頬がこけて見えると、疲れた印象や年齢以上に老けた印象を持たれるのではないかと気になる方は少なくありません。
「自分の血液を使うPRPなら、ほかの製剤を入れずに頬のくぼみをふっくらさせられるのでは」と考えて、情報を集めている方もいらっしゃるでしょう。
PRP(多血小板血漿:自分の血液から血小板を多く含む成分を取り出したもの)治療は、肌や組織が本来持つ回復力を引き出すことを目指す再生医療です。
ただし、PRPはヒアルロン酸のように注入した量でボリュームを補う治療ではなく、頬こけの原因によって向き・不向きがはっきり分かれます。
そこで本記事では、頬こけの主な原因、PRPが頬に働く仕組みと研究の現状、原因別に見たPRPの位置づけ、ヒアルロン酸との使い分け、当院での施術の流れと費用、リスクを順に解説します。
当院のPRP治療の内容はPRP治療(再生医療)の施術ページにまとめていますので、あわせてご確認ください。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
結論:PRPは頬こけの「ボリュームを足す」治療ではない

はじめに、PRPと頬こけの関係について、本記事の結論をお伝えします。
PRPは、頬のくぼみを注入した量で埋める治療ではなく、皮膚のハリや質感に働きかけることを目指す治療です。
頬こけそのもの(くぼみ)をPRPで改善できるかを確かめた研究はほとんどなく、PRPが検討されるのは、頬こけに伴う肌のキメやハリ不足が気になる場合などに限られます。
骨格や脂肪の減少によるくぼみを補いたい場合は、ほかの治療が適することがあります。
PRPで期待されること
PRPについては、肌の質感やキメ、細かなしわに控えめな変化がみられる可能性が研究で報告されています。
当院のPRP治療ページでも、PRPは「形を作る」治療ではなく、肌や組織が本来持っている回復力を引き出すことを目的とした再生医療とご案内しています。
変化が現れる場合も時間をかけて少しずつであり、変化の感じ方や程度には個人差があります。
PRPだけでは難しいこと
頬の脂肪の減少や骨格の変化によって生じたくぼみを、PRPだけで目に見えるほど埋めることを期待するのは難しいと考えられます。
PRPは液体の血漿成分であり、研究で報告されているのも肌の質感などへの控えめな変化のため、注入量を増やしてくぼみを埋める治療とは考え方が異なります。
当院では膨らみすぎを避けるためにも、一度に大量の注入は行わず、部位ごとに適切な量と深さを調整しています。
頬こけが起こる主な原因

頬こけは一つの原因で起こるとは限らず、いくつかの変化が重なって目立つようになることが多いとされています。
原因によって適する治療が異なるため、まずは頬こけの成り立ちを整理します。
頬こけの原因やセルフケアを含めた全体像は、頬こけの原因と改善方法を解説した記事で詳しく紹介しています。
皮膚のハリと厚みの低下
年齢とともに、真皮(表皮の下にあり、コラーゲンやエラスチンが存在する肌の土台)のコラーゲンは減少し、皮膚は薄くなっていく傾向があります。
皮膚のハリが落ちると、その下にあるわずかなくぼみも影として目立ちやすくなります。
皮下脂肪の減少や位置の変化
顔の脂肪はいくつかの区画に分かれており、加齢や体重の減少によって、ボリュームが減ったり位置が変わったりすることが知られています。
頬の中央や頬骨の下の脂肪が減ると、頬がくぼんで見える原因になります。
骨格と骨の変化
頬骨が高い、あごが細いといった骨格の特徴によって、もともと頬骨の下に影ができやすい方もいます。
また、加齢に伴って顔の骨の形が少しずつ変化することも、頬のくぼみが目立つ要因の一つと考えられています。
たるみによる影
頬の皮膚や脂肪が下がると、頬の上の部分がこけて見え、口元の周りに影ができることがあります。
この場合、くぼみを埋めるよりも、たるみへの対処が中心になることがあります。
PRPの仕組みと頬への働き方

ここでは、PRPがどのような仕組みで肌に働きかけると考えられているのかと、研究の現状をご説明します。
血小板に含まれる成長因子
血小板は、出血を止める働きに加え、傷ついた組織の修復にも関わっています。
血小板からは、PDGF(血小板由来成長因子:細胞の増殖や修復を促すタンパク質)やTGF-β(形質転換増殖因子:線維の産生に関わるタンパク質)などの成長因子が放出されます。
これらが真皮の線維芽細胞(肌のハリを支えるコラーゲンなどを作る細胞)に働きかけることは、主に培養細胞を用いた研究で示されています。
ただし、こうした働きが実際の頬の見た目の変化にどの程度つながるかは、人によって異なります。
ご自身の血液を用いる当院のPRP
当院のPRP治療は、ご自身の血液から取り出した成分を用いる治療です。
自己血液由来のため、異物反応やアレルギーが起こるリスクは低いとされていますが、ゼロではありません。
注射の際の内出血や腫れ、感染など、注入を伴う治療に共通するリスクは、自己血液を用いても起こる可能性があります。
研究の現状
肌の老化に対するPRPの有効性と安全性を検討した2020年のシステマティックレビューでは、2019年3月までに発表された24の研究を評価しています。
このレビューでは、評価した研究の範囲で、肌の見た目や質感、しわに少なくとも一時的な控えめな改善がみられる可能性があるとまとめられています。
一方で、改善の程度は多くの研究で限られたものであり、効果がどのくらい続くかは分かっていないとされています。
また、顔の若返りを目的としたPRPのシステマティックレビュー13件をまとめて評価した2024年の研究では、元になった研究の多くが比較対照のない研究でした。
対象となったレビューの多くは信頼度が低いと評価され、安全性を評価項目にしていたものも一部にとどまっていました。
この研究は、PRPを単独で用いる場合も他の治療と組み合わせる場合も、顔の若返りに有用であると確定的に結論するには根拠が不十分であるとしています。
これらの研究で評価されているのは主に肌の質感やしわであり、頬のくぼみやボリュームの変化はほとんど評価されていないため、頬こけに対する効果や持続期間について一般化できる基準は確立していません。
そのため当院では、期待できることと難しいことの両方を、診察の段階でお伝えしています。
頬こけのタイプ別に見たPRPの位置づけ

頬こけの原因によって、PRPを検討するかどうか、ほかの治療を優先するかどうかは変わります。
ここでは、代表的なタイプごとに一般的な考え方を整理します。
| 頬こけの主なタイプ | 見た目の特徴 | PRPの位置づけ | ほかに検討されることがある治療 |
|---|---|---|---|
| 頬こけに伴う肌のキメ・ハリ不足が気になる | くぼみに加えて、肌の質感の低下が目立つ | くぼみそのものではなく、肌の質感への働きかけとして検討されることがある | 肌質を整える治療、くぼみにはボリュームを補う治療 |
| 皮下脂肪の減少が中心 | 頬の中央や頬骨の下がはっきりくぼむ | 単独では難しい | ヒアルロン酸などのボリュームを補う治療 |
| 骨格の特徴が中心 | 頬骨の下に影ができやすい | 単独では難しい | ヒアルロン酸などで凹凸を整える治療 |
| たるみによる影が中心 | 頬の上がこけ、口元に影が出る | 単独では難しい | リフトアップを目的とした治療 |
実際には複数のタイプが重なっていることが多く、どの治療が適するかは、診察で頬の状態を確認したうえで判断します。
PRPが検討されやすいケース
頬こけとあわせて、肌のキメやハリ不足、細かなしわが気になる場合は、肌の質感への働きかけとしてPRPが選択肢の一つになることがあります。
ご自身の血液以外の製剤を注入することに抵抗があり、時間をかけて肌の状態を整えていきたいとお考えの方にも、ご相談いただくことがあります。
ほかの治療が適しやすいケース
頬のくぼみを補いたい場合や、短期間で目に見える変化を求める場合は、ヒアルロン酸などボリュームを補う治療が適することがあります。
頬のたるみが主な原因の場合は、くぼみを埋めるよりもリフトアップを目的とした治療が検討されることがあり、その場合はFTB式SMASフェイスリフトの施術ページもご参照ください。
PRPとヒアルロン酸の違いと使い分け

頬こけの治療を調べると、ヒアルロン酸とPRPがよく比較されます。
当院のPRP治療ページでは、ヒアルロン酸は形やボリュームを補う治療で、PRPは再生医療として肌や組織の質そのものを整える治療とご案内しています。
両者は目的が異なるため、どちらが優れているかではなく、頬こけの原因とご希望に応じて使い分けることが大切です。
| 比較項目 | PRP治療 | ヒアルロン酸注入 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 皮膚のハリや質感に働きかける | 注入した量でボリュームや形を補う |
| 使うもの | ご自身の血液から取り出した成分 | ヒアルロン酸製剤 |
| 変化の現れ方 | 変化が現れる場合も、時間をかけて少しずつ | 注入後から形の変化を確認しやすい |
| 頬こけへの位置づけ | 頬こけに伴う肌の質感への働きかけとして検討 | くぼみを補う目的で検討 |
| 主なリスク | 内出血、腫れ、硬さ・しこり、予想以上の膨らみ、感染、血管が詰まることによる皮膚や視力の障害(まれ)など | 内出血、腫れ、しこり、血管が詰まることによる皮膚や視力の障害(まれ)など |
血管が詰まる合併症の発生頻度を、PRPとヒアルロン酸で比べた十分なデータはありません。
詳しい違いは、PRP治療とヒアルロン酸の違いを解説した記事でもご紹介しています。
ヒアルロン酸注入の特徴
ヒアルロン酸は、もともと皮膚などに存在する成分で、高い保水力を持つことから美容医療で広く用いられています。
当院のヒアルロン酸注入は、頬骨下やこめかみを含む部位を対象としており、頬のボリューム不足に対して立体感を補整する目的で用いることがあります。
詳しくは注入治療のメニューページでご確認いただけます。
ヒアルロン酸は形の変化を確認しやすい反面、注入量や部位によっては不自然な膨らみにつながることがあり、まれに血管に関わる重い合併症が起こる可能性もあります。
PRPの特徴
PRPは、ご自身の血液から取り出した成分を用いて、皮膚の状態に働きかけることを目指す治療です。
ボリュームを補う力は限られる一方で、ご自身の血液以外の製剤を注入することに抵抗がある方のご希望に沿いやすい面があります。
併用を検討する場合
頬こけの原因が複数重なっている場合は、ボリュームを補う治療と肌の状態を整える治療を組み合わせることが提案される場合もあります。
当院のPRP治療ページでも、目的が異なるため、状態やご希望に応じて使い分け、併用をご提案することもあるとご案内しています。
ただし、併用が必ず必要というわけではなく、組み合わせによって効果が高まると一律にいえるものでもありません。
治療の順番や間隔、それぞれのリスクを含めて、診察時に医師からご説明します。
頬にPRPを注入するときの流れ

ここでは、頬にPRPを注入する場合の当院での流れをご紹介します。
流れの全体はPRP治療の流れを6ステップで解説した記事で詳しく紹介しています。
カウンセリングと診察
医師が頬の状態を確認し、頬こけの原因がどこにあるのか、PRPの適応があるかを含めて判断します。
当院では、医師が診察から施術まで担当し、PRP治療が適していない場合は、その理由とほかの選択肢をお伝えします。
院長の経歴や所属学会は院長紹介ページでご確認いただけます。
採血とPRPの抽出
当院では、腕の静脈から17ccの採血を行い、2ccのPRPを抽出しています。
採血したご自身の血液を遠心分離機(血液を高速回転させて成分ごとに分ける機器)にかけ、血小板を多く含む成分を取り出します。
得られるPRPの性状は血液の状態などによって異なり、血小板の濃度だけで治療結果を予測することはできません。
注入
PRPを少量ずつ、何か所にも分けて注入します。
頬は範囲が広くなりやすいため、注入する範囲によって針を刺す回数が増えることがあります。
施術時間は1部位あたり約30から40分です。
注射の痛みが心配な方には、ご希望に応じて麻酔の使用を検討します。
施術後の経過観察
施術後は、注入部位の状態と体調を確認してからお帰りいただきます。
PRPは注入した直後に形が整う治療ではないため、変化があるかどうかは時間をかけて確認していきます。
状態によっては複数回の治療をご提案することがありますが、回数を重ねれば変化が大きくなると一律にいえるものではありません。
ダウンタイムとリスク・副作用

PRPは自己血液を用いる治療ですが、注射を伴う医療行為であり、リスクや副作用が起こる可能性があります。
施術後の症状について詳しく知りたい方は、PRP療法のダウンタイムを解説した記事もご覧ください。
施術後に起こりうる症状
注入部分に内出血、周辺部の赤みや腫れ、硬さが現れることがあり、多少の個人差はありますが、2週間程度で落ち着いてくるのが目安です。
このほか、痛み、一時的なしびれ、しこり、採血時の気分不良やめまいが生じることがあります。
まれに、予想以上に皮膚が膨らむことや、感染、麻酔薬などに対するアレルギー反応が起こることがあります。
まれですが、注入したものが血管に入って血流が妨げられ、皮膚の障害や視力の障害が起こったという報告が、PRPでもあります。
また、施術を受けても、期待した変化を実感できない場合があります。
膨らみすぎとしこりへの配慮
頬こけを早く目立たなくしたいという思いから、一度に多くの量を注入すると、予想以上の膨らみや硬さにつながるおそれがあります。
当院では一度に大量の注入は行わず、部位ごとに適切な量と深さを調整しています。
膨らみすぎの原因や対処については、PRP治療で膨らみすぎる原因を解説した記事もあわせてご覧ください。
早めに受診していただきたい症状
施術後に、赤みや熱感を伴う腫れが現れた場合や、日を追うごとに痛みが強くなる場合は、早めに当院医師の診察をお受けください。
注入部位に過度な皮膚の膨らみが見られる場合も、同様にご連絡ください。
注入部位やその周りの皮膚が白っぽくなったり紫色に変わったりした場合、発熱や膿のような分泌物がある場合は、直ちに当院へご連絡ください。
施術中や施術後に、見えにくい、視界が欠ける、二重に見えるなどの目の異常や、急に強くなる痛み、ろれつが回らない、手足に力が入らないといった症状が出た場合は、直ちにスタッフまたは当院へお知らせください。
診療時間外の場合は、救急医療機関を受診してください。
休診日や診療時間外の連絡方法は、施術前に確認しておくと安心です。
PRP治療を受けられない場合・慎重な判断が必要な場合

PRP治療には、受けられない場合や、慎重な判断が必要な場合があります。
妊娠中・授乳中の方、注入部位に感染や炎症がある方、出血しやすい方は、施術を見合わせる、または慎重に判断することがあります。
抗凝固薬や抗血小板薬、アスピリンなどの痛み止め、サプリメントを使用している方は、事前にお知らせください。
服用中のお薬を自己判断で中止することは避け、処方医と当院医師の指示に従ってください。
ご自身の血液を用いる治療のため、血小板が少ない、または血小板の働きに異常があると言われた方、そのほかの血液疾患のある方は、特に慎重な判断が必要です。
悪性腫瘍の治療中の方、膠原病や肝疾患などの基礎疾患がある方、ケロイド体質の方、注入部位に皮膚の病気がある方も、慎重に判断します。
当日に発熱や体調不良がある方、貧血を指摘されている方は、施術日を改めることがあります。
思い当たる理由がないまま、半年から1年で体重の5%以上が減り、頬がこけてきた場合は、美容治療の前に、内科などで体の不調がないかを確認することをおすすめします。
未成年の方の施術の可否や同意の方法は、カウンセリングでご説明します。
当院のPRP治療の内容と費用

当院のPRP治療は自由診療のため、公的医療保険は適用されません。
当院は、「PRP(多血小板血漿Platelet Rich Plasma)を用いた皮膚の再生を目的とした再生医療」について、第三種再生医療等提供計画を届け出ています。
この計画は、厚生労働省の届出された再生医療等提供計画の一覧の福岡県の欄に掲載されています。
ただし、この届出は法令に沿った手続きを踏んでいることを示す枠組みであり、治療の有効性や安全性を厚生労働省が個別に承認・保証する制度ではありません。
| 項目 | 内容(2026年10月時点) |
|---|---|
| 治療内容 | 17ccの採血から抽出したPRPを、部位ごとに量と深さを調整して注入 |
| 施術時間 | 約30から40分(1部位) |
| 通院回数 | 1回(状態により複数回の治療をご提案する場合があり、その場合は回数に応じて費用がかかります) |
| PRP治療の費用 | 1cc:110,000円(税込121,000円) |
| 麻酔の費用 | 麻酔を使用した場合は別途費用がかかります(料金ページ掲載額:表面麻酔 5,000円〈税込5,500円〉、笑気麻酔 20,000円〈税込22,000円〉) |
| 別途生じる場合がある費用 | 同一のお悩みのカウンセリングは、2回目以降再診療として15,000円頂戴することがございます |
| 主なリスク・副作用 | 内出血、赤み、腫れ、痛み、しびれ、硬さ・しこり、予想以上の膨らみ、感染、麻酔薬などに対するアレルギー、麻酔に伴う気分不良、採血時の気分不良、血管が詰まることによる皮膚や視力の障害(まれ)、効果を実感できない場合があること |
頬は注入する範囲によって必要な量が異なるため、総額は診察時にご案内し、ご同意をいただいてから治療を行います。
ヒアルロン酸を含むほかの治療の費用や、最新の料金は料金ページでご確認ください。
料金は改定される場合があります。
よくある質問

PRP治療と頬こけについて、よく寄せられる質問にお答えします。
PRPで頬はふっくらしますか
PRPは注入した量でボリュームを補う治療ではないため、頬をふっくらさせることを主な目的とした治療ではありません。
頬のくぼみを補いたい場合は、ヒアルロン酸などほかの治療が適することがあります。
頬こけにはPRPとヒアルロン酸のどちらが向いていますか
頬こけの原因によって異なり、一律にどちらが向いているとはいえません。
くぼみを補いたい場合はヒアルロン酸が、頬こけに伴う肌の質感が気になる場合はPRPが検討されることがあり、診察で判断します。
効果はどのくらい続きますか
PRPの効果の感じ方や持続には個人差が大きく、効果がどのくらい続くかは研究でも分かっておらず、一般化できる基準は確立していません。
持続期間の目安については、頬の状態を確認したうえで診察時にご説明します。
何回くらい受ける必要がありますか
1回で治療を終える方もいれば、状態によって複数回の治療をご提案する場合もあります。
回数を重ねれば変化が大きくなると一律にいえるものではないため、経過を確認しながら判断します。
頬に注射するとき痛みはありますか
採血時と注入時に、針を刺すときのチクッとした痛みや、液体が入るときの圧迫感を感じることがあります。
感じ方には個人差があり、痛みが心配な方には、ご希望に応じて麻酔の使用を検討します。
痩せて頬がこけた場合もPRPの対象になりますか
体重の減少によって頬の脂肪が減っている場合、PRPだけでくぼみを補うことは難しいと考えられます。
思い当たる理由がないまま体重が大きく減った場合は、まずその原因を医療機関で確認していただくことをおすすめします。
まとめ

PRPは、頬のくぼみを注入した量で埋める治療ではなく、皮膚のハリや質感に働きかけることを目指す再生医療です。
頬こけは、皮膚のハリの低下、皮下脂肪の減少、骨格の特徴、たるみによる影などが重なって起こることが多く、原因によって適する治療が異なります。
PRPが検討されるのは頬こけに伴う肌の質感が気になる場合などに限られ、くぼみを補いたい場合は、ヒアルロン酸などボリュームを補う治療が適することがあります。
顔の若返りを目的としたPRPの研究はまだ限られており、効果や持続期間について一般化できる基準は確立していません。
PRP治療は自由診療のため公的医療保険は適用されず、内出血、腫れ、痛み、しこり、予想以上の膨らみ、感染、まれな血管の障害などのリスクや副作用が生じる可能性があります。
効果や経過には個人差があり、結果を保証するものではありません。
PRP治療の施術内容・費用・リスクは当院のPRP治療ページでご確認いただけます。
ご自身の頬こけにどの治療が合うのか分からない方も、カウンセリングで頬の状態を確認したうえで、適した方法を一緒に考えていきます。
▶ ご相談・ご予約はこちらから
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医
参考資料
本記事は、査読論文や公的機関の情報をもとに作成しています。
PRP治療の適応、費用、リスク、経過は個別に異なるため、診察時に担当医へご確認ください。
- 参考資料1|美容目的のPRPの有効性と安全性について:A systematic review of the safety and effectiveness of platelet-rich plasma (PRP) for skin aging(Archives of Dermatological Research, 2020)
- 参考資料2|顔の若返りを目的としたPRPの根拠の総括について:Platelet rich plasma for facial rejuvenation: an overview of systematic reviews(Blood Transfusion, 2024)
- 参考資料3|顔へのPRP注入後の血管閉塞の報告について:Kalyam K, et al. 眉間への自己PRP注入後の眼動脈閉塞の症例報告(Ophthalmic Plastic and Reconstructive Surgery, 2017)
- 参考資料4|当院の第三種再生医療等提供計画の掲載について:届出された再生医療等提供計画の一覧(厚生労働省)







