当院のカウンセリングでは、インモードをはじめとする機器による治療を重ねてこられた方から、以前ほど変化を感じにくくなってきた、というご相談をいただくことがあります。
なぜ、同じ「たるみ治療」でありながら、効果の感じ方や持続の仕方に差が出るのでしょうか。
理由の一つは、インモードと切開リフトが優劣で比べられる治療ではなく、顔のどの層に、どのような仕組みで働きかけているかがまったく異なるためです。
インモードは、高周波(RF)のエネルギーを皮下組織と真皮に照射する機器治療です。
一方の切開リフトは、SMAS(表在性筋腱膜系)を含む組織に対して、剥離や引き上げ、固定といった操作を行い、余った皮膚を処理する外科手術です。
SMASとは、顔の皮下に広がる線維性・筋性の支持組織のことをいいます。
表情筋や首の広頸筋などと連続しており、厚みや位置関係は顔の部位によって異なります。
つまり「熱エネルギーで組織に働きかける」治療と、「組織の位置そのものを変えて固定する」手術という違いがあります。
どちらが自分に合うかは、たるみの主な原因が皮下脂肪や肌の状態にあるのか、それとも支持組織のゆるみと皮膚の余りにあるのかによって変わります。
そこで本記事では、切開リフトとインモードのどちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、判断に必要な材料を順を追って整理します。
両者が働きかける層と仕組みの違い、効果の出方と持続期間、ダウンタイムと通院回数、費用の考え方、そして併用の可否までを、公的な情報と公表されている研究にもとづいて解説します。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
切開リフトとインモードの違いを一目で整理する

細かい説明に入る前に、両者の位置づけを一枚の表で確認しておきます。
ここで全体像をつかんでおくと、この後の解説がつながりやすくなります。
| 比較項目 | インモード(インモードリフト) | 切開リフト(フェイスリフト) |
|---|---|---|
| 分類 | メスを使わない機器治療 | 外科手術 |
| 主な働きかけ | 高周波エネルギーを照射し、皮下組織と真皮への作用を目的とする | SMASを含む組織を剥離・引き上げ・固定し、余剰皮膚を処理する |
| 対象となる層 | 真皮から皮下脂肪層 | SMAS層と皮膚(余った皮膚の処理を含む) |
| 皮膚の余りへの対応 | 切除は行わない | 余った皮膚を切除できる |
| 施術時間の目安 | 1回あたりは短時間(設定により異なる) | 60分から80分(当院のFTB式SMASフェイスリフト) |
| 通院回数の目安 | 複数回に分けて受けるのが一般的 | 手術1回+術後の経過観察(1週間・1か月・2か月を目安) |
| 日常生活への影響 | 切開を伴わないため比較的小さいとされる | 腫れや内出血により数週間の調整が必要 |
| 変化の持続の目安 | 数ヶ月単位。継続して受ける方が多い | 数年単位とされることが多い |
| 元に戻せるか | 切開や皮膚の切除を伴わない | 受ける前の状態には完全には戻せない |
この表を見ると、両者は「同じ目的に向かう強さの違う選択肢」ではなく、そもそも解決しようとしている問題が異なることがわかります。
インモードの特徴は、メスを使わずに皮下組織と肌の状態の両方に働きかけることを目的とする点にあり、切開リフトの特徴は、顔の深層にある支持組織の位置そのものを変え、余った皮膚を切除できる点にあります。
なお、いずれの施術も効果や経過には個人差があり、結果を保証するものではありません。
切開リフトには、腫れや内出血のほか、血腫、感染、創傷治癒不良、瘢痕、皮膚の血行障害、顔面神経への影響、再手術が必要になる可能性といったリスクがあります。
インモードにも、やけどや色素沈着、赤み、内出血などが生じる可能性があります。
詳細は本記事の「それぞれのリスク・副作用と受けられない方」で整理しています。
インモードとは|MiniFXとFORMAが働きかける層と仕組み

まず、インモードがどのような機器で、顔のどこに何をしているのかを整理します。
ここを正確に理解しておくと、「効果が物足りない」と感じる場面がなぜ生じるのかも見えてきます。
インモードリフトはMiniFXとFORMAのセット
インモードは、複数のハンドピース(照射用の器具)を1台に搭載した高周波の医療機器です。
一般に「インモードリフト」と呼ばれるメニューは、そのうち「MiniFX(ミニFX)」と「FORMA(フォーマ)」の2つを組み合わせたもので、ほほや顎下を対象として行われます。
ここで先に押さえておきたいのは、同じ「インモード」という名前でも、クリニックによって使用するハンドピースや照射する部位、出力設定、1回あたりの範囲、料金の設定が異なるという点です。
比較検討の際は、名称だけで判断せず、どのハンドピースをどの部位に照射するのかまで確認しておくと誤解が生じにくくなります。
MiniFX:吸引を併用して皮下組織にエネルギーを届ける
MiniFXは、皮膚を吸引して組織を持ち上げた状態で、バイポーラRF(2つの電極のあいだに高周波を流す方式)を照射するハンドピースです。
皮膚表面の温度が41℃程度までに制御された状態で皮下の脂肪組織を照射の対象とし、あわせて高電圧のパルスRFを用いる設計とされています。
吸引という工程が入るのは、皮膚の表面だけではなく、その下の層にエネルギーを届けるためです。
二重あごや頬の肉付きが気になる方に案内されることが多く、切らない小顔治療と呼ばれるのもこの設計によるものです。
機器メーカーは、この高電圧のパルスRFが脂肪細胞に作用する設計であると説明しています。
ただし、顔の皮下脂肪の量が実際にどの程度変化するのか、その変化がどれくらい持続するのかについては、質の高い比較研究が十分にあるとはいえません。
「脂肪が確実に減る」という前提で考えるのではなく、皮下組織を対象としたエネルギー照射という位置づけで理解しておくほうが、実際の経過とのずれが生じにくくなります。
FORMA:真皮への熱作用を目的とするハンドピース
FORMAは、43℃前後のバイポーラRFエネルギーを真皮に届け、線維芽細胞(コラーゲンやエラスチンをつくる細胞)への作用を目的とするハンドピースです。
小じわや肌質、ハリや弾力といった、肌そのものの状態に働きかける役割を担います。
高周波による治療では、熱が加わった真皮でコラーゲン線維の収縮が起こり、その後、時間をかけて新しいコラーゲンがつくられていくと説明されています。
ただし、この反応がどの程度の見た目の変化につながるか、またどれくらい持続するかには個人差があります。
温度については、MiniFXが41℃前後、FORMAが43℃前後という設定が一般的です。
機器には温度センサーが内蔵されており、加熱が自動で制御されますが、これはやけどのリスクがなくなることを意味するものではありません。
施術中の感覚は、温かいものを当てられているような感じ方をされる方が多い傾向にあります。
同じインモードでもハンドピースによって目的が違う
インモードは複数のハンドピースを持つ機器で、MiniFXとFORMA以外の選択肢もあります。
たとえば、細い針を通して高周波を届けるモフィウス8も、同じインモードのプラットフォームに含まれるハンドピースです。
こちらは肌そのものの状態に対する働きかけが中心で、MiniFXとFORMAの組み合わせとは目的も適応も異なります。
同じ「インモード」「高周波」という言葉でくくられていても中身は別物ですので、混同しないほうが判断を誤りにくくなります。
参考:非侵襲の高周波治療全般について報告されている研究
ここで紹介するのは、高周波を用いた顔の治療全般に関する研究であり、インモードリフト(MiniFXとFORMAの組み合わせ)の効果を直接示したものではありません。
この点を前提としてお読みください。
2015年から2025年までの15研究、合計1,230名を対象としたシステマティックレビューが公表されています。
このレビューでは、肌のキメについて報告した4つの研究で71%から100%の方に、肌のハリについて報告した2つの研究で52.9%から100%の方に、改善がみられたとされています。
満足度は13の研究で82%から100%、有害事象は軽度で一時的なものが中心(紅斑17.6%から100%、むくみ5.3%から26.5%)、重篤な合併症の報告はなく、痛みの平均は10段階で1.94という結果でした。
ただし、この数字をそのまま当てはめることはできません。
このレビューが評価しているのは主に肌の質感やハリであって、顔の脂肪の減少や輪郭の変化、施術回数の設計を検証したものではありません。
対象となった研究の多くは少人数で対照群を持たない症例集積であり、機器も照射条件も評価方法も研究ごとに大きく異なります。
機器メーカーの支援を受けた研究が含まれること、良好な結果が選択的に報告されている可能性があることも、レビュー自身が限界として挙げています。
また、このレビューは15研究のいずれにおいてもダウンタイムが定量的に評価されていなかったことを限界として明記しています。
つまり、社会復帰までの日数について、研究から確かなことを言える段階にはありません。
そのうえで、このレビューにはもう一つ注目すべき記述があります。
客観的な計測上の改善が控えめであっても、患者さんの満足度は高い傾向にあるという指摘です。
レビューでは、この差の背景として、自信や心理的な充足感といった側面が関係している可能性が考察されています。
満足度の高さがそのまま変化の大きさを意味するわけではないという点は、後述する「物足りなさ」の話につながります。
切開リフトとは|SMASを含む組織を引き上げて固定する仕組み

次に、切開リフトが何をしている手術なのかを整理します。
機器治療との決定的な違いは、熱で組織の性質を変えるのではなく、組織そのものの位置を変える点にあります。
顔のたるみは皮膚だけの問題ではない
顔のたるみは、皮膚がゆるむことだけで起こるわけではありません。
表面から順に、皮膚(表皮と真皮)、皮下脂肪層、そしてSMASという層が重なっており、加齢とともにそれぞれが変化していきます。
真皮ではコラーゲンやエラスチンが減少して弾力が低下し、皮下脂肪は区画ごとに容量と位置が変わって下垂します。
さらに、これらの軟部組織を骨や深部につなぎとめているリガメント(支持靭帯:皮膚やSMASなどの軟部組織を骨や深部の組織につなぎとめている線維性の組織)の支えも弱まっていきます。
つまり、たるみには複数の層と要因が関係しています。
どの層に主な原因があるかによって、必要な治療の種類も変わってきます。
切開する位置とSMASの処理
切開リフトは、麻酔を用いたうえで、耳の周囲や生え際に沿った目立ちにくい位置を選んで皮膚を切開する手術です。
皮膚と皮下組織を剥離したうえで、SMAS(筋膜の層)を含む支持組織に対して引き上げや固定の操作を行い、余った皮膚を処理します。
なお、「切開リフト」と一口にいっても術式は一つではありません。
SMASを折り重ねて縫い縮める方法、一部を切除して縫合する方法、より深い層で剥離する方法などがあり、剥離の範囲も切除する皮膚の量も術式と状態によって異なります。
当院の術式でどこまでの操作を行うかは、診察時にご説明します。
熱で組織の性質を変えるのではなく、外科的に位置を変えて縫合・固定するため、余った皮膚を切除する必要があると医師が判断する状態にも対応でき、変化が比較的長く維持されやすいとされています。
ただし、皮膚を剥離する手術である以上、体への負担やリスクは機器治療より大きくなります。
顔面神経の枝は顔の部位によって走行や周囲の組織との位置関係が異なるため、SMAS周辺の操作にあたっては詳細な解剖の理解が求められます。
効果の程度や経過には個人差があり、結果を保証するものではありません。
当院のFTB式SMASフェイスリフトの設計
当院でご案内しているFTB式SMASフェイスリフトは、抜糸のいらないSMAS切開リフトと、体内に吸収される糸を用いるFTBリフトを組み合わせたセットメニューです。
FTBリフトを固定バンドの代わりとして用い、ドレーンも使用せず、抜糸も行わない術式を採用しています。
固定方法やドレーンの要否、抜糸の有無は、術式や剥離の範囲、その方の状態によって異なります。
当院の設計は術後の圧迫感や通院の負担を抑えることを意図したものですが、腫れや血腫といった合併症を防ぐことを保証するものではありません。
血腫が生じた場合の対応を含め、術後の管理方針は診察時にご確認ください。
また、糸を併用する術式であるため、皮膚のくぼみやひきつれ、糸の触知、糸の周囲の感染など、糸を用いる施術に特有のリスクが生じる可能性もあります。
術式の詳細については、FTB式SMASフェイスリフトの施術ページでもご案内しています。
なお、顔の解剖やフェイスリフトの一般的な作用機序について基礎知識を得たい場合は、日本形成外科学会が公開している一般向けの学術情報も参考になります。
こちらは学術情報の一般的な参照先として挙げているもので、当院院長の所属学会を示すものではありません。
効果の出方と持続期間はどう違うのか

「どちらが効果があるのか」は、多くの方が最初に知りたい点です。
ただし、この問いは効果が現れる時期と、それが続く長さを分けて考えないと、比較になりません。
インモードは回数を重ねて受ける治療
インモードは、1回の照射でもフェイスラインの引き締まりを感じる方がいらっしゃいます。
一方で、コラーゲンの生成には時間がかかるため、複数回に分けて受けるかたちで案内されるのが一般的です。
施術間隔や回数の設定はクリニックによって異なり、医学的に必要な回数が確立しているわけでもありません。
実際の回数や間隔は、状態や反応をみながら担当する医師が判断することになります。
ここで押さえておきたいのは、インモードが「受けたら終わり」の治療ではないという点です。
加齢による変化は施術後も進行するため、状態を保ちたい場合には、その後も継続して受ける方が多くなります。
この構造は、糸リフトやハイフと共通しています。
切開リフトは手術の時点で位置が変わる
一方、切開リフトは手術の時点で組織の位置を変えているため、方向性としての変化は術直後から生じます。
ただし、術後は腫れや内出血、つっぱり感が生じるため、仕上がりを落ち着いて評価できるのは数ヶ月先になります。
当院の説明では、術後2週間から4週間でより自然な状態に近づき、最終的な完成は術後2、3ヶ月から6ヶ月後を目安としています。
傷跡が落ち着くのは半年後が目安で、1ヶ月後以降に赤みが徐々に引いていく経過をたどります。
支持組織の位置を変えて固定するため、数年単位で変化が維持されやすいとされていますが、手術を受けても加齢そのものが止まるわけではありません。
術後も皮膚の弾力低下や脂肪の変化は進行します。
永久に維持されるものではないという前提を共有したうえで検討することが大切です。
時間軸で並べて比べる
| 比較項目 | インモード | 切開リフト |
|---|---|---|
| 変化を感じ始める時期 | 施術直後から。複数回に分けて受けるのが一般的 | 術直後から。評価は腫れが引く1ヶ月から3ヶ月後 |
| 一連の施術を終える目安 | クリニックの設定による | 術後2ヶ月から6ヶ月ごろに仕上がりが落ち着く |
| 変化の持続の目安 | 数ヶ月単位 | 数年単位とされることが多い |
| 維持の考え方 | 継続して受ける方が多い | 頻繁な再施術は前提としない |
| 目的と合いにくい状態 | 余剰皮膚の切除が必要と判断される状態 | たるみが軽度で皮膚の余りが少ない状態 |
いずれも一般的な目安であり、実際の経過には個人差があります。
ダウンタイム・痛み・通院回数の違い

効果と同じくらい判断を左右するのが、施術後の生活への影響です。
ここは両者の差がもっとも大きい部分といえます。
通院のスケジュールという点での違い
機器治療と手術の違いは、通院のスケジュールにも表れます。
インモードのような機器治療は、1回あたりの拘束時間が短いかわりに、複数回にわたって通うことになります。
一方の切開リフトは、診察、お会計、手術という当日の流れに加えて、術後1週間、1か月、2か月を目安とした経過観察が続きます。
1回で完結するかわりに、判断がつくまでの期間は数ヶ月に及びます。
インモードの施術後に生じうる症状
インモードは皮膚を切開しないため、一般に日常生活への影響は比較的小さいとされています。
ただし、これは何も起こらないという意味ではありません。
内出血、赤み、腫れ、ほてりなどが生じる可能性があり、一時的なものが多いとされていますが、症状の程度によっては人と会う予定の調整が必要になることもあります。
なお、機器治療のダウンタイムについては、前述のシステマティックレビューでも、対象となった15の研究のいずれもダウンタイムを定量的に評価していなかったと指摘されています。
「ダウンタイムが短い」という説明は、研究で数値的に確かめられたものではなく、施術の性質にもとづく一般的な傾向としてお受け取りください。
メイクは施術当日から可能と案内されることが多く、仕事帰りや空いた時間に受けやすい点が、機器治療が選ばれる理由の一つになっています。
ただし、施術後の注意点がないわけではありません。
当日はサウナや激しい運動、飲酒を控える必要があり、肌が一時的にデリケートな状態になるため保湿と日焼け対策も欠かせません。
「ダウンタイムが短い」ことと「何も気をつけなくてよい」ことは同じではありません。
切開リフトのダウンタイムの経過
切開リフトは外科手術であるため、術後には腫れ、内出血、つっぱり感、しびれや知覚の一時的な変化などが生じます。
当院の説明にもとづく一般的な経過の目安は次のとおりですが、症状の程度と回復のスピードには個人差があります。
| 時期 | 主な経過の目安 |
|---|---|
| 術直後から1、2週間 | 頭痛や頭皮のつっぱり感が生じることがある。痛み止めで対応できる程度とされる |
| 術後2、3日から | 黄色い内出血が生じることがあり、2週間から3週間程度で落ち着く |
| 術後2週間から4週間 | 腫れが引き、より自然な状態へ近づく |
| 術後2、3ヶ月から6ヶ月 | 最終的な仕上がりが完成に近づく |
| 術後半年ごろ | 傷跡が落ち着く。それまでは紫外線対策を徹底する |
当院ではシャワー、洗顔、化粧は当日から可能とご案内していますが、美容院は2週間後からを目安としています。
ダウンタイムの詳細は、切開リフトのダウンタイムを解説した記事で時期ごとに整理しています。
通院に使う時間の総量で比べる
1回あたりの負担だけを見れば、一般に日常生活への影響はインモードのほうが小さい傾向があります。
しかし、時間の使い方という観点では別の見え方もできます。
インモードは1回あたりの施術時間が短い一方で、複数回の来院が必要で、その後も状態を保ちたい場合には継続して受けることになります。
長期的にみれば、予約、来院、施術というサイクルを何度も重ねていく可能性があります。
一方の切開リフトは、手術当日と、術後1週間、1ヶ月、2ヶ月を目安とした経過観察の来院が必要ですが、頻繁な再施術を前提とはしていません。
まとまった休みを一度確保できるかどうか、それとも短い通院をこまめに続けられるかどうかという生活の設計が、判断材料になります。
費用の考え方|1回あたりではなく長期の総額で比べる

費用は現実的な判断材料ですが、1回あたりの金額だけを比べると実態を見誤ることがあります。
ここでは比較の方法を整理したうえで、当院の切開リフトの費用をお示しします。
1回あたりの金額ではなく、必要な回数とセットで考える
インモードも切開リフトも、公的医療保険が適用されない自由診療です。
一般に、機器治療は1回あたりの費用が手術より抑えられる傾向にあります。
ただし、複数回に分けて受けることが前提で、その後も状態を保つには継続が必要になるため、1回あたりの金額だけでは実際の負担が見えません。
ご検討中のクリニックでは、1回の金額に加えて、一連の治療に必要な回数、その合計額、維持のために想定される頻度と費用まで確認しておくことをおすすめします。
切開リフトは初回の負担が大きい一方で、再施術の頻度を抑えやすい傾向があります。
どちらが経済的かは、何年という時間軸で考えるかによって変わるため、一律に判断することはできません。
当院の切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)の費用
2026年8月時点の当院の費用は次のとおりです。
| 施術範囲 | 定価 | モニター価格 |
|---|---|---|
| ロング(耳珠軟骨まで) | 800,000円(税込880,000円) | 500,000円(税込550,000円) |
| エクストラロング(耳下まで) | 1,200,000円(税込1,320,000円) | 800,000円(税込880,000円) |
| FTBリフト1本追加ごと | 60,000円(税込66,000円) | 40,000円(税込44,000円) |
FTB式SMASフェイスリフトは、いずれの範囲もFTBリフト2本が含まれます。
施術時間は60分から80分、来院は手術当日の1回に加えて、術後1週間・1か月・2か月を目安とした経過観察が必要です(抜糸のための来院はありません)。
FTBリフトを追加する場合や、脂肪吸引など他の施術を併用する場合は費用が加算されます。
モニター価格には適用条件があります。
また、麻酔費用、術後のお薬代、経過観察時の診察料などが施術費用に含まれるかどうかは、施術範囲やご状態によって異なります。
ご負担いただく総額については、診察時に必ずご確認ください。
料金は改定される場合があります。
最新の費用と、施術範囲ごとに含まれる内容については、FTB式SMASフェイスリフトの施術ページおよび診察時にご確認ください。
長期のコストを比べるときの考え方
1回あたりの金額を見れば、両者の差は明らかです。
しかし、比較すべきは金額そのものではなく、目的とする状態を何年維持したいのかという前提です。
| 比較の観点 | 確認したいこと |
|---|---|
| 1回あたりの費用 | 対象となる部位、含まれるハンドピースや施術範囲 |
| 必要な回数 | 一連の施術に何回必要か、その後の維持に何回必要か |
| 費用の合計 | 一連の治療を終えるまでにいくらかかるか |
| 想定する期間 | 5年か、10年か、それ以上か |
| 時間の負担 | 通院回数、日常生活への影響、休みの取りやすさ |
これらを同じ表に並べたうえで、金額だけでなく、ご自身が使える時間を含めて考えると、納得のいく判断につながりやすくなります。
切開リフトの費用の考え方については、切開リフトの費用相場を解説した記事でも整理しています。
費用の比較よりも先に必要な工程
一方で、費用の比較だけで治療を決めることはおすすめできません。
施術の目的と、たるみの主な原因が一致していない場合には、回数を重ねても希望する変化に届かないことがあります。
逆に、たるみがまだ軽度な段階で手術を選ぶことが、必ずしも最善とは限りません。
まずは医師の診察を受けて、ご自身のたるみの主な原因がどの層にあるのかを確認することが、金額の比較よりも先に必要な工程です。
どちらが向いているか|たるみの進行度と悩みの種類で判断する

ここまでの内容を踏まえて、どのような状態の方にどちらが検討されやすいのかを整理します。
あくまで一般的な傾向であり、実際の適応は診察のうえで医師が判断します。
インモードが選択肢になりやすいケース
たるみが軽度から中等度で、皮膚の余りがまだ目立たない段階の方には、インモードが選択肢になりやすい傾向があります。
特に、頬の肉付きや二重あごのように、皮下脂肪が輪郭の印象に関わっている場合は、皮下組織を対象とする点が目的と合致しやすくなります。
肌のハリ不足や小じわが主な悩みで、フェイスラインを少し整えたいという目的であれば、切らない治療で目的に近づける場合があります。
また、まとまった休みを取ることが難しい方、傷跡を作りたくない方、手術に強い抵抗がある方にとっても現実的な選択肢です。
切開リフトが検討されやすいケース
余った皮膚を切除する必要があると医師が判断する状態の方や、インモードや糸リフト、ハイフを重ねても希望する変化に届きにくくなってきた方は、切開リフトが検討の対象になります。
ただし、実際に適応があるかどうか、どの程度の変化が見込めるかは、診察のうえで判断します。
また、こまめな通院を続けることが負担になっている方、変化を数年単位で維持したい方にとっても、選択肢として挙がりやすい治療です。
判断基準の詳細は、切開リフトが向いている人について解説した記事で整理しています。
悩みの種類から逆算する
| 気になっている状態 | 主に関わる層 | 検討されやすい方向 |
|---|---|---|
| 頬の肉付き、二重あごが気になる | 皮下脂肪層 | 皮下組織を対象とする治療 |
| 肌のハリ不足、小じわ、毛穴が気になる | 真皮 | 真皮への熱作用を目的とする治療 |
| フェイスラインがぼやけてきた | 皮下脂肪層とSMAS | 状態により機器治療または手術 |
| 皮膚の余りが目立つ | 皮膚とSMAS | 余った皮膚を切除できる手術 |
| 口角の下や頬のもたつきが下垂している | SMASとリガメント | 支持組織を引き上げて固定する手術 |
複数の要因が重なっていることも珍しくないため、この表は自己判断の道具ではなく、診察前に状況を整理するための目安としてご覧ください。
インモードで物足りなさを感じたときに考えられる理由

回数を重ねても変化を感じにくくなってきたという場合、施術が不十分だったとは限りません。
考えられる理由を三つの角度から整理します。
余った皮膚の量そのものは減らせない
高周波による治療は、熱を加えることで組織に働きかけ、コラーゲンの生成を促すことを目的としたものです。
皮下組織や真皮を対象にはできますが、余った皮膚を切り取る工程は含まれません。
皮膚の余りが目立つ状態では、下の脂肪が減ることがかえって皮膚の余りを目立たせる方向に働く可能性もあります。
「引き締めているはずなのに、たるんで見える」という感覚の背景には、この構造があることがあります。
支持組織の位置は変わらない
もう一つは、SMASやリガメントといった支持組織の位置が変わらないという点です。
たるみの主な原因が支持組織のゆるみにある場合、真皮と脂肪層への働きかけでは、下がった位置そのものを戻すことにはつながりにくくなります。
肌の質感が整えば顔全体の印象は変わりますが、それは輪郭の位置が変わったこととは別の変化です。
この二つを分けて考えないと、「肌の調子はよいのに、もたつきは変わっていない」という受け止め方につながることがあります。
満足度と変化の大きさは別のもの
機器治療は、痛みが少なく、ダウンタイムも短く、受けた直後の感触も良好であることが多いため、満足度そのものは高くなりやすい治療です。
前述のレビューでも、計測上の改善が控えめな場合でも満足度が高い傾向が示されていました。
つまり、満足度が高いことと、輪郭の位置が変わっていることは、必ずしも一致しません。
大切なのは、ご自身が求めている変化が肌の質感なのか、輪郭の位置なのかを分けて考えることです。
同じ悩みは、超音波の熱エネルギーを用いるハイフを繰り返してきた方にも共通して見られます。
エネルギーの種類が高周波か超音波かという違いはあっても、熱で組織に働きかけるという点では同じ性質を持つためです。
ハイフで効果を感じにくい原因を解説した記事も、あわせて参考になります。
切開リフトとインモードは併用できるのか|順番と間隔

「どちらか」ではなく「どう組み合わせるか」という考え方もあります。
ここでは併用に関してよくある疑問を整理します。
インモードを受けた後に切開リフトは受けられるのか
インモードを受けた経験があるからといって、切開リフトが受けられなくなるわけではありません。
ただし、これまでの施術歴は手術計画を立てるうえで重要な情報です。
使用したハンドピース、照射した部位、回数、直近の施術時期は、カウンセリングで正確にお伝えください。
糸リフトを受けた経験がある場合も同様で、留置されている糸の種類と本数、時期をお伝えいただくことで、手術計画を立てやすくなります。
切開リフト後にインモードを受ける場合の考え方
切開リフト後、傷や組織の状態が落ち着いてから、肌質の維持を目的にインモードや他の治療を組み合わせるという選択肢もあります。
手術が対応するのは支持組織の位置と皮膚の余りであり、真皮の状態や肌の質感は別の課題として残るためです。
ただし、術後どのくらいの期間を空けるべきかは、傷の治り方や剥離の範囲によって異なるため、自己判断は避け、必ず執刀した医師に確認してください。
脂肪の量と輪郭が同時に気になる場合
頬や顎下の脂肪の量と、支持組織のゆるみの両方が関わっている場合、切開リフトと脂肪吸引を同時に行うという選択肢が検討されることもあります。
また、たるみ以外の悩みが混在している場合には、ヒアルロン酸注入によるボリュームの補正や、ボトックス注射による表情の癖への働きかけ、目元の施術など、目的に応じた組み合わせが検討されることもあります。
何をどの順番で行うかは、たるみの原因と優先順位によって変わるため、単独の施術ごとに判断するのではなく、全体の計画として医師と相談することをおすすめします。
詳細は、切開リフトと脂肪吸引の同時施術について解説した記事で整理しています。
それぞれのリスク・副作用と受けられない方

治療を比較するうえで、リスクの理解は欠かせません。
切らない治療にもリスクはあり、外科手術には相応の合併症の可能性があります。
インモードで報告されているリスク
インモードでは、まれに内出血、赤み、腫れ、ほてりが生じることがありますが、数時間から数日で次第に改善していく経過が一般的です。
前述のシステマティックレビューでも、有害事象は軽度で一時的なものが中心であり、重篤な合併症の報告はなかったとされています。
一方で、高周波を用いる治療である以上、出力設定や照射方法によってはやけどや色素沈着のリスクが生じ得ます。
また、脂肪に働きかける治療であるため、もともと脂肪が少ない方では、頬がこけた印象になる可能性も考慮する必要があります。
温度制御の機能があることは、リスクがゼロであることを意味するものではありません。
切開リフトのリスクと合併症
切開リフトでは、術後に腫れ、内出血、痛み、つっぱり感、しびれや知覚の一時的な変化、左右差などが生じることがあります。
これらの多くは時間の経過とともに軽減していく傾向があります。
一方で、頻度は高くないものの、次のような合併症が起こる可能性もあります。
血腫(皮膚の下に血液が溜まる状態)、漿液腫(皮下に組織液が溜まる状態)、感染、出血、創傷治癒不良、肥厚性瘢痕やケロイド。
さらに、皮膚の血行障害、脱毛や生え際の変化、耳の周囲の形の変化、顔面神経への影響による表情の動かしにくさなども挙げられます。
麻酔に伴うリスクや、再手術が必要になる可能性もゼロではありません。
リスクの全体像については、切開リフトのデメリットとリスクをまとめた記事で詳しく整理しています。
インモードで事前の確認が必要な方
体内にペースメーカーや除細動器などの電気的な医療機器、金属のインプラントが入っている方は、高周波を用いる治療の可否について事前の確認が必要です。
施術部位に感染症や皮膚のトラブル、強い日焼けがある方も、時期をずらす判断になることがあります。
そのほか、皮膚の疾患や自己免疫疾患をお持ちの方、光や熱に対して過敏な反応が出やすい方、悪性腫瘍の治療中の方なども、使用する機器の添付文書や各院の方針に沿って個別に判断されます。
切開リフトで事前の確認が必要な方
血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用中の方、糖尿病などで血糖のコントロールが不十分な方、出血傾向のある方は、手術の可否や術前後の管理が変わる場合があります。
ケロイドや肥厚性瘢痕の既往がある方、施術部位に感染症や皮膚のトラブルがある方も同様です。
麻酔に関わる持病や既往がある方も、事前の評価が必要です。
喫煙は術後の傷の治りに影響することが知られているため、該当する方は事前に医師へご相談ください。
なお、抗凝固薬や抗血小板薬を自己判断で中止すると、重大な健康被害につながる可能性があります。
休薬の可否は、処方した主治医と施術を担当する医師が相談のうえで判断しますので、自己判断で中止しないでください。
妊娠中・授乳中の方について
妊娠中および授乳中の方については、安全性を確認できる情報が十分にないことなどから、当院では原則として施術を見合わせる場合があります。
個別の可否は診察のうえで判断しますので、該当する方は必ず事前にお申し出ください。
機器治療を選ぶ前に確認しておきたいこと

美容医療の機器治療には、比較記事ではあまり触れられない確認事項があります。
判断材料として知っておくと役立つ点を挙げます。
使用する機器が国内で承認されているかを確認する
海外で製造された美容医療機器のなかには、日本国内で薬機法上の承認を受けていないものがあります。
インモードで用いられるMiniFXやFORMAも、2026年8月時点では国内承認を受けた機器ではありません。
未承認の医薬品や医療機器を用いた自由診療について情報提供する場合、厚生労働省の医療広告ガイドラインに関するQ&Aでは、4項目を明示することが求められています。
具体的には、未承認である旨、入手経路、国内で承認された同一・同効の医薬品等の有無、そして諸外国における安全性等に関する情報の4つです。
あわせて知っておいていただきたいのが、公的な救済制度の扱いです。
個人輸入された医療機器によって健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とはなりません。
医薬品や医療機器の個人輸入については、厚生労働省が医薬品等を海外から購入しようとされる方へという情報を公開していますので、あわせてご確認ください。
「FDA認可」という表現の読み方
機器治療の説明でよく用いられるのが、「FDA認可」という表現です。
ここは誤解が生じやすいところなので、整理しておきます。
米国の食品医薬品局(FDA)が用いる510(k)という制度は、有効性を審査して承認するPMAとは異なり、すでに販売されている既存機器と実質的に同等であるかを判断するものです。
2016年8月に公開されたMiniFXの510(k)文書でも、臨床試験のデータは提出対象外(Not Applicable)とされています。
さらに重要なのは、その文書に記載された用途です。
MiniFXの使用目的として記されているのは、軽度の筋肉痛や筋けいれんの緩和、局所の血行の一時的な改善、およびセルライトの見た目の一時的な軽減です。
顔の脂肪の減少、小顔効果、たるみの改善は、この文書に記載された用途ではありません。
つまり「FDA認可」と書かれていても、それが顔への美容目的の効果を米国政府が認めたことを意味するとは限らず、日本国内での承認を意味するものでもありません。
機器の規制上の位置づけと、期待できる効果の裏づけは切り分けて理解しておくと、判断しやすくなります。
同じ機器名でも施術内容は同一とは限らない
インモードのように複数のハンドピースを持つ機器では、どれをどの部位に、どの出力で照射するかによって、施術の内容も費用も変わります。
料金だけを単純に比較するのではなく、対象部位、使用するハンドピース、1回あたりの照射範囲、含まれる回数まで確認することをおすすめします。
診察前に整理しておきたいこと
| 確認したい項目 | 整理しておくとよいこと |
|---|---|
| これまでの施術歴 | インモード、ハイフ、糸リフト、注入治療などの種類と時期、回数 |
| 効果の感じ方 | どの時期に、どの部位で変化を感じにくくなったか |
| 気になる部位 | 頬、顎下、フェイスライン、ほうれい線、口角の下など |
| 許容できる休み | 何日程度まで休みを取れるか |
| 優先したいこと | 変化の大きさ、傷跡、費用、通院の手間のうち何を重視するか |
これらをメモしておくと、カウンセリングでの相談がスムーズになります。
福岡天神美容クリニックの考え方

たるみ治療は、どの機器を使うか、どの術式を選ぶかという以前に、その方のたるみの原因がどの層にあるのかを見極めることから始まります。
当院がカウンセリングの体制を重視しているのは、そのためです。
診察から執刀、アフターケアまで院長が担当します
当院ではカウンセラーによる施術のご案内は行わず、院長の小林直樹医師が、診察とカウンセリングから執刀、術後のアフターケアまでを一貫して担当します。
顔の骨格や脂肪のつき方、皮膚の余り方、これまでの施術歴をふまえたうえで、切開リフトが適しているのか、それとも切らない治療を続けたほうがよい段階なのかをご説明します。
当院は小顔・輪郭形成やリフトアップの手術を中心に診療しており、一人ひとりの状態に合わせて丁寧に対応する方針です。
院長の経歴については、院長紹介のページをご覧ください。
手術をすすめないという判断もします
診察の結果、まだ切らない治療で目的を果たせる段階だと考えられる場合、当院から手術をおすすめすることはありません。
逆に、余った皮膚の切除が必要と判断される状態の方に、機器治療を重ねることをおすすめすることもありません。
切開リフトは、受ける前の状態に完全には戻せない手術です。
適応があるかどうかを見極めることが、術式を選ぶことよりも先に来ると考えています。
カウンセリングで確認しておきたいこと
どちらを選ぶか迷っている段階でも、診察を受けていただくことに意味があります。
カウンセリングでは、次のような点を遠慮なく確認してください。
自分のたるみの主な原因はどの層にあるのか。
今の状態でインモードを続けた場合に、期待できる変化はどの程度か。
切開リフトを選んだ場合の切開の範囲と傷跡の位置、想定されるダウンタイムと仕事復帰の目安。
術後の経過観察のスケジュール、追加の処置や再手術が必要になった場合の対応と費用負担、そして万一のときの連絡と対応の体制。
特に切開リフトのように高額で、受ける前の状態に完全には戻せない手術については、その場で決めずに持ち帰って検討していただいて構いません。
費用の見積もり、リスクの説明、術後の連絡体制、予約の変更やキャンセルの条件について書面でのご案内をご希望の場合は、診察時にお申し出ください。
ご相談やご予約については、FTB式SMASフェイスリフトの施術ページからご確認いただけます。
切開リフトとインモードに関するよくある質問

最後に、切開リフトとインモードの選択について寄せられることの多い質問にお答えします。
Q1. 効果が大きいのはどちらですか?
たるみの進行度と、気になっている悩みの種類によって答えが変わります。
余った皮膚を切除する必要があると医師が判断する状態では、皮膚切除を伴う手術が検討されます。
一方、皮下脂肪の量や肌のハリが主な悩みであれば、インモードでも目的に近づける場合があります。
実際の適応と見込める変化は診察で判断しますし、感じ方には個人差があります。
Q2. インモードを何回か受けてから切開リフトを検討してもよいですか?
その順番で検討される方は少なくありません。
ただし、施術の目的とたるみの主な原因が一致していない場合には、回数を重ねても希望する変化に届かないことがあります。
追加の施術を受ける前に一度診察を受け、目的、期待できる範囲、ほかの選択肢を確認しておくと、判断の材料が増えます。
Q3. インモードを続けていると、切開リフトが受けられなくなりますか?
インモードの経験があること自体が、直ちに手術を受けられなくすることを意味するものではありません。
ただし、直近に照射を受けている場合や、組織に炎症が残っている場合などは、時期をずらしたり計画を変更したりする判断になることがあります。
これまでに受けたハンドピース、照射した部位、回数、直近の時期を、カウンセリングで正確にお伝えください。
Q4. 切開リフトを受けた後に、インモードを受けても大丈夫ですか?
傷や組織の状態が落ち着いた後であれば、肌質の維持を目的に組み合わせることが検討される場合があります。
適切な時期は剥離の範囲や治り方によって異なるため、必ず執刀した医師に確認してください。
Q5. インモードの痛みはどの程度ですか?
MiniFXは41℃前後、FORMAは43℃前後という設定が一般的で、温度センサーによって加熱が自動制御されます。
温かいものを当てられているような感じ方をされる方が多い傾向にありますが、感じ方には個人差がありますので、施術中に熱さや痛みを感じた場合は、担当する医師に遠慮なくお伝えください。
Q6. インモードは1回だけでも意味がありますか?
1回でもフェイスラインの引き締まりを感じる方はいらっしゃいますが、コラーゲンの生成には時間がかかるため、複数回に分けて受けるかたちで案内されるのが一般的です。
回数や間隔の設定はクリニックによって異なり、状態や反応をみながら担当する医師が判断します。
Q7. 傷跡はどの程度残りますか?
切開リフトでは、耳の周囲や生え際に沿った目立ちにくい位置を選んで切開します。
切開する範囲はロングとエクストラロングで異なります。
時間の経過とともに傷跡は落ち着いていく傾向がありますが、完全に見えなくなるわけではなく、残り方には個人差があります。
インモードは皮膚を切開しないため、切開に伴う傷跡は生じません。
Q8. どちらを選ぶか、その場で決めなければいけませんか?
その必要はありません。
切開リフトは受ける前の状態に完全に戻すことができない手術ですので、説明を聞いたうえで持ち帰り、納得したうえで判断することをおすすめします。
まとめ

切開リフトとインモードは、優劣で比べる治療ではなく、顔のどの層に、どのような仕組みで働きかけているかがまったく異なります。
インモードは高周波エネルギーを皮下組織と真皮に照射する機器治療であり、切開リフトはSMASを含む組織を外科的に引き上げて固定し、余った皮膚を切除する手術です。
そのため、皮下脂肪の量や肌のハリが主な悩みで、皮膚の余りがまだ目立たない段階ではインモードが選択肢になりやすく、余った皮膚の切除が必要と判断される状態では切開リフトが検討されやすいという傾向があります。
回数を重ねても変化を感じにくくなってきた場合、施術の質だけでなく、たるみの主な原因が機器治療の対象とする層の外にある可能性も考えられます。
判断にあたっては、1回あたりの費用ではなく、必要な回数と継続の期間を含めた長期の負担で比べることが大切です。
日常生活への影響だけでなく、通院に使う時間の累計で比べるという視点も役立ちます。
そして切開を伴う手術は元に戻せないという性質を踏まえて、急がずに検討してください。
使用する機器が国内で承認されたものかどうか、施術費用に何が含まれるのかまで確認しておくと、比較の精度が上がります。
どちらが自分に合うかは、たるみの原因がどの層にあるかによって変わります。
まずは医師の診察を受け、ご自身の状態と選択肢を確認したうえで検討することをおすすめします。
なお、切開リフトもインモードも公的医療保険が適用されない自由診療です。
施術の効果や経過には個人差があり、結果を保証するものではありません。
切開リフトには腫れ、内出血、血腫、感染、創傷治癒不良、瘢痕、顔面神経への影響、再手術が必要になる可能性などのリスクが、インモードには内出血、赤み、腫れ、やけど、色素沈着などのリスクがあります。
リスクや副作用、費用の総額を十分に理解したうえでご検討ください。
▶ ご相談・ご予約はこちらから
📍福岡天神美容クリニック
🕊 ご予約・ご相談は以下からどうぞ
▶︎ LINE公式アカウント:https://lin.ee/tXa7oWn
📞 お電話もお気軽に 0924015012
Google Map:https://maps.app.goo.gl/rniFAYrzatgrbHMC9

記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医






