鏡を見たときに、あご先から耳の下へ続く輪郭がぼやけて見えたり、口の横からあごにかけてもたつきを感じたりすることはないでしょうか。
ハイフや糸リフト、マッサージなどを試したものの、ご自身のたるみの原因に合っていたのか分からないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
フェイスラインのたるみは、皮膚だけの問題ではなく、皮下脂肪、SMAS(表在性筋腱膜系:皮下脂肪の下にある膜状の組織で、表情筋とつながっている)と支持靭帯、骨格といった複数の層の変化が重なって起こります。
そのため、どの層が主に変化しているかによって、日常のケアで向き合える範囲も、合う治療も変わります。
そこで本記事では、フェイスラインのたるみについて、原因を層ごとに整理したうえで、タイプ別のセルフチェックの目安、日常でできる対策とその限界、美容医療の選択肢、切開リフトが働きかける仕組みを解説します。
あわせて、当院のFTB式SMASフェイスリフトと即日小顔脂肪吸引の内容・費用・リスクも紹介します。
なお、本記事の内容は一般的な考え方であり、治療の効果やダウンタイムには個人差があります。
【記事執筆】福岡天神美容クリニック 院長 小林直樹
フェイスラインのたるみとは|輪郭がぼやけて見える状態

ここでは、フェイスラインのたるみがどのような状態を指すのか、むくみや脂肪の多さとどう違うのかを整理します。
フェイスラインのどこに変化があらわれるか
フェイスラインとは、あご先から耳の下まで続く、顔の下側の輪郭のことです。
たるみがあらわれやすいのは、口の横からあごにかけての膨らみ(ジョール)、下あごの骨の縁に沿った輪郭、あご下から首にかけての境目の3か所です。
これらの部位で組織が下がると、下あごの骨の縁がまっすぐに見えにくくなり、輪郭が波打ったように、あるいはぼやけたように見えます。
口の横からあごにかけての膨らみが目立つ状態は、いわゆる「ブルドッグ顔」と呼ばれることもあり、ブルドッグ顔の原因と治療法で詳しく解説しています。
たるみと、むくみ・脂肪の多さの違い
フェイスラインがすっきりしない原因は、たるみだけではありません。
朝に輪郭が重く見えて夕方には落ち着くなど、日によって変わる場合は、一時的なむくみが関わっていることがあります。
一方、体重が安定していても年単位で少しずつ輪郭が下がってきた場合は、皮膚や支持組織のゆるみによるたるみが考えられます。
若いころから頬やあご下にふっくらとした丸みがある場合は、たるみではなく、生まれつきの脂肪のつき方や骨格による形であることも少なくありません。
この3つは重なっていることも多いため、見た目だけで決めつけず、原因を分けて考えることが大切です。
フェイスラインがたるむ原因は複数の層の変化

顔は、外側から皮膚、皮下脂肪、SMAS、その奥の筋肉や骨という層が重なってできています。
フェイスラインのたるみは、このうち1つの層だけで起こるのではなく、複数の層の変化が組み合わさって起こると考えられています。
ここでは、層ごとに起こる変化を順に紹介します。
皮膚のハリと弾力の低下
皮膚の奥にある真皮(皮膚の土台となる層)では、年齢とともにハリを支えるコラーゲンや、弾力を保つエラスチンという線維が減っていきます。
紫外線を長年浴びることによる光老化(紫外線による肌の変化)も、この線維の変化を進める要因の1つです。
皮膚が薄く伸びやすくなると、下にある組織を支える力が弱まり、輪郭のゆるみとして目に見えやすくなります。
皮下脂肪の量と位置の変化
顔の皮下脂肪は、一枚の層として均一に広がっているのではなく、いくつかの区画に分かれていることが解剖の研究で示されています。
年齢とともに、区画ごとに脂肪の量が増えたり減ったり、位置が下がったりすることで、顔の凹凸のバランスが変わります。
口の横からあごにかけての脂肪が下がったり増えたりすると、下あごの骨の縁に沿って膨らみが出て、輪郭に段差ができます。
あご下に脂肪がつきやすい方では、あご下から首への境目があいまいになることもあります。
SMASと支持靭帯のゆるみ
SMASは、皮膚と皮下脂肪を下から支え、表情筋とつながっている膜状の組織です。
顔にはリガメント(支持靭帯:皮膚やSMASなどの組織を骨や深い部分につなぎとめている線維性の組織)が点在しており、組織が下がりすぎないように支えています。
年齢とともにSMASや支持靭帯がゆるむと、皮膚と皮下脂肪がSMASごと下へ移動しやすくなります。
下あごの骨の縁には、ジョールの脂肪と首側の脂肪を隔てる膜状の仕切りが骨に付着しています。
組織が下がっても、ジョールの脂肪はこの仕切りより下には移動しにくく、骨の縁の上にたまるような膨らみとして目立つことが解剖の研究で報告されています。
支持靭帯の役割については、切開リフトのリガメントとはで詳しく解説しています。
下あごの骨(下顎骨)の変化
骨もまた、年齢とともに少しずつ形が変わる組織です。
CT画像を用いた研究では、年齢が上がるにつれて下あごの骨の高さや長さが減り、あごの角(下顎角)の角度が大きくなる傾向が報告されています。
骨の土台が小さくなると、その上にある皮膚や脂肪が余った状態になり、輪郭のゆるみにつながると考えられています。
咬筋(エラの筋肉)や体重の変化、生活習慣
奥歯をかみしめる咬筋(エラの部分にある筋肉)が発達している方は、輪郭が四角く見え、たるみと重なって下顔面が大きく見えることがあります。
体重の増減も、皮下脂肪の量と皮膚の伸び縮みを通じて、フェイスラインの見え方に関わります。
一卵性双生児を比べた研究では、喫煙や紫外線を浴びる習慣、体重の違いなどが、見た目の年齢の差に関わっていたと報告されています。
自分のフェイスラインのたるみはどのタイプ?セルフチェックの目安

ここでは、主にどの層の変化が関わっているかを考えるための目安を紹介します。
まずは、タイプごとの特徴を表で確認しておきましょう。
| タイプ | よくみられる特徴 | セルフチェックの目安 | 一般的に選択肢となる治療の例 |
|---|---|---|---|
| 皮膚が中心 | 肌のハリの低下、細かいしわ、輪郭のゆるみが軽い | 頬を指で軽くつまむと薄く、戻りがゆっくりに感じる | 照射治療、肌質に働きかける治療、日常のケア |
| 脂肪が中心 | 若いころから丸みがある、あご下や口横に厚みがある | 体重の変化で輪郭が変わる、つまむと厚みがある | 脂肪吸引 |
| SMASと支持組織のゆるみが中心 | 口の横からあごの膨らみ、輪郭の段差、ほうれい線やマリオネットラインも目立つ | 耳の前の皮膚を指で斜め上に軽く引き上げると、輪郭が整って見える | 切開リフト、糸リフト |
| 骨格や咬筋が関わる | エラが張って見える、あごが小さく見える | かみしめたときのエラの盛り上がりが大きい | たるみ治療とは別の検討が必要になることがある |
実際には複数のタイプが重なっていることが多く、表はあくまで目安です。
セルフチェックは原因を考えるための手がかりであり、治療が必要かどうかや、どの治療が合うかを判断するものではありません。
皮膚の変化が中心のタイプ
肌のハリが落ちてきた、細かいしわが増えたと感じる一方で、輪郭の段差はまだ目立たない場合は、皮膚の変化が中心と考えられます。
このタイプでは、日常の紫外線対策や保湿に加えて、皮膚や皮下の組織に熱で働きかける治療などが検討されます。
脂肪の量が中心のタイプ
若いころから頬やあご下に丸みがあり、体重が増えると輪郭がさらにぼやける場合は、脂肪の量が主に関わっている可能性があります。
このタイプでは、引き上げるだけでは厚みが残るため、脂肪吸引などで量を整える方法が合うことがあります。
ただし、皮膚やSMASのゆるみもある状態で脂肪だけを減らすと、かえって皮膚の余りが目立つ場合があるため、診察で両方の状態を確認することが大切です。
SMASと支持組織のゆるみが中心のタイプ
耳の前の皮膚を指で斜め上に軽く引き上げたとき、口横からあごの膨らみが消えて輪郭がまっすぐに近づく場合は、組織が下がっていることが主な原因である可能性があります。
同時に、ほうれい線やマリオネットライン(口角から下に伸びる線)が深くなっていることも多いタイプです。
このタイプでは、下がった組織を元の位置の方向へ戻す治療として、切開リフトや糸リフトが検討されます。
口の横のたるみについては、口元・口横のたるみは切開リフトで改善できる?もあわせてご覧ください。
骨格や咬筋が関わるタイプ
エラが張って輪郭が四角く見える場合や、あごが小さく後ろに下がっていて、あご下がもたついて見える場合は、骨格や咬筋の形が関わっていることがあります。
このタイプでは、たるみの治療だけでは輪郭の形が変わりにくいことがあり、たるみ治療とは別の方法を検討する必要がある場合もあるため、診察でご相談ください。
日常でできるフェイスラインのたるみ対策と、その限界

ここでは、毎日の生活で取り組める対策と、セルフケアで変えにくいことを紹介します。
日常のケアは、たるみを元に戻すというよりも、変化の進み方に関わる要因を減らしていくための取り組みです。
紫外線対策と保湿を続ける
紫外線は、真皮のコラーゲンや弾力線維の変化に関わる要因の1つです。
日焼け止めを毎日使うグループと、必要なときだけ使うグループを比べた無作為化比較試験(参加者をくじ引きのようにグループに分けて比べる研究)があります。
この研究では、毎日使うグループで、4年半後の皮膚の光老化の進み方が小さかったと報告されています。
季節や天候にかかわらず日焼け止めを使い、帽子や日傘も組み合わせると取り入れやすくなります。
保湿は、肌の乾燥による小じわを目立ちにくくするために役立ちますが、たるみそのものを引き上げるものではありません。
体重の急な増減を避け、喫煙を控える
短い期間で体重が大きく増えたり減ったりすると、皮下脂肪の量と皮膚の伸び縮みが追いつかず、フェイスラインの見え方が変わりやすくなります。
喫煙は、皮膚の血流やコラーゲンに影響し、肌の老化に関わることが知られています。
体重を安定させることと禁煙は、フェイスラインに限らず、治療を受ける場合にも土台となる取り組みです。
表情筋トレーニングやマッサージの考え方
顔の筋肉を動かす運動については、中年女性が20週間続けたところ、頬のふっくら感の評価が改善したとする小規模な研究があります。
ただし、参加者の数が少なく、比べる対照のグループもない予備的な研究であるため、フェイスラインのたるみに対する効果は十分に確かめられているとはいえません。
強い力で肌をこする、顔を強く押し続けるといったマッサージは、皮膚に負担をかけるおそれがあるため控えましょう。
セルフケアで変えにくいこと
日常のケアで向き合えるのは、主に皮膚の状態と、体重や生活習慣が関わる部分です。
すでに下がったSMASや支持靭帯の位置、下あごの骨の形、余った皮膚の量は、セルフケアで元に戻すことは難しいと考えられています。
輪郭の段差がはっきりしてきた場合は、自己流のケアを続けるよりも、医療機関でたるみの原因を確認してもらうとよいでしょう。
フェイスラインのたるみに対する美容医療の選択肢

フェイスラインのたるみに用いられる治療は、働きかける層がそれぞれ異なります。
まずは、主な治療の特徴を表で比べてみましょう。
| 治療 | 主に働きかける層 | 合いやすい悩み | ダウンタイムの考え方 | 効果の続き方の考え方 |
|---|---|---|---|---|
| 照射治療(ハイフ・高周波など) | 皮膚、皮下、機器によってはSMAS付近 | 皮膚のゆるみが軽いもの | 比較的短いことが多い | 繰り返しの治療を前提とすることが多い |
| 糸リフト | 皮下の組織 | 軽度から中等度の組織の下がり | 数日から1、2週間の腫れなど | 糸の種類や状態により異なり、一定期間ごとに検討されることが多い |
| 注入治療(ヒアルロン酸など) | 骨の上や皮下 | ボリュームの減少、くぼみ | 比較的短いことが多い | 製剤が吸収されるため、繰り返しが前提 |
| 脂肪吸引 | 皮下脂肪 | 脂肪の厚み | 腫れや内出血、硬さが数週間から数か月 | 取り除いた脂肪細胞は戻らないが、体重の変化の影響は受ける |
| 切開リフト | 皮膚とSMAS | 組織の下がりと皮膚の余り | 腫れや内出血が数週間、完成まで数か月 | 加齢による変化は続き、持続には個人差があるが、年単位で経過をみる手術 |
どの治療にも合う悩みと限界があり、優劣ではなく働きかける層の違いとして捉えることが大切です。
照射治療(ハイフ・高周波など)
ハイフ(高密度焦点式超音波)や高周波(ラジオ波)の機器は、熱のエネルギーで皮膚や皮下の組織に働きかけ、引き締まりを目指す治療です。
メスを使わずダウンタイムが比較的短い一方で、組織の下がりが大きい場合や、皮膚の余りが多い場合には、変化を感じにくいことがあります。
医師ではない者が業としてハイフの施術を行うことは医師法に違反するとの考え方が、厚生労働省の通知(令和6年6月7日)で示されているため、施術を受ける場合は医療機関で行いましょう。
切開リフトとハイフの違いは、切開リフトとハイフはどっちがいい?で詳しく比較しています。
糸リフト
糸リフトは、突起などのついた糸を皮下に通し、組織を引き上げる方向に支える治療です。
切開をせずに受けられる一方で、作用するのは主に皮下の組織であり、糸が吸収される種類では、効果の続き方にも限りがあります。
糸リフトを受けても変化を感じにくかった理由については、糸リフトの効果がないと感じる原因とは?で解説しています。
注入治療(ヒアルロン酸など)
ヒアルロン酸の注入は、骨の上や皮下にボリュームを補い、くぼみを目立ちにくくする目的で用いられます。
注入治療は下がった組織そのものを引き上げる治療ではないため、たるみの原因がどこにあるかを確認したうえで検討することが大切です。
脂肪吸引
脂肪吸引は、頬やあご下などの皮下脂肪を細い管で吸い出し、厚みを整える手術です。
脂肪の量が輪郭のぼやけの主な原因である場合に向いていますが、皮膚やSMASのゆるみが大きい場合は、脂肪を減らすだけでは輪郭が整いにくいことがあります。
あご下のたるみについては、顎下のたるみ治療で詳しく解説しています。
切開リフト(フェイスリフト)
切開リフトは、耳の前などを切開して皮膚とSMASを引き上げ、余った皮膚を処理する手術です。
組織の下がりと皮膚の余りの両方に働きかけられる一方で、手術であるため、ほかの治療と比べてダウンタイムが長く、傷跡やリスクについての理解が必要です。
次の章で、切開リフトがフェイスラインのたるみに働きかける仕組みを詳しく紹介します。
切開リフトがフェイスラインのたるみに働きかける仕組み

ここでは、SMASと支持組織のゆるみが中心のタイプで検討される切開リフトについて、どのようにフェイスラインに働きかけるのか、どのようなことが変えにくいのかを解説します。
SMASを引き上げ、余った皮膚を処理する
切開リフトでは、皮膚の下にあるSMASを処理して引き上げ、その上で余った皮膚を切り取って縫い合わせます。
皮膚だけを強く引っ張るのではなく、皮膚と皮下脂肪を支えている層ごと位置を整えることで、口横からあごにかけての膨らみと輪郭の段差に働きかけます。
なお、表情を動かす顔面神経は、SMASより深い層を走行しているため、手術ではこの位置関係を踏まえた操作が求められます。
SMASを扱う手術の仕組みについては、SMASフェイスリフトの効果とは?で解説しています。
切開幅によって働きかける範囲が変わる
当院のFTB式SMASフェイスリフトでは、耳珠軟骨(耳の穴の前にある小さな突起)までのロングと、耳下までのエクストラロングの2つの切開幅から選んでいただけます。
施術ページでは、ロングは目元から顔の中央まで、エクストラロングは目元からほうれい線、口元(マリオネットライン)までのたるみを対象としてご案内しています。
フェイスラインのどの範囲にたるみがあるかによって適した切開幅は異なるため、診察で状態を確認し、医師がご説明します。
切開幅の違いは、切開リフトの切開幅はどう選ぶ?で詳しく解説しています。
脂肪吸引や糸リフトと組み合わせる場合
たるみと脂肪の厚みの両方がある場合は、切開リフトと脂肪吸引を組み合わせて、引き上げと脂肪の量の調整を同時に検討することがあります。
当院の施術ページでも、必要に応じて脂肪吸引や糸リフトを同時に行い、フェイスラインを整える方法をご案内しています。
組み合わせることで手術の範囲が広がるため、ダウンタイムやリスクについても診察で確認しておきましょう。
切開リフトと脂肪吸引を同時に行う場合については、切開リフトと脂肪吸引の同時施術とは?で解説しています。
切開リフトでも変えにくいこと
切開リフトは下がった組織と余った皮膚に働きかける手術であり、骨格の形やエラの筋肉の厚みを変えるものではありません。
肌のきめやハリなどの質感、細かいしわも、手術だけでは変わりにくい部分です。
首のたるみや、あご下から首にかけての状態は、切開リフトの範囲だけでは十分に変わらない場合があり、切開リフトで首のたるみは改善できる?で詳しく解説しています。
また、手術のあとも加齢による変化は続くため、効果がいつまでも続くことを保証するものではありません。
フェイスラインのたるみの治療を選ぶ前に確認したいこと

ここでは、治療を選ぶ前に整理しておきたい点を紹介します。
たるみの原因が1つとは限らない
フェイスラインのたるみは、皮膚、脂肪、支持組織、骨格の変化が重なっていることが多く、1つの治療ですべてに働きかけられるとは限りません。
どの層の変化が大きいかによって、治療の優先順位や組み合わせ方が変わるため、医師の診察で原因を確認してから治療を選ぶことが大切です。
ダウンタイムと通院回数を長い目で比べる
メスを使わない治療は1回あたりのダウンタイムが短い一方で、効果を保つために繰り返し受けることを前提とするものが多くあります。
切開リフトは1回のダウンタイムが長い一方で、持続には個人差があるものの、年単位で経過をみる手術です。
1回あたりの費用やダウンタイムだけでなく、続けた場合の通院回数、ダウンタイムの合計、費用の合計もあわせて比べると、ご自身の生活に合った選び方がしやすくなります。
診察で医師に伝えたいこと
診察では、いつごろから、どの部位のどのような変化が気になっているかを具体的に伝えると、原因を考えやすくなります。
これまでに受けた美容医療の種類と時期、使用中の薬やサプリメント、持病、喫煙の有無も、治療の選び方やリスクに関わるため必ずお伝えください。
仕事や予定の都合で取れる休みの長さも、治療を選ぶうえで大切な情報です。
カウンセリングで確認したいことは、切開リフトのカウンセリングで聞くべきことで詳しく紹介しています。
当院の切開リフトと小顔脂肪吸引の内容・費用・リスク

ここでは、当院(福岡天神美容クリニック)で行っているFTB式SMASフェイスリフトと即日小顔脂肪吸引について、内容、費用、主なリスクを紹介します。
いずれも自由診療のため、公的医療保険は適用されません。
適応の可否や具体的な治療内容は、診察を行ったうえで判断します。
FTB式SMASフェイスリフトの費用・施術時間・通院
| 項目 | 内容(2026年11月5日確認) |
|---|---|
| 施術名 | FTB式SMASフェイスリフト(FTBリフト2本が表示価格に含まれ、3本目以降を追加する場合は1本ごとに追加料金) |
| 切開幅 | 耳珠軟骨までのLong(ロング)と、耳下までのExlong(エクストラロング)の2種類 |
| 施術時間 | 60分から80分(施術ページの表記) |
| 手術と術後の診察 | 手術は1回(抜糸なし)。経過観察のため、術後1週間後、1か月後、2か月後にご来院いただいています |
| ダウンタイムの目安 | 施術ページでは、腫れは術後2週間から4週間でより自然になり、最終的な完成は術後2、3か月から6か月とご案内しています。経過には個人差があります |
| Long(耳珠軟骨まで) | 定価800,000円(税込880,000円)/モニター価格500,000円(税込550,000円) |
| Exlong(耳下まで) | 定価1,200,000円(税込1,320,000円)/モニター価格800,000円(税込880,000円) |
| FTBリフト追加(1本ごと) | 定価70,000円(税込77,000円)/モニター価格40,000円(税込44,000円) |
| 麻酔(料金ページ掲載の別料金) | 笑気麻酔20,000円(税込22,000円)/静脈麻酔60,000円(税込66,000円)/表面麻酔5,000円(税込5,500円)。使用する麻酔の方法は診察で決定します |
| 別途必要になりうる費用 | 上記の麻酔料金、3本目以降のFTBリフト、同一のお悩みで2回目以降のカウンセリングを受ける場合の再診料(料金ページでは15,000円とご案内しています)。術前検査、処方薬、追加の処置、修正や再手術などの費用の扱いは治療内容により異なるため、診察時の見積書でご確認ください |
| モニター価格の条件 | 施術前後の写真撮影と通院が可能な方が対象です。写真は一部加工(モザイク等)のうえ、当院のホームページ、SNS、ポータルサイトなどで症例データとして利用します |
| お支払い方法 | 現金、クレジットカード、メディカルローン |
料金は改定される場合がありますので、最新の内容は切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)の施術ページでご確認ください。
即日小顔脂肪吸引の費用・施術時間
| 項目 | 内容(2026年11月5日確認) |
|---|---|
| 治療内容 | 細い管(カニューレ)で顔の余分な脂肪を吸引し、FTBリフトで皮膚を引き上げた状態で固定する施術 |
| 対象部位 | フェイスライン、あご下、エラ下、ジョールファット(口横からあごにかけての脂肪) |
| 施術時間 | 40分から50分程度(施術ページの表記) |
| 通院回数 | 1回(抜糸不要) |
| 脂肪吸引1部位(FTBリフト2本込み) | 定価330,000円(税込363,000円)/モニター価格278,000円(税込305,800円) |
| 脂肪吸引の部位追加(1か所ごと) | 定価230,000円(税込253,000円)/モニター価格170,000円(税込187,000円) |
| FTBリフト追加(1本ごと) | 定価70,000円(税込77,000円)/モニター価格40,000円(税込44,000円) |
| ダウンタイムの目安 | 施術ページでは、腫れは術後2週間から4週間でより自然になり、最終的な完成は術後2、3か月から6か月、内出血は2週間から3週間程度で落ち着くとご案内しています。経過には個人差があります |
| 別途必要になりうる費用 | 麻酔料金(料金ページ掲載額は上の表と同じ)、同一のお悩みで2回目以降のカウンセリングを受ける場合の再診料(料金ページでは15,000円とご案内しています) |
| モニター価格の条件 | 上の表と同じく、施術前後の写真撮影と通院が可能な方が対象です |
最新の内容は即日小顔脂肪吸引の施術ページでご確認ください。
主なリスク・副作用と受けられない場合
切開リフトの主なリスク・副作用には、腫れ、内出血、痛み、頭痛や頭皮のつっぱり感、硬さやひきつれ、しびれや感覚の鈍さ(耳たぶのしびれを含む)、傷跡の赤みや色素沈着、肥厚性瘢痕、左右差、血腫、漿液腫、感染、皮膚の血流障害や壊死、創傷治癒不良、脱毛や生え際の変化、耳周囲の形の変化、顔面神経の障害、麻酔に伴うリスク、再手術の可能性があります。
脂肪吸引の主なリスク・副作用には、腫れ、内出血、痛み、感覚の鈍さ、皮膚の硬さやひきつれ、凹凸、左右差、皮膚のたるみが目立つこと、血腫、感染、顔面神経の枝(下顎縁枝)の障害による口角の動きの左右差、麻酔に伴うリスクがあります。
当院の施術ページでは、脂肪吸引をした部位の感覚が鈍くなることがあるが1か月から2か月かけて戻っていくこと、硬く拘縮することがあるが2か月から3か月かけて戻っていくことをご案内しています。
FTBリフト(糸による処置)では、糸の露出、感染、ひきつれ、異物感、皮膚のくぼみが生じることがあります。
妊娠中の方は、待機的な美容外科手術を控えることが一般的で、授乳中の方は、麻酔や処方薬を含めて個別の確認が必要です。
出血しやすい体質の方、コントロールが不十分な糖尿病や高血圧などの持病がある方、ケロイド体質の方、喫煙される方は、施術を受けられない場合や、慎重な検討が必要な場合があります。
喫煙は皮膚の血流を妨げ、切開リフト後の皮膚の壊死や傷の治りの遅れのリスクを高めるとされているため、術前後の禁煙についても診察でご説明します。
抗凝固薬・抗血小板薬を使用している方は、自己判断で中止せず、処方医と担当医に相談してください。
アスピリンや一部の鎮痛薬(NSAIDs:一般的な解熱鎮痛薬の一群)、サプリメントも出血のリスクに影響する場合があるため、使用中のものはすべて申告してください。
効果のあらわれ方や持続、ダウンタイムの経過には個人差があり、結果を保証するものではありません。
切開リフトのリスクを詳しく知りたい方は、切開リフトのデメリットとリスクもあわせてご覧ください。
フェイスラインのたるみに関するよくある質問

ここでは、フェイスラインのたるみについてよくいただく質問にお答えします。
フェイスラインのたるみは何歳ごろから気になりやすいですか?
たるみが気になり始める時期は、肌質や骨格、体重の変化、紫外線を浴びてきた量などによって大きく異なり、一律の年齢はありません。
年齢よりも、どの層にどの程度の変化があるかが、治療を考えるうえでの手がかりになります。
切開リフトを検討できる年齢の考え方は、切開リフトは何歳から受けられる?で解説しています。
マッサージや筋トレでフェイスラインのたるみは治りますか?
顔の運動の効果を調べた研究は少なく、規模も小さいため、フェイスラインのたるみを改善できるとは言い切れません。
すでに下がった支持組織の位置や余った皮膚は、マッサージや筋トレで元に戻すことは難しいと考えられています。
強い摩擦は肌への負担になるため、取り入れる場合はやさしい力で行いましょう。
ハイフや糸リフトで満足できなかった場合、切開リフトは受けられますか?
ハイフや糸リフトを受けたことがある方でも、切開リフトを検討できる場合があります。
ただし、以前の治療の種類や時期、糸が残っているかどうかによって手術の計画が変わることがあるため、受けた治療は必ず診察でお伝えください。
糸リフトのあとに切開リフトを受ける場合の注意点は、切開リフトと糸リフトは併用できる?で解説しています。
脂肪吸引だけでフェイスラインのたるみは解消できますか?
脂肪の厚みが主な原因の場合は、脂肪吸引で輪郭が整いやすくなることがあります。
一方で、皮膚やSMASのゆるみが大きい場合は、脂肪を減らすだけでは皮膚の余りが残ったり、かえって目立ったりすることがあります。
どちらが主な原因かによって、脂肪吸引、切開リフト、両方の組み合わせのいずれが合うかが変わるため、診察でご相談ください。
まとめ

フェイスラインのたるみは、皮膚のハリの低下、皮下脂肪の量と位置の変化、SMASと支持靭帯のゆるみ、下あごの骨の変化などが重なって起こります。
どの層の変化が主に関わっているかによって、日常のケアで向き合える範囲も、合う治療も異なります。
紫外線対策や保湿、体重の安定、禁煙は、変化の進み方に関わる要因を減らす取り組みとして続ける価値がありますが、すでに下がった組織を元に戻すことは難しいと考えられています。
照射治療、糸リフト、注入治療、脂肪吸引、切開リフトは働きかける層が異なるため、優劣ではなく、ご自身のたるみの原因に合うかどうかで選ぶことが大切です。
SMASと支持組織のゆるみが中心の場合、切開リフトは下がった組織と余った皮膚の両方に働きかける選択肢になりますが、効果やダウンタイムには個人差があり、結果を保証するものではありません。
当院では、切開リフト(FTB式SMASフェイスリフト)と即日小顔脂肪吸引について、医師が直接カウンセリングを行い、たるみの原因を確認したうえで治療の方法をご説明しています。
フェイスラインのたるみについて詳しく知りたい方は、まずは診察でご相談ください。
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記事執筆:福岡天神美容クリニック 院長 小林 直樹
小顔・輪郭専門医として、ダウンタイムを最小限に抑えた施術に注力。糸リフト、脂肪吸引、切開リフトなどで「腫れにくさ」「自然な仕上がり」を追求してきました。
これまでに顔の脂肪吸引だけで累計4,500件以上、総症例数は1万件超を経験。2024年には年間脂肪吸引症例数 日本一を獲得するなど、豊富な実績に裏打ちされた確かな技術を持ちます。
また、二重整形やくまとり、眉下切開、たれ目形成などの目元治療、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの若返り治療も得意分野。丁寧なカウンセリングと万全のアフターフォローで、患者様一人ひとりに寄り添った美容医療を提供しています。
「安心して任せられる美容医療」を信条に、理想の美しさと満足をお届けいたします。
【所属学会】
・日本美容外科学会(JSAS)
・アラガンボトックス認定医
・ジュビダームビスタ認定医
参考資料
本記事は、以下の資料などをもとに作成しています。
ご自身のたるみの原因や治療については、診察時に担当医へご確認ください。
- 顔の皮下脂肪の区画について:The fat compartments of the face: anatomy and clinical implications for cosmetic surgery(Plastic and Reconstructive Surgery, 2007)
- 下あごの骨の縁の仕切りとジョールの脂肪について:The mandibular septum: anatomical observations of the jowls in aging-implications for facial rejuvenation(Plastic and Reconstructive Surgery, 2008)
- 下あごの骨の加齢による変化について:Aging of the mandible and its aesthetic implications(Plastic and Reconstructive Surgery, 2010)
- 喫煙・紫外線・体重などと見た目の年齢の関係について:Factors contributing to the facial aging of identical twins(Plastic and Reconstructive Surgery, 2009)
- 日焼け止めの毎日の使用と皮膚の光老化について:Sunscreen and prevention of skin aging: a randomized trial(Annals of Internal Medicine, 2013)
- 顔の運動とたるみの評価について:Association of Facial Exercise With the Appearance of Aging(JAMA Dermatology, 2018)
- 切開リフトの術式と合併症について:Cervicofacial Rhytidectomy(StatPearls, NCBI Bookshelf)
- 医師以外によるハイフの施術について:医師免許を有しない者が行った高密度焦点式超音波を用いた施術について(厚生労働省)










