキメといった「真皮レベルの質感」に直接作用する治療ではありません。これらは加齢とともに気になる悩みであり、リフトアップだけでは解消されない領域です。

PRP治療は真皮に対して成長因子を介して働きかける再生医療で、皮膚そのものの状態へのアプローチを目的とします。切開リフトのリフトアップに、PRPによる質感へのアプローチを加えることで、「全体としての印象の整え方」に選択肢が広がります。注入治療では物理的にボリュームを足すしかなかった肌悩みに、別の選択肢を持てる点は大きな違いです。

効果を感じる時期が異なるため経過に段階性が生まれる

切開リフトは、術後の腫れが落ち着くにつれて引き上げ効果を実感しやすい治療であり、術後数週間から数か月で輪郭の変化が安定していきます。一方PRPは即効性の治療ではなく、2週間〜3か月程度の時間をかけて、ハリ感やなめらかさが少しずつ整っていきます。

両治療の効果が現れる時期がずれているため、術後の経過のなかで「リフトアップが落ち着くタイミング」と「PRPによる質感の変化を感じるタイミング」が重ねられる設計が可能です。経過の中で段階的な変化を感じる方もいらっしゃいますが、変化の感じ方や時期には個人差があります。

注入治療を繰り返してきた方の「次のステップ」として

ヒアルロン酸やボトックス注射といった注入治療は、症状の出ている部位に的を絞って効果を発揮する治療で、多くの方にとって有効な選択肢です。ただし、繰り返しの注入で「肌質そのものは変わらない」「ボリュームを足しても下垂は止まらない」と感じる場面が出てくることもあります。

このような段階で検討されるのが、たるみへの引き上げを担う切開リフトと、肌質への働きかけを担う再生医療PRPの併用です。注入治療を否定するものではなく、悩みの段階や目的に応じて治療設計を切り替えていくという考え方であり、当院でも注入治療メニューと外科治療・再生医療を組み合わせたご提案を行っています。

併用治療が適応となる代表的な悩みと部位

窓辺で手鏡を持ちフェイスラインを確認する60代前半の日本人女性

PRPと切開リフトの併用は、すべての方に必要な治療ではありません。「下垂が進んでいる」「肌質の低下も気になる」「複数の悩みが重なっている」といった段階の方に意味を持つ組み合わせです。ここでは、代表的な適応となる悩みと部位を整理します。最終的な適応判断は、医師の診察によって行います。

フェイスラインのたるみ+肌のハリ低下

頬から顎下にかけてのフェイスラインに下垂が見られ、同時に頬の皮膚のハリやなめらかさも気になる方は、併用治療を検討される代表的なケースです。切開リフトでSMAS層から引き上げを図り、PRPで頬の質感に働きかけることで、輪郭と肌の両方からアプローチする設計が可能になります。

ほうれい線・マリオネットライン周辺

ほうれい線やマリオネットラインは、ヒアルロン酸で長年補ってきた方が多い部位ですが、組織の下垂が進行すると注入だけでは限界が出ることがあります。エクストラロングタイプの切開リフトは、目元からほうれい線、口元(マリオネットライン)までのたるみが適応範囲となっており、こうした部位へSMAS層からのアプローチが可能です。PRPを併用することで、これらの折れジワ周辺の皮膚の質感にも働きかける設計ができます。

目元のたるみ+小じわ・クマ

目の下のたるみや小じわ、クマは、皮膚が薄くデリケートな部位で、悩みの種類が複雑に絡み合うことが多い領域です。切開リフトのロングタイプ(耳珠軟骨まで)は目元から顔の中央までのたるみが適応範囲とされており、頬上部からの引き上げによって目元の印象も変化することがあります。

ただし、目の下のクマやくぼみの原因は多岐にわたるため、症状によっては別治療がより適していることもあります。皮膚の質感低下による場合はPRPが選択肢となる一方、ふくらみや色素沈着が主因の場合は別のアプローチが適することもあり、原因の見極めは診察で行います。

首のシワ・首のたるみ

顔のリフトアップに対して、首が年齢を感じさせる部位として残ることがあります。首は皮膚が薄く動きの多い部位で、PRPの注入対象となり得ます。切開リフトでフェイスラインを整えたうえで、首のシワに対してPRPで肌の質感に働きかけるアプローチが、組み合わせの一例となります。首は皮膚が薄いため、注入量と層を慎重に調整することが重要になります。

PRPと切開リフト併用治療の流れ

処置室で採血チューブと遠心分離容器を準備する20代後半の日本人男性医師

実際にPRPと切開リフトを併用する場合、どのような流れで治療が進むのかを確認しておきましょう。当院では、医師がすべてのステップを担当し、カウンセリングから施術、アフターケアまで一貫して対応する方針を採っています。

Step 1|医師による無料カウンセリング

最初に、医師による診察とカウンセリングを行います。たるみの進行度、皮膚の状態、過去の美容医療歴、ご希望の仕上がりなどを丁寧にお伺いし、切開リフトとPRPの併用が本当に適しているかを判断します。当院ではカウンセラー制度を導入せず、医師が直接ご相談を伺います。

併用治療は身体への負担が大きい単独治療より大きくなるため、無理な施術提案は行いません。場合によっては、切開リフト単独・PRP単独、あるいは他の組み合わせのほうが適切と判断されることもあります。納得いただけるまで丁寧にご説明したうえで、治療計画を決定します。

Step 2|術前検査と採血

施術日が決まったら、術前検査を行います。血液検査などで全身状態を確認し、安全に施術を行えるかを判断します。当日には、PRP抽出のための採血も行います。17ccの採血から2ccのPRP(血小板)の抽出が可能ですので、血液検査程度の採血量で済む点も特徴です。

Step 3|切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)の施術

麻酔下で切開リフトを行います。耳の前から後ろにかけて切開し、SMAS層を処理してフェイスラインを引き上げます。施術時間は60〜80分程度です。当院では独自の剥離方法と術式により、組織への負担を最小限に抑える設計をしています。固定バンド・ドレーンを使用せず、抜糸も不要です。

なお、たるみの程度が比較的軽い段階の方や、ダウンタイムを抑えたい方には、糸リフトとの併用や糸リフト単独が選択肢となる場合もあります。どの組み合わせが適しているかは、診察で判断します。

Step 4|PRPの抽出と注入

採血した血液は遠心分離機にかけ、多血小板血漿(PRP)を抽出します。当院では遠心分離機を使用することで血小板回収率が97パーセント以上と高く、通常の2倍もの血小板を含んだ血漿(PRP)をつくることができます。

抽出されたPRPは、目的の部位に少量ずつ、何箇所にも分けて注入します。PRPの施術時間は1部位あたり約30〜40分です。「膨らみすぎ」などの不自然な変化を避けるため、一度に大量注入を行わず、部位ごとに皮膚の厚みや動きを考慮しながら、注入量と深さを慎重に調整します。

Step 5|術後の経過観察とアフターケア

切開リフト後は、1週間後、1か月後、2か月後に経過観察にご来院いただきます。腫れや内出血の経過、傷の治癒、左右差の有無などを医師が確認します。

PRP治療側についても、注入後2週間〜3ヶ月間をかけて、しわ・凹み等の症状が改善していく経過をたどります。気になる症状が出た場合は、早めに医師の診察を受けていただく形で対応します。

併用治療の費用感とコストパフォーマンス

デスクで電卓とノートを使い費用を検討する女性の手元(俯瞰)

PRPと切開リフトの併用は、外科手術と再生医療の両方を行うため、単独治療と比較して費用は大きくなります。一方で、治療の持続期間や通院回数を踏まえて中長期で見ると、別の見え方が出てくる側面もあります。ここでは料金の具体額ではなく、考え方の整理をお伝えします。なお、PRP治療および切開リフトはいずれも自費診療であり、価格は変動する可能性があるため、標準的な費用については当院の料金ページおよび診察時にご確認ください。麻酔代・検査代等が別途必要となる場合があります。

治療費の考え方|単独施術との違い

PRPと切開リフトの併用治療の費用は、原則として「切開リフトの費用+PRP治療の費用」で構成されます。同日に施術を行うことで、麻酔や術前準備が共通化される部分もあるため、ご来院いただく回数や負担という観点では、別日で受けるよりも効率的になる場合があります。

費用の構成要素としては、切開リフトの範囲(ロング/エクストラロング)、PRPの注入量(cc数)、追加の糸リフトの有無、麻酔の方法などが影響します。当院ではカウンセリング時に、必要な施術範囲と費用の総額を明確にご提示します。

持続期間と通院回数から見たコスト比較

費用を検討する際は、初回費用だけでなく、施術範囲、通院回数、将来的なメンテナンスの可能性も含めて考えることが大切です。ヒアルロン酸は製剤の種類や注入部位、代謝のスピードによりますが、一般的に6〜12か月程度で吸収されていくとされる治療であり、同じ部位への対応を維持しようとすれば、年単位で複数回の通院・施術が必要になる場合があります。

一方、切開リフトはSMAS層に働きかけるため、数年単位での輪郭の維持が期待される治療です。PRP治療の効果の感じ方や持続期間には個人差があり、部位や肌状態、施術方法によって異なります。

「肌質そのものに踏み込んだ働きかけ」「下垂への引き上げ」を含めて治療設計を考えるのか、注入治療を続けるのかは、悩みの段階・ライフスタイル・価値観によって判断が分かれる領域です。実際の総額や通院回数は治療計画によって異なるため、診察時に個別にご確認ください。

ヒアルロン酸の繰り返し注入と比較した場合

ヒアルロン酸はボリュームを補う有効な治療ですが、組織の下垂そのものを止める治療ではありません。下垂が進行している段階で注入を続けると、輪郭の重さがかえって気になることもあります。

このような段階で、SMAS層からの引き上げ(切開リフト)と、肌の質感への働きかけ(PRP)を組み合わせる選択肢が出てきます。注入の総量を増やしていく方向ではなく、ベースの状態そのものに働きかけることで、その後の維持に必要な治療の回数や種類を見直す検討材料となる場合があります。実際にどの選択肢が適しているかは、診察を通じて医師が個別に判断します。

PRPと切開リフト併用のリスク・副作用とダウンタイム

カウンセリングルームで資料を見せながら説明する女性医師と聞き入る50代後半の女性患者

併用治療を検討する際に、最も重要な情報の一つがリスク・副作用とダウンタイムです。すべての医療行為にはリスクが存在し、PRPと切開リフトもその例外ではありません。ここでは、それぞれの治療側のリスクと、併用時の注意点を整理します。

切開リフト側のリスク・副作用

切開リフトは外科手術であるため、術後に一定の腫れ・内出血・痛みが生じます。当院のFTB式SMASフェイスリフトでは、独自の術式により負担を抑える設計をしていますが、ゼロにすることはできません。主な副作用は次の通りです。

  • 腫れ:術後に腫れが生じます。程度には個人差がありますが、2〜4週間ほどで徐々に落ち着き、最終的な状態は術後2,3〜6ヶ月かけて安定していきます。固定バンドは使用しません
  • 痛み:頭痛や頭皮のつっぱり感が1〜2週間ほど生じることがあります。痛みの程度には個人差があり、必要に応じて鎮痛薬を使用します
  • 内出血:術後2〜3日後から黄色い内出血が生じることがありますが、2〜3週間程度で落ち着いていく場合が多いです。経過には個人差があります
  • 傷跡:赤みや硬さがしばらく残ることがあります。数か月かけて徐々に目立ちにくくなることがありますが、経過には個人差があります。紫外線で色素沈着しやすいため、紫外線対策を徹底してください
  • そのほか、感染、左右差、引きつれ感、知覚の一時的な変化などが生じる可能性があります

シャワー・洗顔・化粧は当日からOKですが、美容院は2週間後からとさせていただいています。

PRP治療側のリスク・副作用

PRP治療は自己血液由来の成分を使用するため、異物反応やアレルギーのリスクは低い治療ですが、副作用がゼロというわけではありません。

  • 腫れ:稀に注入部分に内出血、周辺部の赤みや腫れ、硬さが現れることがあります。多少の個人差はありますが、2週間程度で落ち着いてきます。目の下など皮膚の薄い箇所はやや長引く可能性があります
  • その他の副作用:極稀に拒絶反応やアレルギー、感染症などが発生する場合があります。万一、赤みや熱感を伴う腫れ等の症状や、注入部位に過度な皮膚の膨らみが見られる場合は、早めに当院医師の診察をお受けください
  • 「膨らみすぎ」:部位ごとに注入量と層を調整することでリスクを抑える設計ですが、皮膚の薄い部位や注入後の経過によっては起こり得ます

併用時に注意すべき点と当院の対策

PRPと切開リフトを同日または近接した日程で行う場合、注意点が増えます。

第一に、切開リフトによる腫れがあるなかで、PRPの注入部位の状態を判断することは難しいため、当院では併用のタイミングを症例ごとに慎重に判断します。切開リフトを先に行い、術後の経過がある程度落ち着いてからPRPを注入するケースや、施術日を分けるケースなど、患者様の状態に応じて柔軟に設計します。

第二に、両治療のダウンタイムが重なる場合、合計の腫れや内出血の期間が単独治療より長引く可能性があります。仕事や生活への影響を踏まえ、無理のないスケジュールでご検討いただくことが重要です。

第三に、術後の感染リスクを抑えるため、PRP注入部位の清潔管理・術後ケアの指示を厳守いただく必要があります。当院では、術後の経過観察とLINEでの相談対応により、気になる症状が出た際に早めに対応できる体制を整えています。

併用治療を受けられない方・慎重な判断が必要な方

以下に該当する方は、PRPと切開リフトの併用治療を受けられないか、慎重な判断が必要となります。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 血液疾患や凝固異常をお持ちの方
  • 重度の全身疾患をお持ちの方
  • ケロイド体質の方
  • 内服中の薬剤により出血リスクが高い方
  • 過度な期待や非現実的な仕上がりイメージをお持ちの方
  • 直近で同部位に他の施術を受けている方

最終的な適応判断は、医師の診察によって行います。安全性に懸念がある場合は、施術をお断りさせていただくこともあります。再生医療と外科手術の併用だからこそ、当院では適応の見極めを最も重視しています。

PRPと切開リフト併用治療に関するよくある質問

クリニックの待合スペースで窓辺に立ち外を眺める30代後半の女性の後ろ姿

ここでは、PRPと切開リフトの併用治療に関して、患者様からよくいただくご質問にお答えします。

同日に両方の施術を受けられますか

同日施術が適しているかは、たるみの状態、PRPの注入部位、術後の腫れや感染リスク、全身状態などを踏まえて医師が判断します。状態によっては、切開リフトを先に行い術後の経過が落ち着いてからPRPを注入する、あるいは施術日を分けるなど、別の設計をご提案する場合もあります。安全面と経過観察のしやすさを優先した判断を行いますので、無理な同日施術は行いません。

効果が出るまでの期間と持続期間は

切開リフトは術後の腫れが引くにつれて引き上げ効果を実感しやすく、術後数週間から数か月で輪郭が落ち着いていきます。最終的な状態が安定するまでには術後2,3〜6ヶ月程度かかることが多く、経過には個人差があります。PRPは即効性の治療ではなく、早い方で数週間、一般的には1〜3か月ほどかけて、ハリ感やなめらかさの変化を感じるケースが多いです。

持続期間は個人差がありますが、切開リフトは数年単位、PRPは個人差はありますが数年程度を目安に考えられることが多い治療です。あくまで目安であり、加齢による変化は避けられないため、長期的な維持には生活習慣やスキンケアも重要となります。同じ施術を受けても、変化の感じ方や持続期間は人によって異なる点をご了承ください。

ダウンタイムは単独治療より長くなりますか

切開リフトのダウンタイムが主体となり、そこにPRPの注入部位の経過が加わる形になります。多くの場合、切開リフトのダウンタイムのほうが長いため、PRPによる追加のダウンタイムは相対的に短いですが、注入部位の腫れや内出血が並行して生じる可能性があります。スケジュールには十分な余裕を持ってご検討いただくことをおすすめします。

切開リフト後の創傷治癒にPRPは役立ちますか

PRPに含まれる成長因子は、本来、組織の修復を促す働きを持っています。そのため、切開リフト後の創傷治癒や瘢痕の質感に対して、間接的な良い影響が期待されることはあります。ただし、PRPは創傷治癒を目的とした保険適用の治療ではなく、効果を保証するものではありません。当院ではあくまで美容目的の再生医療として、術後の状態を考慮しつつ最適なタイミングで施術を行います。

他の治療との組み合わせも可能ですか

PRPは「土台を整える」役割を担う再生医療として、切開リフト以外にも糸リフトや脂肪吸引、インモード、モーフィウス8など、当院で扱っている治療と組み合わせることが可能です。引き締めの要素を加えたい方にはモーフィウス8、フェイスラインの脂肪が気になる方には小顔脂肪吸引、より気軽にリフトアップを検討したい方には糸リフトなど、お悩みに応じて治療設計をご提案します。

福岡以外から相談に行くことは可能ですか

当院は福岡県福岡市中央区大名のサウスサイドテラス内にあり、天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅から徒歩5分、地下鉄天神駅から徒歩5分の立地です。県外からのご相談にも対応しています。事前のご相談やカウンセリング予約はLINEからも可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

カウンセリングだけ受けることはできますか

カウンセリングのみのご相談も可能です。PRPと切開リフトの併用が本当にご自身に必要な治療かどうかは、診察を通してでないと判断できません。「相談だけしてみたい」という段階でも、医師がお時間をとって丁寧にご説明しますので、ご安心ください。

まとめ|PRPと切開リフト併用は「土台」と「質感」の両軸設計

朝の並木道を爽やかに歩く50代前半の日本人女性のフルボディ

PRPと切開リフトの併用治療は、再生医療と外科手術という性質の異なる治療を組み合わせ、たるみへの引き上げと肌質への働きかけという2つの軸から治療設計を組む選択肢です。注入治療を繰り返してきた方にとって、「ボリュームを足し続ける」とは別の選択肢として、検討の余地のある組み合わせとなります。美容外科と美容皮膚科の領域を横断する治療設計だからこそ、両領域に精通した医師による判断が重要になります。

一方で、併用治療は身体への負担も費用も単独治療より大きく、適応の判断はより慎重に行う必要があります。当クリニックでは、院長が診察・デザイン・施術まで一貫して担当し、患者様一人ひとりの悩みの背景まで丁寧にお伺いしたうえで、本当にこの組み合わせが必要かを判断しています。再生医療だからこそ、安全性と自然さを最優先にした設計を心がけています。

PRPと切開リフトの併用は、すべての方に最適な治療ではありません。お悩みの段階、ご希望の仕上がり、ライフスタイル、過去の美容医療歴などを総合的に踏まえ、納得いただける治療計画をご提案します。

当院のPRP治療ページで施術の流れをご確認いただけますので、再生医療としてのPRPに関心をお持ちの方は、ぜひあわせてご覧ください。

PRP治療および切開リフトは自費診療となり、効果には個人差があります。本記事の内容は一般的な情報を提供するものであり、効果を保証するものではありません。施術にはリスク・副作用が伴いますので、必ず医師の診察を受け、十分にご理解いただいたうえでご検討ください。

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