「糸リフトを何度も受けているのに、半年から一年ほどでまた元に戻ってしまう」と感じている方は少なくありません。ハイフ(高密度焦点式超音波)を定期的に続けているのに、以前ほど引き締まりを実感できなくなってきた、という声もよく伺います。
なぜ、これらの施術では効果が続かないのでしょうか。その理由の一つは、糸リフトやハイフが、下垂したSMASやリガメントそのものを外科的に移動・固定する施術ではない、という点にあると考えられています。
こうした「繰り返しても変化を感じにくい」という状態に対して、顔の土台であるSMASにアプローチする選択肢の一つが切開リフト(切開フェイスリフト)です。
そこで本記事では、「切開リフトは何歳から受けられるのか」という疑問を軸に、年代別の適応と効果、なぜ糸だと戻り切開だと戻りにくいのかという解剖学的な理由、そして毎年のメンテナンスと一度の切開を生涯コストで比較する視点までを、医学的な根拠にもとづいて解説します。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
切開リフトとは?糸リフト・ハイフとの違いを理解する

切開リフトが「何歳から」適しているのかを考える前に、まずこの施術が顔のどこに、どのようにアプローチするのかを理解しておく必要があります。なぜなら、切開リフトが適する年齢かどうかは、たるみが起きている「層」と、その施術が届く「層」が一致しているかで決まるためです。
ここでは、糸リフトやハイフとの作用の違いを、顔の構造にさかのぼって整理します。
切開リフトの仕組み:SMASを引き上げる
私たちの顔は、表面から順に、皮膚(表皮・真皮)、皮下脂肪層、SMAS、そして深部の筋肉や骨という層構造になっています。このうちSMAS(表在性筋膜群:皮下脂肪の下にある薄い膜状の組織で、表情筋とつながり顔全体を支える土台の役割を持つ層)が、顔のたるみを左右する重要な組織です。
加齢とともに、皮膚を骨や深部の組織につなぎとめているリガメント(靭帯:皮膚や組織を支えるために張られた線維の帯)がゆるみ、SMASごと組織が下方へ下がることで、頬のもたつきやほうれい線、マリオネットライン(口角から下へ伸びるライン)が生じます。切開リフトは、耳の周囲などを切開してこのSMASを直接引き上げ、余分にたるんだ皮膚を整えたうえで縫合する施術です。
皮膚の表面だけを引っ張るのではなく、顔の土台であるSMASごとリフトアップできるため、フェイスラインや頬の位置そのものを引き上げられる点が最大の特徴です。福岡天神美容クリニックでは、固定バンドや後日の抜糸を必要としない方法で切開リフトを行い、術後の負担をできるだけ抑える工夫をしています。
糸リフト・ハイフが「戻りやすい」解剖学的な理由
糸リフトは、皮下の組織に糸を挿入し、その糸で組織を引き上げる施術です。製品や手法によって作用する深さには幅がありますが、主に皮下脂肪層からSMAS浅層に働きかけるものが多く、顔の土台であるSMASそのものを大きく移動・固定させるわけではありません。
そのため、たるみが軽度で皮膚や脂肪のもたつきが主な原因の段階では効果を実感しやすい一方、SMASやリガメントのゆるみが進んだ状態では、引き上げた組織が時間とともに元の位置へ戻りやすくなります。
ハイフは、超音波の熱エネルギーを肌の深部に届けて組織を引き締める施術です。機器や設定によって到達する深さは異なりますが、SMAS付近まで熱を届ける設計のものもあります。
コラーゲンの収縮や生成を促すことで肌のハリを高められますが、たるんで下がった組織を物理的に「移動させて固定する」施術ではないため、進行したたるみそのものを引き上げる作用には限界がある場合があります。
つまり、糸リフトもハイフも、たるみの原因が皮膚や脂肪の浅い層にとどまる段階では有効な選択肢ですが、原因がSMASやリガメントの深い層へ移った段階では、作用する層と原因の層が合いにくくなる場合があります。
これが、適応が合う段階では効果を実感できても、進行すると「繰り返しても変化を感じにくい」と感じる方がいる背景の一つと考えられます。下の表は、それぞれの施術がアプローチする層と特徴を整理したものです。
| 項目 | 糸リフト | ハイフ | 切開リフト |
|---|---|---|---|
| 主にアプローチする層 | 皮下脂肪層 | SMAS付近(熱による引き締め) | SMASを直接引き上げ |
| たるみへの作用 | 組織を糸で引き上げる | 組織を引き締める | 土台ごと移動・固定する |
| 適したたるみの程度 | 軽度から中等度 | 軽度 | 中等度から進行したたるみ |
| 効果の持続傾向 | 比較的短め | 比較的短め | 比較的長く維持されやすい |
| ダウンタイム | 比較的軽い | ほとんどない、または軽い | 切開を伴うためやや長い |
※効果の程度や持続期間には個人差があります。
切開リフトは何歳から受けられるのか

「切開リフトは何歳から受けられますか」という質問には、明確な下限年齢を答えることはできません。なぜなら、切開リフトの適否は年齢という数字ではなく、たるみがどの層で進行しているかによって決まるためです。
ここでは、年齢制限の考え方と、より重要な判断軸について説明します。
明確な年齢制限はないが「適応年齢」は存在する
切開リフトそのものに、法律や医学で定められた明確な年齢制限があるわけではありません。一方で、実際に切開リフトを検討する患者様の多くは、SMASやリガメントのゆるみが目立ち始める40代以降に集中する傾向があります。
これは、切開リフトが「顔の土台の下垂」に対する施術であり、その下垂が明確に現れるのが一般的にこの年代以降だからです。逆に、20代や30代前半で皮膚や脂肪の軽度なもたつきが主な悩みである場合は、切開よりも負担の少ない方法が適していることも少なくありません。
年齢が若いという理由だけで一律に断られるわけでも、逆に高齢だから受けられないわけでもなく、あくまで「たるみの原因と程度」が判断の中心になります。
年齢よりも重要な「肌とSMASの状態」という判断軸
切開リフトを検討するうえで最も重要なのは、鏡に映る年齢ではなく、頬やフェイスラインのたるみが「どの層から」来ているかという点です。皮膚のハリの低下が主な原因であれば、より軽度な治療で改善が期待できる場合があります。
しかし、頬全体が下垂し、ほうれい線やマリオネットラインが深く刻まれ、フェイスラインがぼやけてきた状態であれば、その原因はSMASとリガメントの下垂にあると考えられ、切開リフトの適応が高まります。同じ年齢でも、たるみの進行には大きな個人差があります。
だからこそ、実際に医師が肌の状態、脂肪の量、SMASのゆるみ具合を診察したうえで、切開リフトが適しているのかを判断することが欠かせません。福岡天神美容クリニックでは、こうした診察と説明を院長が直接行い、切開が本当に必要な状態かどうかを含めてお伝えしています。
切開リフトを検討すべきかを見極めるセルフチェック
自分のたるみが切開リフトの検討段階にあるかどうかは、日常のいくつかのサインから推し量ることができます。たとえば、頬を手のひらで斜め上に引き上げると若々しい印象に戻るのに、手を離すとすぐ下がってしまう場合は、皮膚だけでなく土台のSMASが下垂しているサインの一つと考えられます。
また、ほうれい線やマリオネットラインが以前より深くなった、フェイスラインがぼやけて首との境目が曖昧になった、口元や頬に余った皮膚のもたつきを感じる、といった変化も、深い層のたるみが進んでいる目安になります。
さらに、糸リフトやハイフを受けても以前ほど変化を感じにくくなってきたという実感は、原因が浅い層から深い層へ移っていることを示している場合があります。
これらはあくまで自己判断の目安であり、実際に切開リフトが適しているかどうかは医師の診察によって確認する必要があります。
年代別に見る切開リフトの適応と効果

切開リフトが何歳から適するのかは、年代ごとに「たるみの原因」が変化することを踏まえると理解しやすくなります。ここでは、30代・40代・50代以降という3つの区分で、切開リフトの適応と効果の傾向を整理します。
ただし、以下はあくまで一般的な傾向であり、実際の適応は個々の状態によって異なります。
30代:予防よりも「原因の見極め」が重要な年代
30代は、フェイスラインの軽いもたつきや、疲れた印象を感じ始める方が増える年代です。ただし、この段階のたるみは皮膚や皮下脂肪の変化が中心であることが多く、SMASの大きな下垂には至っていないケースが一般的です。
そのため、30代で切開リフトが第一選択になることは多くありません。一方で、生まれつき皮下脂肪が多くフェイスラインがもたつきやすい方や、骨格的な要因が重なる方では、脂肪吸引などの組み合わせを含めて検討する意味がある場合もあります。
大切なのは、「早いうちに切っておく」ことではなく、たるみの原因を正しく見極め、その段階に合った方法を選ぶことです。
40代:たるみの原因が現れ、効果を実感される方が多い年代
40代は、頬の下垂やほうれい線、フェイスラインのもたつきといった悩みが明確になり、切開リフトの検討が現実的になる年代です。この年代になると、リガメントのゆるみとSMASの下垂が進み、糸リフトやハイフでは十分に対応しきれないと感じる方が増えてきます。
「糸リフトを何度か受けたが戻ってしまった」という経験から、他の選択肢として切開リフトを検討し始める方が増えるのもこの年代の特徴です。土台であるSMASを引き上げる切開リフトは、原因の層に直接アプローチできるため、40代のたるみに対して効果を実感される方が多い傾向があります。
50代・60代以降:進行したたるみに対応しやすい年代
50代以降は、SMASとリガメントの下垂がさらに進み、頬や首、口元のたるみが深くなる年代です。この段階では、皮膚の表面や皮下脂肪だけに働きかける施術では改善が難しく、土台からの引き上げが必要になります。
切開リフトはSMASごと組織を移動させて固定するため、進行したたるみに対しても、状態によっては改善が期待できる施術です。年齢の上限についても、一律の基準はありません。
全身の健康状態や持病の有無、皮膚や組織の状態を医師が確認したうえで、安全に受けられると判断されれば、60代以降でも切開リフトを検討できます。
「糸リフトの繰り返し」と「一度の切開」を比較する

切開リフトを検討する方の多くが気にされるのが、手軽な施術を続ける場合と、一度の切開を選ぶ場合の違いです。ここでは金額そのものではなく、効果の持続、メンテナンスの頻度、ダウンタイムや通院の累計という観点から、長期的に見た違いを整理します。
切開リフトは自由診療で、費用は施術範囲や併用する施術の有無によって異なります。本記事では具体的な金額には触れませんが、標準的な費用や施術範囲、麻酔・検査にかかる費用の扱いについては、診察時のご案内に加えて切開リフト(フェイスリフト)の施術ページでもご確認いただけます。
効果持続期間とメンテナンス頻度の違い
糸リフトは、効果の持続が比較的短く、たるみが再び気になれば繰り返し施術を受ける必要が生じやすい施術です。ハイフも同様に、引き締めを維持するためには定期的な照射が前提となります。
一方、切開リフトはSMASを直接引き上げるため、一度の施術で比較的長期間維持される傾向があり、頻繁なメンテナンスを前提としない点が異なります。「毎年のように何かを足し続ける」のか、「一度しっかり土台を整える」のか。この違いが、長期的な満足度に関わってくる場合があります。
ダウンタイム・通院回数の累計という視点
一回あたりのダウンタイムだけを見れば、糸リフトやハイフの方が軽く、切開リフトの方が長くなります。しかし、繰り返しを前提とする施術では、そのダウンタイムや通院が「回数分だけ」積み重なっていきます。
たとえば、たるみが気になるたびに施術を繰り返せば、そのつど予約・通院・回復期間が発生します。切開リフトは一度の負担は大きいものの、その後は頻繁な繰り返しを前提としないため、長期で見たときの通院回数やダウンタイムの累計という観点では見え方が変わってきます。
下の表は、「一時的な施術を繰り返す場合」と「切開リフトを一度受ける場合」を、10年という長い期間で比較した考え方の一例です。
| 比較項目 | 一時的な施術を繰り返す場合 | 切開リフトを一度受ける場合 |
|---|---|---|
| 施術の頻度 | 効果が薄れるたびに繰り返す | 基本的に一度 |
| 効果の持続 | 比較的短く再施術が前提 | 比較的長く維持されやすい |
| ダウンタイムの累計 | 回数分だけ積み重なる | 一度にまとまる |
| 通院回数の累計 | そのつど発生し積み重なる | 術後の経過観察が中心 |
| 生涯コストの考え方 | 継続費用として積み上がる | 一度の費用として考えやすい |
※どちらが適しているかは、たるみの程度・目的・ライフスタイルによって異なります。
このように、目先の手軽さだけでなく、長期的な視点で比較することも一つの考え方です。ただし、費用対効果の感じ方には個人差が大きく、どの選択が適しているかは目的やライフスタイルによって異なります。
切開リフトのダウンタイムと傷跡を正しく知る

切開リフトを前向きに検討するうえで、ダウンタイムと傷跡について正確に理解しておくことは欠かせません。ここでは、術後の一般的な経過と、傷跡がどこにどの程度残るのかを説明します。
なお、回復の早さや腫れの程度には個人差があります。
ダウンタイムの経過
切開リフトの術後は、腫れや内出血、つっぱり感などが一定期間続きます。これらは時間の経過とともに落ち着いていくのが一般的です。
下の表は、術後のおおよその経過をまとめた目安です。
| 時期 | 一般的な状態の目安 |
|---|---|
| 術後から数日 | 腫れや内出血、つっぱり感が出やすい時期 |
| 1週間ほど | 経過確認の時期。腫れが少しずつ落ち着き始める |
| 2週間から1ヶ月 | 腫れや内出血がおおむね目立たなくなってくる |
| 数ヶ月 | 傷が徐々に安定し、仕上がりがなじんでくる |
※上記は一般的な目安であり、経過には個人差があります。
ダウンタイムを短く安定させるためには、術後の安静やアフターケアの指示を守ることが重要です。
傷跡はどこに・どの程度残るのか
切開リフトの傷は、耳の周囲やこめかみ、髪の生え際など、日常で目立ちにくい位置に設定されるのが一般的です。術直後は傷が赤みを帯びますが、時間の経過とともに徐々に目立ちにくくなっていきます。
髪型やメイクで自然にカバーできる位置に配慮して切開することで、周囲に気づかれにくい仕上がりを目指します。ただし、傷の治り方には体質による個人差があるため、傷跡が気になりやすい方は、事前に医師へ相談しておくと安心です。
切開リフトのリスク・副作用と受けられない方

切開リフトは外科手術であるため、リスクや副作用を正しく理解しておくことが大切です。ここでは、一般的なリスクとその対策、そして施術を受けられない方の条件について説明します。
主なリスクと対策
切開リフトは外科手術であるため、腫れ、内出血、痛み、つっぱり感、傷跡の赤み、しびれや知覚の一時的な変化、左右差などが生じる可能性があります。また、頻度は高くないものの、血腫、感染、出血、肥厚性瘢痕やケロイド、皮膚の血行障害、脱毛、顔面神経への影響による表情の動かしにくさなどが起こる可能性もあります。症状の程度や回復期間には個人差があり、状態によっては追加の処置や再手術が必要になる場合もあります。
多くの症状は時間の経過とともに軽減していきますが、こうしたリスクを最小限に抑えるには、解剖を熟知した医師による丁寧な施術が欠かせません。SMASやリガメントの位置は個人によって異なるため、それを正確に把握したうえで引き上げと固定を行うことが、仕上がりの自然さと安全性の両立につながります。
また、術後の指示を守り、経過観察をきちんと受けることも、リスク軽減において重要です。
施術を受けられない方(禁忌)
全身の健康状態によっては、切開リフトを受けられない、あるいは慎重な判断が必要な場合があります。たとえば、重い持病がある方、出血傾向に関わる薬を服用している方、妊娠中・授乳中の方、血糖のコントロールが十分でない糖尿病の方などは、慎重な判断が必要です。また、喫煙は術後の傷の治りに影響するため、事前に医師へ相談してください。
こうした健康状態や生活習慣、服薬の状況をもとに、医師が安全に施術を受けられるかどうかを総合的に判断します。安全に施術を受けるためにも、カウンセリングの段階で健康状態や服薬について正直に伝えることが大切です。
切開リフトの施術の流れ

切開リフトを検討する際は、カウンセリングから術後のケアまでの流れを事前に知っておくと、不安を減らすことができます。ここでは、一般的な施術の流れを段階ごとに整理します。
カウンセリングから手術まで
最初のステップは、医師による診察とカウンセリングです。たるみの原因がどの層にあるのかを確認し、切開リフトが適しているか、どの範囲をどう引き上げるかを設計します。
その後、必要な術前検査を行い、当日の手術に備えます。福岡天神美容クリニックでは、このカウンセリングから手術までを院長が一貫して担当し、営業的な提案ではなく医師の視点から最適な方法をお伝えしています。
術後の経過観察とアフターケア
手術後は、腫れや内出血が落ち着くまでの経過を観察し、必要に応じて処置やアドバイスを行います。傷の状態や仕上がりのなじみ具合を確認しながら、回復をサポートします。
福岡天神美容クリニックでは、施術後のアフターケアまで院長が担当する体制をとっており、一日の手術件数を限定することで一人ひとりに丁寧に向き合える環境を整えています。
後悔しないためのクリニック・医師の選び方

切開リフトは、医師の技術によって仕上がりが大きく左右される施術です。だからこそ、どのクリニックで、どの医師に任せるかが極めて重要になります。
ここでは、後悔しないためのクリニック選びのポイントを整理します。
SMAS・リガメント処理の実績を確認する
切開リフトの効果は、SMASとリガメントをいかに適切に処理できるかにかかっています。したがって、これらの構造を熟知し、切開リフトの実績を十分に積んだ医師を選ぶことが大切です。
日本形成外科学会や日本美容外科学会などが公開している情報も、医療機関や医師の背景を知る手がかりになります。福岡天神美容クリニックの院長は、小顔脂肪吸引を含む輪郭形成手術に長年携わってきました(小顔脂肪吸引4,500件以上、手術合計8,500件以上/院長個人の累計執刀件数・当院調べ。小顔脂肪吸引を含む関連施術の実績であり、切開リフト単独の件数ではありません)。こうした経験をもとに、たるみの構造に合わせた切開リフトを行っています。
院長が一貫して担当する体制の意味
クリニックによって、カウンセリング・手術・術後ケアの担当体制は異なります。そのため、誰が診察し、誰が執刀し、術後にどのようなフォローを受けられるのかを事前に確認しておくことが大切です。
診察から手術、アフターケアまでを同じ医師が一貫して担当する体制では、患者様の状態を理解した医師が継続して対応できるという特徴があります。福岡天神美容クリニックでは、院長がカウンセリングから施術、アフターケアまでを一貫して担当します。
切開リフトそのものの適応や、対象となるたるみの範囲については、切開リフト(フェイスリフト)の施術ページもあわせてご確認ください。
切開リフト前後の生活と仕事復帰のポイント

切開リフトを検討する際、ダウンタイムそのものだけでなく、「いつから普段の生活や仕事に戻れるのか」を具体的に知っておくことは、無理のないスケジュールを組むうえで役立ちます。ここでは、術後の日常生活・仕事復帰の目安と、効果を長持ちさせるためのセルフケアについて説明します。
なお、回復のペースには年齢や体質による個人差があります。
術後の仕事復帰・日常生活の目安
切開リフトの術後は、腫れや内出血が目立ちやすい期間があるため、人前に出る予定は事前に調整しておくと安心です。デスクワークなど身体への負担が少ない仕事であれば、腫れが落ち着いてくる時期を目安に復帰を検討できます。
一方で、力仕事や激しい運動、長時間の入浴やサウナなど血行を強く促す行為は、腫れや内出血を長引かせる可能性があるため、医師の許可が出るまで控える必要があります。まとまった休みを取りにくい方は、連休や長期休暇に合わせて手術日を設定するなど、あらかじめ回復期間を見込んだ計画を立てておくとよいでしょう。
年代によっては仕事や家庭の予定が立て込みやすいため、術前のカウンセリングで自分の生活に合った復帰スケジュールを相談しておくことをおすすめします。
効果を長持ちさせる術前術後のセルフケア
切開リフトの効果を安定させ、長く保つためには、術後の過ごし方も重要な要素になります。術後しばらくは、傷や組織への負担を避けるために、指示された安静や生活上の注意を守ることが大切です。
また、たるみの進行には日々の生活習慣も関わるため、紫外線対策や十分な睡眠、バランスの取れた食事といった基本的な健康管理を心がけることで、術後の良好な状態を保ちやすくなります。急激な体重の増減は顔の脂肪量や皮膚の状態に影響するため、安定した体重を保つこともフェイスラインの維持につながります。
こうしたセルフケアは、切開リフトに限らず、たるみと長く向き合ううえで年代を問わず役立つ視点です。
よくある質問

切開リフトの「何歳から」に関して、患者様からよく寄せられる質問にお答えします。
切開リフトは何歳から受けられますか?
明確な下限年齢はありません。ただし、SMASやリガメントの下垂が原因となるたるみは40代以降に目立ち始めるため、切開リフトを検討される方はこの年代以降が中心です。
年齢よりも、たるみがどの層から来ているかが判断の中心になります。
何歳まで受けられますか?
年齢の上限も一律には定められていません。全身の健康状態や皮膚・組織の状態を医師が確認し、安全に受けられると判断されれば、60代以降でも検討できます。
糸リフトを繰り返してきましたが、切開リフトに切り替えられますか?
多くの場合、切り替えは可能です。糸リフトで十分な効果が得られなくなった段階は、たるみの原因が深い層に移っているサインであることが多く、切開リフトが適しているケースがあります。
まずは現在の状態を診察したうえで判断します。
手術後、周囲に気づかれませんか?
傷は耳の周囲や生え際など目立ちにくい位置に設定され、時間とともに目立ちにくくなります。腫れが落ち着くまでの期間には個人差がありますが、ダウンタイムを経て自然な仕上がりを目指します。
他の美容医療と併用できますか?
たるみの状態や目的によっては、脂肪吸引などと組み合わせて検討する場合があります。併用の可否は、診察のうえで医師が判断します。
効果はどのくらい持続しますか?
切開リフトはSMASを直接引き上げるため、糸リフトやハイフに比べて比較的長期間維持される傾向があります。ただし、加齢による自然な変化は施術後も進むため、持続期間には個人差があります。
日々のセルフケアや生活習慣によっても、良好な状態を保てる期間は変わってきます。
痛みや麻酔について教えてください
切開を伴う施術のため、手術中は麻酔を用いて痛みに配慮します。術後は腫れやつっぱり感を感じることがありますが、時間の経過とともに落ち着いていくのが一般的です。
痛みや麻酔に不安がある方は、カウンセリングの際に医師へ相談しておくと安心です。
まとめ

切開リフトに明確な年齢制限はなく、「何歳から」という数字よりも、たるみがどの層から来ているかが判断の中心になります。皮膚や皮下脂肪の軽度な変化が主な段階では糸リフトやハイフでも効果を実感できますが、SMASやリガメントの下垂が進むと、それらの施術では戻りやすくなります。
土台であるSMASを直接引き上げる切開リフトは、たるみの主要な原因の一つに直接アプローチできるため、40代以降の進行したたるみに対して効果を実感される方が多い傾向があります。一時的な施術を繰り返す場合と、一度の切開を選ぶ場合とでは、効果の持続、メンテナンスの頻度、ダウンタイムや通院の累計といった点で長期的な見え方が変わります。
目先の手軽さだけでなく、長期的な視点も含めて比較することが、納得のいく選択につながります。ただし、費用対効果の感じ方には個人差があります。切開リフトは医師の技術によって仕上がりが左右される施術だからこそ、SMASとリガメントの処理に精通し、診察から施術、アフターケアまでを一貫して担当できる医師のもとで受けることが大切です。
自分のたるみが切開リフトに適した状態なのかを知るために、まずは医師の診察を受け、納得できるまで相談することをおすすめします。
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医











