切開リフト(フェイスリフト)の手術日が決まると、「当日は何時間くらいかかるのか」「手術中はどんな感覚なのか」「その日のうちに帰れるのか」と、手術当日の過ごし方が気になる方は多いのではないでしょうか。
糸リフトやハイフを受けたことがある方でも、皮膚を切開する手術は初めてという場合、当日の流れが想像しにくいこと自体が不安につながります。
切開リフトは日帰りで行われることが多い手術ですが、来院してから帰宅するまでには、手術そのものの時間に加えて、準備や術後の休憩の時間があります。
あらかじめ流れを知っておくと、付き添いや帰宅方法、翌日以降の予定も立てやすくなります。
そこで本記事では、切開リフトの手術当日について、朝の準備、来院から手術開始まで、手術中、手術直後から帰宅まで、当日の夜の過ごし方を時系列で解説します。
あわせて、当日に起こりやすい症状とすぐに連絡すべきサイン、当院のFTB式SMASフェイスリフトの施術内容・費用・リスクも紹介します。
なお、本記事で紹介する順序や時間は一般的な目安で、麻酔の方法や手術の範囲、医療機関によって異なります。
カウンセリング当日の流れについては、切開リフトのカウンセリングで聞くべきことで解説しています。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
切開リフト手術当日の流れの全体像

手術当日は、大きく分けて「来院から手術開始まで」「手術」「手術直後から帰宅まで」の3つの段階で進みます。
まずは全体の流れを表で確認しておきましょう。
| 段階 | 主な内容 | 確認しておきたいこと |
|---|---|---|
| 来院・受付 | 受付、当日の体調・服薬・食事の時間の確認 | 発熱や体調の変化がある場合は来院前に連絡する |
| 術前の準備 | 同意内容の最終確認、洗顔、着替え、術前の状態の記録 | 疑問が残っていれば、この段階で質問する |
| デザイン(マーキング) | 座った姿勢で、切開線と引き上げる方向を顔に印でつける | 気になる部位が手術の範囲に含まれているか |
| 麻酔 | 麻酔の準備と、手術する部位への局所麻酔 | 事前に決めた麻酔の方法と食事・水分の指示 |
| 手術 | 切開、剥離、SMASの処理、縫合 | 当院の施術時間は60分から80分(施術ページの表記) |
| 術後の休憩 | 出血・痛み・気分の確認、冷却 | 麻酔の方法と回復の状況で休む時間が変わる |
| 術後の説明・帰宅 | 薬、洗顔、傷の扱い、連絡先の説明を受けて帰宅 | 帰宅方法と、夜間に症状が出たときの連絡方法 |
手術時間と、来院から帰宅までの時間は異なる
当院のFTB式SMASフェイスリフトの施術時間は、施術ページで60分から80分とご案内しています。
ただし、これは手術そのものの時間で、来院してから帰宅するまでには、受付、準備、デザイン、麻酔、術後の休憩の時間が加わります。
来院から帰宅までの時間は、麻酔の方法、同時に行う施術の有無、術後の回復の状況によって変わるため、手術日のご案内の際にご確認ください。
当日は時間に余裕をもたせ、手術のあとに別の予定を入れないようにしておくと安心です。
カウンセリングから手術当日までの位置づけ
当院の施術ページでご案内している治療の流れは、診察・カウンセリング、お会計、FTB式SMASフェイスリフトの施術、経過観察の4段階です。
カウンセリングでは医師が診察を行い、術式やリスク、費用を説明したうえで手術日を決めます。
手術当日は、カウンセリングで決めた内容をもとに、あらためて体調とデザインを確認してから手術に進みます。
術前検査や服薬の調整、禁煙など、手術日までに済ませておく準備は切開リフトの術前注意点で詳しく解説しています。
手術当日の朝から来院までの準備

当日の朝は、食事と水分、服装と身だしなみ、帰宅方法の3点を、事前の指示どおりに整えて来院します。
食事と水分は指示された時間を守る
麻酔の方法によっては、手術前の一定時間、食事や水分を控える必要があります。
鎮静薬を使う麻酔では、むせて吐き出す反射が弱まるため、胃に食べ物が残っていると、嘔吐したものが気管に入るおそれがあるためです。
何時から食事や水分を控えるかは、麻酔の方法や手術の開始時間によって異なるため、術前の説明で受けた指示に従ってください。
常用しているお薬を当日の朝に飲むかどうかも自己判断せず、事前に医師へ確認しておきましょう。
服装は前開きにし、メイクやアクセサリーは外して来院する
手術当日は、頭からかぶらずに脱ぎ着できる前開きの服で来院すると安心です。
術後は顔や耳のまわりに触れないように着替える必要があるため、ボタンやファスナーで開閉できる服が向いています。
メイク、整髪料、アクセサリー、コンタクトレンズは外して来院するよう案内されるのが一般的です。
ネイルは、指先で血液中の酸素の状態を測る機器の妨げになることがあるため、落としておくかどうかを事前に確認しておきましょう。
持ち物と帰りの手段を決めておく
持ち物は、お薬手帳、術前に受け取った書類、帰宅時に使う帽子やマスク、髪をまとめるゴムなどが基本です。
静脈麻酔(点滴から鎮静薬を投与し、うとうとした状態で手術を受けられるようにする方法)を受ける場合、当日は自分で車やバイク、自転車を運転して帰ることはできません。
ご家族の送迎など帰宅方法に加えて、当日の夜に自宅で様子を見てくれる方の手配も、手術日より前に決めておいてください。
遠方から来院される方の当日の移動や宿泊の考え方は、切開リフトに入院は必要?日帰り手術の仕組みも参考にしてください。
来院から手術開始までの流れ

来院後は、受付から手術開始までに、いくつかの確認と準備を行います。
いずれも、手術を安全に行い、カウンセリングで決めた内容どおりに手術を進めるための工程です。
受付と当日の体調確認
受付のあとは、当日の体調を確認します。
発熱や風邪の症状、前日からの体調の変化、最後に食事や水分をとった時間、当日飲んだお薬などを確認するのが一般的です。
血圧が高い状態は手術中や手術後の出血に関わるため、血圧などの確認も行います。
体調によっては、安全を優先して手術日を変更する場合があります。
同意内容の最終確認と術前の準備
手術の前に、術式、リスク、費用など、同意書の内容をあらためて確認します。
少しでも疑問が残っている場合は、この段階で遠慮なく質問してください。
そのあと、洗顔と着替えを済ませ、診療記録として術前の状態を撮影するのが一般的です。
デザイン(マーキング)で切開線と引き上げる方向を確認する
次に、医師が切開線と引き上げる方向を、顔に印でつけていきます。
横になると重力の向きが変わり、たるみの位置が分かりにくくなるため、デザインは座った姿勢で行うのが一般的です。
切開線は、耳の周りのシワや髪の生え際など目立ちにくい位置を選んでデザインしますが、実際の位置は皮膚の余り方や耳の形、過去の手術歴によって一人ひとり異なります。
鏡で印を一緒に確認しながら、気になっている部位が手術の範囲に含まれているかを最終確認しましょう。
麻酔の準備
デザインのあと、手術室に移動して麻酔を行います。
切開リフトでは、手術する部位に局所麻酔を注射して痛みを抑え、必要に応じて静脈麻酔などで緊張をやわらげる方法がとられることがあります。
当院の料金ページには、笑気麻酔(鼻から吸い込むガスで緊張をやわらげる方法)、静脈麻酔、表面麻酔(皮膚に塗って注射時の痛みをやわらげる方法)が別料金として掲載されており、使用する麻酔の方法は診察で決定します。
麻酔の種類や選び方、リスクについてはフェイスリフト(切開リフト)の麻酔で詳しく解説しています。
手術中の流れ(当院の施術時間は60分から80分)

手術は、切開から縫合までを一連の流れで行います。
施術時間は、切開幅やたるみの状態、同時に行う施術によって前後します。
切開と剥離
まず、デザインした線に沿って耳の周りの皮膚を切開します。
次に、皮膚とその下の組織との間を、必要な範囲ではがしていきます(剥離)。
剥離する範囲は、たるみの状態や切開幅に応じて医師が判断し、診察時にご説明します。
SMASの処理と引き上げ
皮膚と皮下脂肪の下には、SMAS(表在性筋腱膜系:表情筋とつながる膜状の組織)があります。
SMAS切開リフトでは、皮膚だけでなくSMASを含めて組織を引き上げ、たるみの改善を目指します。
顔面神経はSMASより深い層を走行しているため、SMASの処理は神経の位置を考慮しながら行います。
当院のFTB式SMASフェイスリフトは、SMAS切開リフトに、当院でFTBリフトと呼んでいる糸による補助的な処置を組み合わせたセットメニューです。
余った皮膚の処理と縫合
組織を引き上げたあとは、余った皮膚を切り取り、傷が目立ちにくくなるように縫い合わせます。
当院では、皮膚表面の抜糸を必要としない縫合方法を用いており、固定バンドやドレーン(傷の内側にたまる血液などを外に出す管)も使用していません。
ただし、この方法によって腫れや内出血などの術後の変化がなくなるわけではなく、適用の可否は診察で判断します。
手術中の感覚と安全管理
局所麻酔が効いている部位では強い痛みを感じにくくなりますが、引っ張られる感覚や押される感覚を覚えることがあります。
麻酔の注射の際には、チクッとした痛みを感じる場合があります。
静脈麻酔を併用した場合は、うとうとした状態で手術を受けることになります。
手術中は、血圧や脈拍、血液中の酸素の状態などを確認しながら進めるのが一般的です。
気分が悪いときや痛みを感じるときは、我慢せずに伝えてください。
手術直後から帰宅までの流れ

手術が終わったあとは、すぐに帰宅するのではなく、しばらく休んで体調と傷の状態を確認してから帰宅します。
休憩と状態の確認
手術後は、横になってしばらく休みます。
静脈麻酔を使った場合は、意識がはっきりし、ふらつかずに歩けるようになるまで様子を見ます。
この間に、出血の有無、痛みの程度、吐き気などの気分の変化を確認します。
当院では、術後のケアとして冷却や圧迫を行っています。
術後の説明と処方薬の受け取り
帰宅前に、術後の過ごし方について説明を受けます。
処方された痛み止めなどの飲み方、洗顔やシャワーの方法、傷の扱い、次回の経過観察の日程、症状があったときの連絡方法が主な内容です。
説明された内容は、帰宅後に見返せるように書面やメモで残しておくと安心です。
診療時間外に症状が出たときの連絡方法も、この時点で必ず確認しておきましょう。
帰宅の目安と帰り方
帰宅は、医師が状態を確認し、問題がないと判断してからになります。
静脈麻酔を受けた場合は、眠気やふらつき、判断力の低下がしばらく残ることがあるため、当日は運転をしないでください。
そのため、ご家族などの付き添いのもとで帰宅し、当日の夜もご自宅で様子を見てくれる方がいる状態にしてください。
公共交通機関を使う場合は、人混みで顔に触れたり、ぶつかったりしないよう注意しましょう。
手術当日の夜の過ごし方

手術当日の夜は、出血や腫れを強めないよう、体を休めることを優先します。
安静にし、頭を高くして休む
帰宅後は、家事や外出を控え、できるだけ安静に過ごしてください。
寝るときは、枕を重ねるなどして頭を少し高くしておくと、顔のむくみや腫れが強まりにくくなります。
傷のある耳の周りを枕で強く押さないよう、あお向けで休むのが基本です。
冷却と痛み止めの使い方
腫れや熱っぽさが気になる場合は、医師の指示に従って冷却を行います。
保冷剤は直接肌に当てず、清潔なタオルで包んで使いましょう。
手術した部位の周りは感覚が鈍くなっていることがあり、冷やしすぎに気づきにくいためです。
痛みに対しては、処方された痛み止めを指示どおりに服用します。
市販の鎮痛薬の中には出血に影響するものもあるため、処方薬以外を使いたい場合は事前に医師へ確認してください。
食事、入浴、洗顔、飲酒の注意
食事は、気分が悪くないことを確かめてから、消化のよいものを少量からとるようにしましょう。
つっぱり感があるうちは、口を大きく開ける動作や硬い食べ物を控えると安心です。
当院の施術ページでは、シャワー、洗顔、化粧は当日から可能とご案内していますが、傷の洗い方や触れ方は術後の説明に従ってください。
湯船につかる入浴、飲酒、運動は、血流が増えて腫れや出血につながることがあるため、医師の許可が出るまでは控えましょう。
喫煙は皮膚の血流を悪くし、傷の治りの遅れや皮膚の壊死のリスクを高めるため、術後も控えるよう指示されるのが一般的です。
手術当日から翌日にみられやすい症状と、すぐに連絡すべきサイン

手術当日から翌日にかけては、手術に伴う症状が出やすい時期です。
多くは経過とともに落ち着いていきますが、中には早めの対応が必要な症状もあるため、違いを知っておきましょう。
腫れ、内出血、つっぱり感
当日から、耳の周りやフェイスライン、首にかけて腫れやむくみが出ることがあります。
当院の施術ページでは、頭痛や頭皮のつっぱり感が1週間から2週間程度生じることがあるとご案内しています。
内出血は、術後2日から3日後に黄色っぽく現れることがあり、2週間から3週間程度で落ち着いていくとご案内しています。
症状の程度や続く期間には個人差があります。
しびれや感覚の鈍さ
手術した部位の周りでは、皮膚の感覚が鈍くなったり、しびれを感じたりすることがあります。
回復の程度や期間には個人差があり、長引く場合やまれに残る可能性もあるため、気になる場合は経過観察の際にご相談ください。
すぐに医療機関へ連絡すべき症状
次のような症状は、血腫(皮膚の下に血液がたまった状態)や感染、皮膚の血流障害など、早めの対応が必要な状態のサインである可能性があります。
フェイスリフトの血腫は、手術後の早い時期、特に手術当日から翌日にかけて起こりやすいとされているため、当日の夜は次の症状に注意してください。
該当する場合は、手術を受けた医療機関が案内する連絡先へ直ちに連絡してください。
| 症状 | 考えられる状態の例 |
|---|---|
| 片側だけが急に強く腫れる、痛みが急に強くなる | 血腫など |
| 首や顎の下が急に腫れて、息苦しさや飲み込みにくさがある | 血腫による気道の圧迫など(息苦しさがある場合は119番を優先) |
| 止まりにくい出血がある | 出血、血腫など |
| 発熱、傷からの膿のような排液、赤みや熱感が広がる | 感染など |
| 皮膚の色が白っぽい、紫色、黒っぽく変化する | 皮膚の血流障害など |
| 急に顔が動かしにくくなる、目が閉じにくい | 顔面神経への影響など |
手術直後は、局所麻酔の影響で一時的に顔が動かしにくくなることもありますが、自己判断せずにご連絡ください。
息苦しさや強い胸の痛み、ろれつが回らない、片側の手足が動かしにくいといった症状がある場合や、医療機関と連絡がつかない場合は、術後の経過と決めつけず、119番への救急要請を優先してください。
手術翌日から経過観察までの予定

手術当日を終えたあとも、傷と腫れの経過を確認するための来院があります。
ここでは、翌日以降の大まかな予定を紹介します。
翌日以降の過ごし方と仕事復帰の考え方
当院の施術ページのよくある質問では、腫れが強くみられやすい時期を3日目程度とご案内しています。
仕事や外出を再開できる時期は、仕事の内容や腫れ・内出血の程度によって異なります。
デスクワークか人前に出る仕事かによっても目安は変わるため、休みの日数は余裕をもって確保しておきましょう。
ダウンタイムの経過と仕事復帰の目安は、切開リフトのダウンタイムは何日?で詳しく解説しています。
経過観察の来院
当院では、術後1週間後、1か月後、2か月後に経過観察のためご来院いただいています。
経過観察の際は、できる限りノーメイクでご来院ください。
抜糸のための来院はありませんが、傷や腫れの状態を確認するため、経過観察の来院は欠かさないようにしましょう。
美容院と紫外線対策
当院の施術ページでは、美容院は術後2週間後から可能とご案内しています。
傷跡の赤みは1か月以降に徐々に引いていき、半年ほどかけて落ち着いていきますが、経過には個人差があります。
紫外線に当たると傷跡に色素沈着が起こりやすいため、日焼け止めや帽子などで紫外線対策を続けてください。
当院の切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)の施術内容・費用・リスク

ここでは、当院(福岡天神美容クリニック)で行っている切開リフトについて、費用、施術時間、通院、主なリスクを紹介します。
適応の可否や具体的な施術内容は、診察を行ったうえで判断します。
費用・施術時間・通院
| 項目 | 内容(2026年10月23日確認) |
|---|---|
| 施術名 | FTB式SMASフェイスリフト(FTBリフト2本が表示価格に含まれ、3本目以降を追加する場合は1本ごとに追加料金) |
| 切開幅 | 耳珠軟骨(耳の穴の前にある小さな突起)までのLongと、耳下までのExlongの2種類 |
| 施術時間 | 60分から80分(施術ページの表記) |
| 手術と術後の診察 | 手術は1回(抜糸なし)。経過観察のため、術後1週間後、1か月後、2か月後にご来院いただいています |
| ダウンタイムの目安 | 施術ページでは、腫れは術後2週間から4週間でより自然になり、最終的な完成は術後2、3か月から6か月とご案内しています。経過には個人差があります |
| Long(耳珠軟骨まで) | 定価800,000円(税込880,000円)/モニター価格500,000円(税込550,000円) |
| Exlong(耳下まで) | 定価1,200,000円(税込1,320,000円)/モニター価格800,000円(税込880,000円) |
| FTBリフト追加(1本ごと) | 定価70,000円(税込77,000円)/モニター価格40,000円(税込44,000円) |
| 麻酔(料金ページ掲載の別料金) | 笑気麻酔20,000円(税込22,000円)/静脈麻酔60,000円(税込66,000円)/表面麻酔5,000円(税込5,500円)。使用する麻酔の方法は診察で決定します |
| 別途必要になりうる費用 | 上記の麻酔料金、3本目以降のFTBリフト、同一のお悩みで2回目以降のカウンセリングを受ける場合の再診料(金額は料金ページでご確認ください)。術前検査、処方薬、追加の処置、修正や再手術などの費用の扱いは治療内容により異なるため、診察時の見積書でご確認ください |
| モニター価格の条件 | 施術前後の写真撮影と通院が可能な方が対象です。写真は一部加工のうえ、当院のホームページ、SNS、ポータルサイトなどで症例データとして利用します |
| お支払い方法 | 現金、クレジットカード、メディカルローン |
料金は改定される場合がありますので、最新の内容は切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)の施術ページでご確認ください。
主なリスク・副作用と受けられない場合
切開リフトの主なリスク・副作用には、腫れ、内出血、痛み、頭痛や頭皮のつっぱり感、硬さやひきつれ、しびれや感覚の鈍さ、傷跡の赤みや色素沈着、肥厚性瘢痕、左右差、血腫、漿液腫、感染、皮膚の血流障害や壊死、創傷治癒不良、脱毛や生え際の変化、耳周囲の形の変化、顔面神経の障害、麻酔に伴うリスク、再手術の可能性があります。
FTBリフト(糸による処置)では、糸の露出、感染、ひきつれ、異物感、皮膚のくぼみが生じることがあります。
妊娠中の方は、待機的な美容外科手術を控えることが一般的です。
授乳中の方は、麻酔や処方薬、授乳を再開する時期を含めて個別の確認が必要です。
出血しやすい体質の方、コントロールが不十分な糖尿病や高血圧などの持病がある方、ケロイド体質の方、喫煙される方は、施術を受けられない場合や、慎重な検討が必要な場合があります。
抗凝固薬・抗血小板薬を使用している方は、自己判断で中止せず、処方医と執刀医に相談してください。
アスピリンや一部の鎮痛薬(NSAIDs:一般的な解熱鎮痛薬の一群)、サプリメントも出血のリスクに影響する場合があるため、使用中のものはすべて申告してください。
効果のあらわれ方やダウンタイムの経過には個人差があり、結果を保証するものではありません。
切開リフトのリスクを詳しく知りたい方は、切開リフトのデメリットとリスクもあわせてご覧ください。
術後の相談体制
当院では、院長の小林が執刀を担当します。
施術後の経過はLINEでもご相談いただけます。
急な腫れや出血など急ぎの症状があるときは、LINEではなく、お電話(092-401-5012)でご連絡ください。
診療時間外の連絡方法は、手術前のご説明の際に必ずご確認ください。
診療時間外に急ぎの症状が出て当院と連絡がつかない場合は、救急外来の受診や119番への救急要請を優先してください。
切開リフト手術当日の流れに関するよくある質問

最後に、切開リフトの手術当日について、よくいただく質問にお答えします。
手術当日は付き添いが必要ですか?
静脈麻酔を使う場合は、帰宅時の付き添いに加えて、当日の夜に自宅で見守ってくれる方が必要です。
タクシーで帰る場合も、できるだけ付き添いの方と一緒に乗るようにしましょう。
局所麻酔のみの場合でも、術後は腫れや痛みが出るため、帰宅の手段は事前に決めておきましょう。
付き添いの要否は麻酔の方法によって異なるため、手術日のご案内の際にご確認ください。
手術の当日中に帰宅できますか?
切開リフトは日帰りで行われることが多い手術で、術後に休憩し、医師が問題ないと判断したあとに帰宅します。
ただし、体調や回復の状況によっては、帰宅までの休憩が長くなる場合があります。
遠方からお越しの方は、無理に当日中に長距離を移動せず、近くに宿泊する方法も検討してください。
手術中に意識はありますか?
局所麻酔のみで行う場合は、意識がある状態で手術を受けることになります。
静脈麻酔を併用する場合は、うとうとした状態になり、手術中のことを覚えていないこともあります。
どの麻酔を使うかは、手術の範囲や全身の状態、ご希望をふまえて診察で決定します。
手術当日に仕事や家事をしても大丈夫ですか?
手術当日は、仕事や家事、外出を控えて安静に過ごしてください。
体を動かしたり血圧が上がったりすると、腫れや出血につながることがあります。
仕事の再開時期は、腫れや内出血の程度と仕事の内容をふまえて判断しましょう。
手術当日に体調が悪くなった場合はどうすればよいですか?
発熱や風邪の症状、強い体調不良がある場合は、来院前に当院へご連絡ください。
手術を予定どおり行うか、日程を改めるかは、症状をお伺いしたうえで医師が判断します。
自己判断で無理をして来院するよりも、早めにご相談いただくほうが安心です。
まとめ

切開リフト(フェイスリフト)の手術当日は、来院から手術開始までの確認と準備、手術、手術直後の休憩と説明を経て帰宅する流れで進みます。
当院の施術時間は60分から80分ですが、来院から帰宅までには準備や休憩の時間が加わるため、当日は時間に余裕をもって予定を空けておきましょう。
当日の朝は食事と水分の指示を守り、前開きの服で来院し、静脈麻酔を受ける場合は付き添いの方と帰宅できるよう手配しておくことが大切です。
手術当日の夜は頭を高くして安静に過ごし、片側だけの急な腫れや息苦しさなど、すぐに連絡すべき症状がないかに注意してください。
本記事の時間や流れは一般的な目安であり、施術の効果や経過を保証するものではありません。
当院では、切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)について、院長が直接カウンセリングを行い、執刀を担当しています。
手術当日の流れや麻酔、術後の過ごし方について詳しく知りたい方は、まずは診察でご相談ください。
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医
参考資料
本記事は、以下の資料などをもとに作成しています。
ご自身の手術当日の流れや注意点は、診察時に担当医へご確認ください。
- 切開リフトの術式と、血腫・感染・顔面神経障害などの合併症について:Cervicofacial Rhytidectomy(StatPearls, NCBI Bookshelf)
- 鎮静を伴う処置の前後の管理と、帰宅時の注意について:安全な鎮静のためのプラクティカルガイド(日本麻酔科学会)
- 麻酔前の食事と水分の制限の考え方について:術前絶飲食ガイドライン(日本麻酔科学会)








