切開リフトを検討している方から、「フェイスリフトを受ければ首のたるみも一緒に引き上がるのか」というご質問をいただくことがあります。
顔のたるみと首のたるみは、鏡で見るとひと続きに見えるため、ひとつの手術でまとめて改善できると考える方も少なくありません。
結論からお伝えすると、当院の切開リフトのお悩みの解消範囲は、施術ページでは目元から顔の中央まで(Long)、目元からほうれい線・口元(マリオネットライン)まで(Exlong)と案内しています。
首は対象範囲に含まれておらず、首のたるみに対して期待できる変化は限られます。
首の中央に出る縦すじや顎の下の脂肪、首の皮膚のゆるみには、ネックリフトや脂肪吸引など、切開リフトとは別の方法が検討されることがあります。
本記事では、首のたるみが起こる仕組み、切開リフトが首に及ぼす影響とその限界、ネックリフトとの違い、たるみのタイプ別に検討される治療、当院の施術内容と費用・リスクまでを順に解説します。
なお、どこまで変化が期待できるかは、たるみの状態や皮膚の質によって一人ひとり異なり、診察で判断します。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
切開リフトで首のたるみは改善できる?

最初に、切開リフトと首のたるみの関係について、本記事の結論を整理します。
切開リフトが主に対象とする範囲
切開リフトは、耳の周りやこめかみの髪の中などに切開線を置き、皮膚とその下の組織を引き上げて、余った皮膚を切除する手術です。
主な目的は、頬のたるみ、ほうれい線や口元のもたつき、フェイスラインのぼやけといった、顔の中央から下のたるみを整えることにあります。
顎の骨のラインに沿って垂れ下がる頬の組織(ジョウル)は、顔の組織を引き上げる操作で改善が期待しやすい部位とされています。
首のたるみへの影響が限られる理由
首のたるみは、皮膚のゆるみ、皮下脂肪、広頸筋(こうけいきん:首の前面を覆う薄い膜状の筋肉)のゆるみ、さらに深い層の組織の変化など、複数の要因が重なって生じます。
顔の切開リフトでは、こうした首の要因のうち、ごく一部にしか直接働きかけることができません。
首の中央の縦すじや顎の下の深い脂肪をしっかり整えるには、顎の下に切開を加えて広頸筋を処置する方法(ネックリフト)が必要になることが多いとされています。
当院の切開リフトの切開幅と、お悩みの解消範囲
当院のFTB式SMASフェイスリフトでは、切開幅を耳珠軟骨(じじゅなんこつ:耳の穴の前にある小さな突起)までの「Long」と、耳下までの「Exlong」の2種類から選んでいただきます。
施術ページでは、お悩みの解消範囲を、Longは目元から顔の中央まで、Exlongは目元からほうれい線・口元(マリオネットライン)までと案内しています。
施術ページで案内しているお悩みの解消範囲に、首は含まれていません。
切開幅の違いについては、切開リフトの切開幅を解説した記事で詳しく紹介しています。
首のたるみはなぜ起こる?皮膚・脂肪・広頸筋の変化

首のたるみと一口にいっても、どの層の変化が中心になっているかで、適した治療は変わります。
ここでは、首のたるみに関わる主な要因を層ごとに紹介します。
首の皮膚のゆるみとハリの低下
首の皮膚は顔に比べて薄く、加齢とともにハリが失われると、ゆるみやしわとして目立ちやすくなります。
紫外線や喫煙は、皮膚の老化を早める要因として知られています。
皮膚の余りが目立つ場合は、皮膚を引き上げて余った分を切除する処置や、皮膚の質感を整える治療が検討されます。
顎の下の脂肪(二重あご)
顎の下には、広頸筋より浅い層の皮下脂肪と、広頸筋より深い層の脂肪があります。
浅い層の皮下脂肪が多い場合は、皮膚の弾力が保たれていれば、脂肪吸引で整えることが検討されます。
一方、広頸筋より深い層の脂肪は脂肪吸引では届きにくく、ネックリフトの際に切開を加えて処置する方法がとられることがあります。
顎の下のたるみの原因や治療の選択肢の全体像は、顎下のたるみ治療を解説した記事で紹介しています。
広頸筋のゆるみと首の縦すじ
広頸筋は、鎖骨のあたりから顎の下、口元にかけて首の前面を覆う薄い筋肉です。
加齢とともに左右の広頸筋の内側の縁がゆるみ、首の中央に縦のすじ(プラティスマバンド)として目立つことがあります。
この縦すじは、首に力を入れたときや、口角を下げたときに、よりはっきり見えることがあります。
首の横じわ
首の横じわは、首を曲げ伸ばしする動きや、皮膚のハリの低下などが重なってできる、首を横切るしわです。
横じわは顔の切開リフトが直接の対象とする変化ではなく、深く刻まれた横じわには、ネックリフトの際に首の皮膚をはがして整え直す処置が文献で紹介されています。
首のしわを肌質の面から考える治療については、首のシワとPRP再生医療を解説した記事も参考にしてください。
骨格や深い組織による個人差
首から顎の下にかけての角度(首と顎の境目の角度)は、加齢による組織の変化によって鈍くなり、顎と首の境目がはっきりしなくなる傾向があります。
この角度には、舌骨(ぜっこつ:首の前にあるU字型の骨)の位置や顎の骨格、顎の下にある唾液腺の下がり方なども関わり、生まれつきの骨格による個人差もあります。
骨格や深い組織に由来する部分は、手術で変えられる範囲にも限りがあるため、ご自身の首の状態を診察で確認することが大切です。
SMASと広頸筋のつながりからみた、切開リフトが首に及ぼす影響

切開リフトが首にまったく影響しないわけではありません。
ここでは、顔と首をつなぐ組織の構造から、切開リフトで変わりうる部分と変わりにくい部分を整理します。
SMASと広頸筋はひと続きの組織
顔の皮膚の下には、SMAS(表在性筋腱膜系:皮膚の下の浅い層にある、線維と脂肪からなる膜状の組織で、部位によって表情筋や首の広頸筋と連続する)があります。
SMASは顔の下方で広頸筋とつながっており、顔と首の浅い層の組織はひと続きの構造になっています。
顔の層は、皮膚、皮下脂肪、SMASを含む表在性の筋膜と表情筋の複合体、支持靭帯、深部脂肪、骨格が関わる多層構造で、位置関係や厚みは部位によって異なります。
フェイスラインや首の上部の見え方が変わることがある理由
切開リフトでSMASを引き上げると、SMASとつながる広頸筋の外側の部分も一緒に動くことがあります。
そのため、フェイスラインのもたつきが整うことで、顎の骨のラインや、顎のすぐ下から首の上部にかけての見え方が変わったと感じる方もいます。
ただし、どの程度変化するかは、たるみの状態、皮膚の余り方、術式、切開範囲などによって異なり、首の変化を目的として切開リフトを選ぶことはおすすめしていません。
切開リフトでは変わりにくい首の変化
首の中央の縦すじ、広頸筋より深い層の脂肪、顎の下の唾液腺の下垂、舌骨の位置、首の横じわは、顔の切開リフトでは直接の処置の対象になりません。
文献でも、耳の周りの小さな切開で行う短い切開のリフトは、頬のたるみや中顔面の引き上げには用いられる一方、首の輪郭を大きく変えることはできないとされています。
| 首の変化 | 主な層 | 顔の切開リフトでの扱い | 一般的に検討される方法の例 |
|---|---|---|---|
| フェイスラインのもたつき(ジョウル) | 皮下脂肪・SMAS | 引き上げの主な対象 | 切開リフト、脂肪吸引の併用 |
| 首の皮膚のゆるみ・余り | 皮膚 | 首の上部の一部にとどまる | ネックリフト(耳の後ろからの皮膚の切除) |
| 顎の下の皮下脂肪(二重あご) | 皮下脂肪 | 直接の対象ではない | 脂肪吸引 |
| 首の中央の縦すじ | 広頸筋 | 外側の一部に影響しうるが、中央は対象外 | ネックリフト(顎の下からの広頸筋の処置) |
| 広頸筋より深い層の脂肪・唾液腺 | 深い層 | 対象外 | ネックリフトの際の処置 |
| 首の横じわ | 皮膚 | 対象外 | 皮膚の質感を整える治療(機器による治療は効果が控えめで複数回を要することが多い)、深い場合はネックリフトの際の処置 |
表は文献をもとにした一般的な整理であり、実際にどの方法が適しているかは診察で判断します。
ネックリフトとは?切開リフト(フェイスリフト)との違い

首のたるみの治療として知られているのがネックリフトです。
切開リフトとの違いを知っておくと、ご自身に必要な治療を考えやすくなります。
ネックリフトの主な切開位置
ネックリフトでは、顎の下のしわに沿って小さく切開する方法や、耳の後ろから後頭部の生え際に沿って切開する方法が、単独または組み合わせて用いられます。
顎の下の切開は、文献では2cmから4cm程度とされており、ここから広頸筋や顎の下の脂肪を処置します。
首の余った皮膚は、主に耳の後ろの切開から切除されます。
広頸筋を縫い寄せる処置
首の中央の縦すじが目立つ場合には、左右に離れた広頸筋の内側の縁を首の中央で縫い寄せる処置(プラティスマプラスティ)が行われることがあります。
この処置は、首と顎の境目の角度を整えることを目的としたもので、首の輪郭を整えるには多くの場合必要とされています。
一方で、術後に縦すじが再び目立ってくることがあると報告されており、変化が長く保たれるかどうかには個人差があります。
フェイスリフトと組み合わせて行われることが多い理由
ネックリフトは、顔のフェイスリフトと同時に行われることが多い手術です。
首だけを単独で引き上げても、顔の下半分のたるみとのバランスがとれず、期待した結果が得られにくい場合があるためと説明されています。
切開リフトとネックリフトの比較
| 項目 | 切開リフト(フェイスリフト) | ネックリフト |
|---|---|---|
| 主な対象 | 頬、ほうれい線や口元のもたつき、フェイスライン | 首の皮膚のゆるみ、顎の下の脂肪、首の中央の縦すじ |
| 主な切開位置 | こめかみの髪の中、耳の前、耳たぶの周り(術式により耳の後ろ) | 顎の下のしわ、耳の後ろから後頭部の生え際 |
| 主に扱う組織 | 皮膚、SMAS | 皮膚、広頸筋、顎の下の脂肪 |
| 首の中央への処置 | 対象外 | 顎の下の切開から処置 |
表は一般的な整理であり、施設や術式によって切開位置や処置の内容は異なります。
フェイスリフトの術式の種類については、フェイスリフトの種類を解説した記事も参考にしてください。
ネックリフトで知られている主なリスク
ネックリフトでは、首の皮膚の下に血液がたまる血腫(けっしゅ)、感染、しびれなどのリスクがあります。
顎の下を切開する方法では、首の中央の傷跡が目立つことや、皮膚の凹凸、皮膚の下の組織の癒着が生じることがあると報告されています。
顎の下の脂肪を取りすぎると、顎の下の中央がくぼんで見える変形(コブラネック変形)が起こることがあるとされ、脂肪の処置は控えめに行うことが勧められています。
顎の骨のラインの近くには、下唇を動かす顔面神経の枝(下顎縁枝:かがくえんし)が通っており、影響を受けると笑ったときに下唇の動きに左右差が出ることがあります。
首にできた血腫が急に大きくなると、気道を圧迫するおそれがあるため、緊急の対応が必要とされています。
首のたるみのタイプ別に検討される治療

首のたるみは、どの層の変化が中心かによって、検討される治療が異なります。
ここでは、代表的なタイプごとに、一般的に検討される治療の考え方を紹介します。
顎の下の脂肪が中心の場合
皮膚の弾力が保たれていて、顎の下の皮下脂肪が二重あごの主な原因になっている場合は、脂肪吸引が検討されます。
当院の即日小顔脂肪吸引では、フェイスライン、アゴ下、エラ下、ジョールファット(口の横からフェイスラインにかけての脂肪)から部位を選んで施術を行います。
ただし、脂肪を減らしても、皮膚のゆるみが強い場合には、皮膚の余りが目立つことがあります。
フェイスラインのもたつきと首の境目のぼやけが中心の場合
フェイスラインのもたつきによって顎と首の境目がぼやけて見えている場合は、顔の切開リフトで整えることが検討されます。
皮下脂肪が多い場合には、切開リフトと脂肪吸引を組み合わせることもあります。
当院の施術ページでも、必要に応じて脂肪吸引や糸リフトを同時に行うことをご案内しています。
切開リフトと脂肪吸引の組み合わせについては、切開リフトと脂肪吸引の同時施術を解説した記事で詳しく紹介しています。
首の皮膚のゆるみや縦すじが中心の場合
首の皮膚の余りが大きい場合や、首の中央の縦すじが目立つ場合は、ネックリフトのように首を直接処置する手術が検討されます。
首の皮膚のゆるみや縦すじが主なお悩みの場合は、診察でご状態を確認したうえで、手術以外の方法を含めた選択肢とリスクをご説明します。
首の皮膚のハリや横じわが中心の場合
首の皮膚のハリの低下や横じわが中心の場合は、ピーリングやレーザーなど皮膚の質感を整える治療が検討されます。
機器による治療は、効果が控えめで、複数回を要することが多いとされています。
こうした治療で用いられる医薬品や医療機器には、国内で未承認のものや、承認された範囲とは異なる使い方をするものが含まれる場合があります。
未承認の医薬品や医療機器を用いる自由診療を広告する場合、医療機関は、未承認である旨、入手経路、国内で承認された同一・同効の医薬品等の有無、諸外国における安全性等に関する情報を明示することとされています。
使用する医薬品や機器の承認状況とリスクは、診察時に必ずご確認ください。
顔のたるみか首のたるみか|鏡でできるセルフチェック

ご自身のお悩みが顔のたるみによるものか、首のたるみによるものかを整理しておくと、カウンセリングで相談したい内容がはっきりします。
ここでは、鏡でできる簡単な確認方法を紹介します。
正面と横顔で、どこが気になるかを確かめる
まず、正面から鏡を見て、気になるのがほうれい線や口元のもたつきなのか、フェイスラインなのか、首なのかを確かめます。
次に、横顔を写真に撮り、顎の先から首にかけてのラインがどこでぼやけて見えるかを確認します。
顔を引き上げたときの変化を見る
両手の指先で、耳の前の皮膚を斜め上の方向にそっと持ち上げてみます。
このとき、フェイスラインや顎の下の見え方が大きく変わる場合は、顔のたるみが首の見え方に影響している可能性があります。
一方、首の中央の縦すじや首の下の方の皮膚のゆるみがほとんど変わらない場合は、首そのものの変化が中心になっている可能性があります。
首に力を入れたときの縦すじを見る
口を横に引くようにして首に力を入れると、首の中央に縦のすじが浮かび上がることがあります。
このすじが強く目立つ場合は、広頸筋の変化が関わっている可能性があります。
セルフチェックはあくまで目安であり、実際にどの層の変化が中心かは、診察で触診や表情の動きを確認して判断します。
首のたるみが気になる方が切開リフトを検討するときの注意点

首のたるみも気になっている方が切開リフトを検討する場合、手術を決める前に確認しておきたい点があります。
首にどこまで変化が期待できるかを術前に確認する
切開リフトで首の見え方が変わるかどうかは、たるみの状態や切開範囲によって異なります。
カウンセリングでは、顔のどの部分にどのような変化が期待できるのか、首についてはどこまで期待できて、どこからは期待できないのかを、具体的に確認しておきましょう。
カウンセリングで確認しておきたい項目全般については、カウンセリングで聞くべきことを解説した記事も参考にしてください。
顔が整うことで首の変化が目立つことがある
顔のたるみが整うと、相対的に首のしわやたるみが気になり始める方もいます。
術後に首のことで後悔しないためにも、術前に首の状態も含めて医師に見てもらい、首には別の治療が必要になる可能性があるかを確認しておくことが大切です。
体重の変化と生活習慣
手術の前後で体重が大きく変わると、顔や首の脂肪の量や皮膚の余り方が変わり、仕上がりの見え方にも影響することがあります。
喫煙は、フェイスリフト後の皮膚の壊死の大きな危険因子とされているため、手術を受ける場合は、術前・術後の一定期間、医師の指示に沿って禁煙が必要になります。
当院の切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)と脂肪吸引の費用・リスク・通院

ここでは、当院(福岡天神美容クリニック)で行っている切開リフトと、顎の下を含む脂肪吸引について、施術内容、費用、通院、主なリスクを紹介します。
適応の可否や具体的な施術内容は、診察を行ったうえで判断します。
施術内容
当院のFTB式SMASフェイスリフトは、SMAS切開リフトに、当院でFTBリフトと呼んでいる糸による補助的な処置を組み合わせたセットメニューです。
切開線は耳の周りのシワや髪の生え際など、目立ちにくい位置にデザインしますが、実際の切開線は皮膚の余り方や耳の形、過去の手術歴などによって一人ひとり異なります。
縫合には皮膚表面の抜糸を必要としない方法を用いていますが、創部の状態確認や術後の診察は必要です。
FTBリフトで使用する糸は、韓国のメーカーで開発された当院特注の、体内に吸収される糸です。
必要本数の考え方、追加費用、期待される変化と固有のリスクは、診察時に個別にご説明します。
費用・施術時間・通院
| 項目 | 内容(2026年10月9日確認) |
|---|---|
| 施術名 | FTB式SMASフェイスリフト(FTBリフト2本が表示価格に含まれ、3本目以降を追加する場合は1本ごとに追加料金) |
| 施術時間 | 60分から80分(施術ページの表記) |
| 手術と術後の診察 | 手術は1回(抜糸なし)。術後1週間、1か月、2か月を目安に経過観察の来院あり |
| Long(耳珠軟骨まで) | 定価800,000円(税込880,000円)/モニター価格500,000円(税込550,000円) |
| Exlong(耳下まで) | 定価1,200,000円(税込1,320,000円)/モニター価格800,000円(税込880,000円) |
| FTBリフト追加(1本ごと) | 定価70,000円(税込77,000円)/モニター価格40,000円(税込44,000円) |
| 即日小顔脂肪吸引(1部位+FTBリフト2本込み) | 定価330,000円(税込363,000円)/モニター価格278,000円(税込305,800円)。部位はフェイスライン・アゴ下・エラ下・ジョールファットから選択。施術時間は40分から50分程度、通院回数は1回(抜糸不要) |
| 脂肪吸引の部位追加(1か所ごと) | 定価230,000円(税込253,000円)/モニター価格170,000円(税込187,000円) |
| 麻酔(料金ページ掲載の別料金) | 笑気麻酔20,000円(税込22,000円)/静脈麻酔60,000円(税込66,000円)/表面麻酔5,000円(税込5,500円)。使用する麻酔の方法は診察で決定します |
| 別途必要になりうる費用 | 上記の麻酔料金、3本目以降のFTBリフト、脂肪吸引の部位追加、同一のお悩みで2回目以降のカウンセリングを受ける場合の再診料15,000円。術前検査、処方薬、追加の処置、修正や再手術などの費用の扱いは治療内容により異なるため、診察時の見積書でご確認ください |
手術を決める前に、診察時の見積書で、総額、追加費用が生じる条件、術後の診察や処方薬の費用を必ずご確認ください。
モニター価格の適用には、施術前後の写真撮影と通院が可能であることなどの条件があり、写真の使用範囲や掲載媒体を含む詳細は院内でご案内します。
料金は改定される場合がありますので、最新の内容は切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)の施術ページと即日小顔脂肪吸引の施術ページでご確認ください。
いずれの施術も自由診療であり、公的医療保険は適用されません。
当院の切開リフトは、固定バンドやドレーンを使用しない方法で行っていますが、この方法によって腫れや傷跡などの術後の変化がなくなるわけではありません。
主なリスク・副作用と受けられない場合
切開リフトの主なリスク・副作用には、腫れ、内出血、痛み、頭痛や頭皮のつっぱり感、硬さやひきつれ、しびれや感覚の鈍さ、傷跡の赤みや色素沈着、肥厚性瘢痕、左右差、血腫、漿液腫(しょうえきしゅ:皮膚の下に体液がたまること)、感染、皮膚の血流障害や壊死、創傷治癒不良、脱毛や生え際の変化、耳周囲の形の変化、顔面神経の障害、麻酔に伴うリスク、再手術の可能性があります。
FTBリフト(糸による処置)では、糸の露出、感染、ひきつれ、異物感、皮膚のくぼみが生じることがあります。
脂肪吸引では、これらに加えて、吸引した部位の感覚の鈍さ、硬さ、皮膚の凹凸、左右差などが生じることがあり、回復の程度や期間には個人差があります。
妊娠中の方は、待機的な美容外科手術を控えることが一般的です。
授乳中の方は、麻酔や処方薬、授乳を再開する時期を含めて個別の確認が必要です。
出血しやすい体質の方、コントロールが不十分な糖尿病や高血圧などの持病がある方、ケロイド体質の方、喫煙される方は、施術を受けられない場合や、慎重な検討が必要な場合があります。
抗凝固薬・抗血小板薬を使用している方は、自己判断で中止せず、処方医と執刀医に相談してください。
アスピリンや一部の鎮痛薬(NSAIDs:一般的な解熱鎮痛薬の一群)、サプリメントも出血のリスクに影響する場合があるため、使用中のものはすべて申告してください。
効果のあらわれ方やダウンタイムの経過には個人差があり、結果を保証するものではありません。
すぐに医療機関へ連絡すべき症状
次のような症状は、血腫や感染、皮膚の血流障害など、早めの対応が必要な状態のサインである可能性があるため、手術を受けた医療機関が案内する緊急連絡先へ直ちに連絡してください。
| 症状 | 考えられる状態の例 |
|---|---|
| 片側だけが急に強く腫れる、痛みが急に強くなる | 血腫など |
| 首や顎の下が急に腫れて、息苦しさや飲み込みにくさがある | 血腫による気道の圧迫など |
| 止まりにくい出血がある | 出血、血腫など |
| 発熱、傷からの膿のような排液、赤みや熱感が広がる | 感染など |
| 皮膚の色が白っぽい、紫色、黒っぽく変化する | 皮膚の血流障害など |
| 急に顔が動かしにくくなる、目が閉じにくい | 顔面神経への影響など |
息苦しさや強い胸の痛み、ろれつが回らない、片側の手足が動かしにくいといった症状がある場合や、医療機関と連絡がつかない場合は、術後の経過と決めつけず、119番への救急要請を優先してください。
術後の経過観察と相談体制
当院では、院長の小林が執刀を担当します。
施術後の経過はLINEでもご相談いただけます。
急な腫れや出血など急ぎの症状があるときは、お電話(092-401-5012)でご連絡ください。
診療時間外の連絡方法は、手術前のご説明の際に必ずご確認ください。
切開リフトと首のたるみに関するよくある質問

最後に、切開リフトと首のたるみについて、カウンセリングでよく寄せられる質問を紹介します。
Exlongを選べば、首のたるみも改善しますか?
Exlongは耳下までの切開で、施術ページでは目元からほうれい線・口元(マリオネットライン)までをお悩みの解消範囲として案内しており、首は対象範囲に含めていません。
フェイスラインのもたつきが整うことで顎の下の見え方が変わる方もいますが、首のたるみの改善を目的として切開幅を選ぶことはおすすめしていません。
首のたるみだけを治療することはできますか?
首のたるみの原因が顎の下の皮下脂肪であれば、脂肪吸引が検討できる場合があります。
首の皮膚のゆるみや縦すじが中心の場合は、ネックリフトなど首を直接処置する方法が検討されるため、診察でご状態を確認したうえで、検討できる選択肢をご説明します。
首の横じわは切開リフトで消えますか?
首の横じわは、皮膚のハリの低下などが関わる変化で、顔の切開リフトが直接の対象とする変化ではありません。
横じわが気になる場合は、皮膚の質感を整える治療が検討されますが、使用する医薬品や機器の承認状況とリスクを、診察で確認したうえでご判断ください。
切開リフトのあとに、首のたるみが目立つようになることはありますか?
顔のたるみが整うことで、相対的に首のしわやたるみが気になり始める方はいます。
術前に首の状態も含めて医師と確認しておくと、術後にどこまでが変化の対象で、どこからが別の治療の対象なのかを判断しやすくなります。
まとめ

当院の切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)のお悩みの解消範囲は、施術ページでは目元から顔の中央まで(Long)、目元からほうれい線・口元(マリオネットライン)まで(Exlong)と案内しています。
首はこの範囲に含まれていないため、首のたるみそのものに対して期待できる変化は限られます。
SMASと広頸筋がひと続きの組織であるため、フェイスラインのもたつきが整うことで、顎の下から首の上部にかけての見え方が変わる方もいます。
一方、首の中央の縦すじ、広頸筋より深い層の脂肪、首の皮膚の大きなゆるみ、首の横じわは、顔の切開リフトでは直接の処置の対象にならず、ネックリフトや脂肪吸引など別の方法が検討されます。
首のたるみといっても、皮膚、皮下脂肪、広頸筋、深い組織のどこが中心かによって、適した治療は異なります。
首のたるみが主なお悩みの方には、診察でご状態を確認したうえで、検討できる方法と、その範囲を正直にご説明します。
本記事の内容は一般的な目安であり、効果や経過を保証するものではありません。
当院では、切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)について、院長が直接カウンセリングを行い、執刀を担当しています。
顔と首のどこまでが切開リフトの対象になるのかを詳しく知りたい方は、適応・費用・リスク・術後の対応を確認したうえでご判断いただけるよう、まずはカウンセリングのご予約のうえ、診察でご相談ください。
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医
参考資料
本記事は、形成外科・美容外科領域の学会誌などに掲載された総説や公的機関の情報をもとに作成しています。
施術の適応、術式、費用、リスク、ダウンタイムは個別に異なるため、診察時に担当医へご確認ください。
- 参考資料1|SMASと広頸筋の連続性、ジョウルと首の処置、顎の下の切開と広頸筋の縫縮、コブラネック変形、血腫・感染・下顎縁枝などの合併症、喫煙・体重変化の影響について:Cervicofacial Rhytidectomy(StatPearls, NCBI Bookshelf)
- 参考資料2|首のたるみの原因(皮膚・皮下脂肪・広頸筋・深い層の脂肪・唾液腺・舌骨)と、フェイスリフト・ネックリフト・非手術治療それぞれが扱う範囲、首の横じわへの処置について:A layered approach to neck lift(Plastic and Aesthetic Research, 2021)
- 参考資料3|首の縦すじの再発、コブラネック変形、顎の下の切開による傷跡・皮膚の凹凸・癒着について:Revision Facelift and Neck Lift(Seminars in Plastic Surgery, 2021)
- 参考資料4|未承認医薬品等を用いた自由診療の広告で明示すべき事項について:医療広告ガイドラインに関するQ&A(厚生労働省)
- 参考資料5|糸リフトで報告されている合併症の種類と頻度について:A Meta-Analysis and Systematic Review of the Incidences of Complications Following Facial Thread-Lifting(Aesthetic Plastic Surgery, 2021)






